My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2013/07/28

手作りの調味料

金曜日の夜からソウル近郊のドン家に帰省してました。
ドンママ手作りの料理をたっぷり堪能しましたよ~

ドン家はおばあちゃん(ドンママのお母さん)、ドンママ、ドンパパの三人暮らしですが、
この日は、ドン姉(さや姉って呼ぶ感じで)とドン姉旦那、ドン姉息子もいました。

私はドン姉の旦那さんとは初対面。
軍人さんなんですが、とてもさわやかで若さ溢れる青年でした!
義理のお兄さんに当たりますが、歳は私よりも下。(ちょうど私の二番目の弟と同い年)
ドン姉とドン姉旦那はかなーりの歳の差結婚、しかも韓国では珍しい姉さん女房なんです。

まあ、向こうの親が結婚に反対したとか、なんか色んな話を聞いてましたが、
ドン姉息子の面倒も良く見てたし、なんだか安心。(何様)

息子用の赤ちゃん用の洗濯機も買ってました。
小さくてもしっかりとした洗濯機で、赤ちゃんがいるおうちでは人気らしい。
日本にもあるのかな?
大人のと一緒に洗うとホコリがつくから、という理由で購入するらしいんだけど、
そこまでするんだ~とびっくりしました。
赤ちゃん製品市場も生き残りをかけて頑張ってるね。。。

ドンママも相変わらずのサバサバさ。
けれど「二人に会えると思ったら、嬉しくて寝れなかった」と言う可愛さも。
再会したらすぐに抱きしめてくれました。

私にとって「大好きな最愛のドンちゃんを産んで育てたママ」というだけでも、
愛しすぎる存在なのに、とても優しくて面白いドンママの魅力にますますはまっていく。

ドンパパも相変わらず愛情あふれる家族思いの方で、ドン姉息子が一番懐いてました。

「あなたより息子の方がかっこいいのよ」とドンママが言うと
「もちろん、僕より息子の方が良いに決まってるじゃん~」って笑うドンパパ。

「若いころあなた本当不細工で、私はあなたの顔は気に入らなかったけど、
性格が良かったから結婚したんだからね」ってドンママが言うと、
「いや~結婚してくれてありがとう」って笑うドンパパ。

ドンママが正直すぎてうける(笑)

挙句の果てには、

「ぼくと若いころのお父さん、どっちがかっこいい?」とドンちゃんが聞くと
「当然、ドンちゃんに決まってるじゃん」と即答するおばあちゃん。

どんだけドンパパ不細工キャラ(笑)
でも笑ってニコニコしてるんだから、優しい人だな~って思う。
ドンちゃんが私を大事に大切にしてくれるのは、
ドンパパを見て育ったからなんだろうな。


と、家族のことを書くとネタが尽きないので、さっそく本題へ。

帰り際にドンママから手作りの調味料をもらいました。
市販の調味料は美味しくないから使えないというドンママ。
ドンパパの光州おばちゃんから受け継いで作っている調味料たちを分けてくれました。
↓手作りの調味料を、空き容器にせっせと詰めてくれました。





まずは멸치엑젓、煮干しの液状の塩辛。(写真左)



↑もらったものを全部使い切ってしまったので欲しいと言ってたおいたので、
先週から実際に煮干しを漬けて作ってくれてました。
写真はそれを容器に移しているところ。ドンちゃんが支えて、ドンママが入れてます。
(手伝えよ)
市販のは色がこれよりも濃いらしいのですが、ドンママいわく、それはナンセンス。
色はこのぐらいの薄さの方が美味しいのだそう。
スープを作るときや、塩で味を締める料理に塩の代わりに使いなさいとのこと。


写真真ん中は梅エキス。
4月に大量に梅を買い、砂糖と一緒につけて置いたものらしい。
お肉を付けたり、プルコギの味付けに使ったり、ヤンニョンに砂糖代わりに使ったり、
調味料としても万能なんですが、消化が悪い時にお湯やお水で割って飲んでも効果抜群。
来年の春は一緒に梅エキスを漬ける約束をしました。

写真右は、なんと醤油。조선간장です。日本語では(朝鮮醤油)と訳せます。
韓国のお醤油は、국간장、양조간장、진간장と三種類あるのですが、
朝鮮醤油はそのうちの국간장と同じようなもの。
ただ、朝鮮半島特有の作り方で作った醤油らしく、
日本の製法と区別するために「朝鮮」と名づけたみたいです。

このお醤油、作るのが難しいと聞いているので、手作りって聞いてびっくり。
これもドンパパのお母さんから教わったものらしい。
市販のとは比べられないぐらい香り高いです。
ドンママいわく、この醤油は主に和え物に使うこと。
秋になれば、大根の생체(日本でいう膾)で使うと美味しいよとのこと。


そして、最後に




手作り味噌ももらいました。韓国語では、집된장、家のお味噌と言います。
これも光州のおばあちゃんのお家で漬けたもの。





韓国の味噌は日本のお味噌とは味が違います。
ぴりりと辛くそれでいて深い味。写真のように唐辛子の粉が入ってたりします。
とても欲しかったので、嬉しい~!

大切に使おうと思います。






で、さっそく今日のお昼に作ったもの。

朝鮮醤油は茄子の和え物に。
蒸したナスを裂いて水気を良く切って、
醤油とニンニクのみじん切り、ゴマをパラパラ、最後にごま油をちょこっと。

味噌はチゲではなくて、普通に汁物に。
韓国はチゲだけじゃなくてお味噌汁も作ります。
(味噌チゲと味噌汁の違いはヤンニョンがあるかないかだと思う。)

煮干しと昆布とシイタケで出汁をとって、牛肉を入れて煮て灰汁を取り、
じゃがいもとたまねぎをいれて煮て、最後にお味噌を溶かして、
ニンニクのみじん切りを入れれば完成。

どれもドンママのレシピです。




ご飯はエゴマの葉の醤油漬け。
これはドンちゃんの上司の奥さん手作り。醤油とお酢がきいておいしい。


手作りの調味料を手間暇かけて作る理由は、おいしいから、というシンプルなもの。
でも納得。だって家で家族一緒に、美味しいものを食べるときが一番幸せだもん。
ドンママのその思いを、私もいつか自分の子供に伝え行きたいなって、強く思いました。






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