My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2018/08/24

絵本に出会い直す


最近、オノマトペやリズム系の絵本からストーリーがある絵本へ関心がシフトした息子。そんな息子が好みそうな絵本を色々と探している時、ついつい一緒に買ってしまうのが同じく自分が読みたい絵本。まだ息子には早いかなぁと思いつつ、いつか読めるし、何より自分が読みたいし、本にはお金を惜しまないという家庭で育ったこともあり、躊躇なくバンバン買ってしまっています。課金しまくり。絵本沼にズブズブ入ってます。





最近買った中で一番はイザベル・シムレールの「シルクロードのあかい空」という絵本。昆虫学者が新疆ウイグル自治区を旅するストーリーで、民俗学的視点から見ても面白いし、まるで蚕さんが出す糸のような壮麗な絵にもうっとり。



福島の民話をおさめた「猫魔ヶ岳の妖怪」という絵本も良かった。秋田の八郎に続き、地方の民話系の本を探している時に出会った本で、ストーリーは大人が読んでも切なく深く、変に教訓じみてない。絵も日本画っぽさがあって好きです。



安野さんの旅の絵本も。これは先月出た新刊ではなく、7で中国編。北宋の画家である張択端の清明上河図のパロディーです。最近読んだ安野さんのエッセイ「会いたかった画家」でも紹介されていたし、私も明代の仇英が描いた模写は本物を見たことがあったので買ってみました。息子が寝た後にペラペラとめくるだけだけど、生活風景が描かれていて楽しい気分になります。実家父も好きで何冊か揃っているので、帰省の時に持って帰ろうと企み中。




あと、韓国の絵本も購入しました。すいかのプール。これ、岩波書店から翻訳されて日本でも発売されている有名な絵本。読むと子供の際限ない自由で楽しい空想を体験できて嬉しくなります。本当に面白い!間違いなく、この夏のナンバーワンです。息子もどんちゃんの膝に座って楽しそうに読んでいるから良かった。これを機に韓国の絵本の世界も開拓しようと考え中。
ちなみに翻訳者の斉藤さんは、今韓国で売れているフェミニズム小説「82年生まれキムジヨン」の翻訳者でもあり、秋に日本で発売されるみたいです。これ読みたい。

昨日はイランの絵本も買ったし、絵が気に入った可愛い絵本も買ったので、早く読みたいし読んであげたいな。

絵本や本をたくさん読んで育ったし、読書は生活に欠かせない自分の一部だし、今までの人生を振り返ったら物語にたくさんたくさん助けられてきたので、息子にもそうであってほしいなぁとポワポワ考えています。日本語でも韓国語でもはたまた私が知らない言語でも、どんな言葉でも構わないから、本を読む楽しみを知ってほしいな。

と言っても難しいこともせず,力まず。自分が両親にしてもらった家庭教育を振り返り、自分がしてもらったことを息子にもしてあげつつ、今までの通り私が読書を楽しんでいればいいかなぁと楽観的に考えています



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2018/08/22

お義母さん


台風19号の影響で、生温い不気味な風が吹くヨスです。最近、日中は日差しは強いけれど、猛暑日と比べたら幾分過ごしやすくなりました。お友達とお互いの子供を連れてカフェに行き、抱っこ紐をして公園をぐるっとお散歩できるぐらい。

ドンママが羽を伸ばしにヨスに来てくれることになり、浮足立っています。ずっと来て欲しかったし、どんママも来たがっていたけれど、おばあちゃんの介護があったからなかなか来れなかったもんね。

お葬式の時、どんママの友人たちにも会う機会があったんです。その時は普通に挨拶しただけだったけど、後になってどんママからこんなことを聞きました。

「友達がね、とても良いお嫁さんを貰ったんだねって言ってくれたの!自分の母親を一生懸命看病してきたから、その見返りとして良いお嫁さんを貰ったんだねって

こんなことを言ってくれたどんママのお友達に感謝なのですが、何よりその言葉を嬉しそうに本当にそう思うって言いながら私に報告してくれたどんママを見て胸がキューっとなりました。自分をそう思ってくれることが嬉しいしいと同時に、どんママに何も出来ていない至らない自分が申し訳ないし。

そして、ものすっごく手前味噌だけど、結婚してドンちゃんが幸せであることをどんママは良く分かっていて、それが何より嬉しいからこそ、私のことをそう思ってくれているのかなって思いました。ママにとって、息子の幸せがまず一番にあるはずだから。私がちゃきちゃき働き、義理両親を敬う嫁かどうかなんて多分関係ないんだろうなぁと。実際、実家では朝は遅くまで寝ているし、眠くなったら勝手に寝るし、親戚の集まりでも甘やかされながら何も手伝わないし、ご機嫌に笑っているだけだし。息子の幸せを一番に思っているからこそ、こんな私をものすごく深い心で愛してくれているのだなと思いました。

そんなママが来てくれるのだから!ヨスの美味しいものをたくさんご馳走して、楽しく過ごしたい!そしてあわよくば、ママに息子を見てもらいながら、私とどんちゃんはゆっくりご飯食べたいなぁ(爆)なーんて。早く会いたいなぁ。



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2018/08/16

ローカルフード


農協が地域ごとに運営しているローカルフード直売店というスーパーがあります。その名の通り地産地消をコンセプトにした店で、その地域で取れた野菜や果物、卵、牛乳や加工品などが所狭しと並んでいるのが特徴です。

ヨスにも店舗があり(普通の農協のスーパーでもローカルフードコーナーがあったりする私も好きで週末のお出かけついでにちょくちょく寄るのですが、地域によって売られている商品も違ってくるし、隣町の順天市の方にも行ってみたいなぁと思うようになりまして。休日ランチついでに行ってきました。



いつも行くヨス店とは、野菜や果物の種類はあまり変わらずだったけど、乳製品やチャンアチといった加工品は少しづつ違っていて、種類も豊富で面白かった。卵もその日産みたてのが並んであったし、生の山椒もあった!中でも心が躍ったのは乾物。



↑これはトウモロコシの芯。


↑これはトウモロコシの髭。



↑これは玉ねぎの皮。

トウモロコシの髭はお茶にするし、玉ねぎの皮は出汁にするのは知っているけど、芯は韓国料理でどう使うのか気になるところ。出汁かなぁ。出汁で使うと美味しいんだよね。我が家は買わなかったけれど、こんなのも売られているのかーって眺めているだけで愉快でした。



離乳食のために色々と買い込んできました。どの野菜も、刻んで圧力鍋でクタッとさせておかゆに入れるための野菜ミックスだったり、手づかみ用のスティックだったり、スープにしたり、その日のうちに活躍してくれました。



あ、桃も購入したのですがものすごく美味しかった!하늘농장が作っている黄桃で、とろーりと甘くて最高でした。どんちゃんがむいてくれて、息子もおやつにペロリ。バナナ以外で久しぶりに目を輝かせてたなぁ。全羅南道に住んでいる方、もしここの農場の桃に出会ったら買いですよー

ちなみに順天市のローカルフードのお店の2階はカフェになっているみたいなので、次回はお茶したいな。光陽市の店にも行ってみたいし、しばらくはここのスーパーにはまる予定です。


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2018/08/14

美しい人


立秋を迎え,朝から鳴いていた蝉の声も落ち着いてきたように感じます。秋の気配はまだまだだけど,私たちは少しずつ夏から離れている気はする最近。

今年の夏はどんちゃん最愛のおばあちゃんを亡くした悲しい夏でもあったし,家族旅行にいったり,ママ友とおうちでノンアルビールを飲んだ楽しい夏でもあったなぁ。短い夏を振り返る最近。

今朝コンビニのおばさんが息子のことを美しい人,美しい人と連呼してくれた。赤ちゃんに美しい人って言う韓国語の表現に心がジンとした。息子のおかげで韓国語がもっと好きになっている最近でもあります。



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2018/08/09

初めての家族旅行



家族で3泊4日チェジュ島を旅行してきました。我が家の夏の家族旅行。日本やソウルを行ったり来たりはしているけれど、本格的な旅行は初めて。道中これが私たちの初めての家族旅行なんだと思うたびに、フツフツと心から幸せな気持ちが湧いてきました





観光地には特に寄らなかったけれど、美しい海を見て、山を散歩し、半島とは生態系がちょっと違うチェジュの自然を満喫しました。





今回の旅行では息子もいるのでグルメはあまり期待していなかったけれど、注文した後に炊いてくれるあわび粥や、海沿いにあるこじんまりとした食堂のウニのビビンバがとっても美味しかったな。



宿は2カ所に泊まりました。一つ目はビラタイプ。共同のプールもあって、部屋のベランダには温水がでるジャグジーもあるので、息子もこの日のために新調した水着を来て水遊びを楽しめました。ここは全自動乾燥機付き洗濯機や洗濯洗剤、食器洗剤、大きめの冷蔵庫もあって、とても良かった。海沿いにあって周りも静かで自然いっぱいで、夜は一人で星を見ながらフラフラと散歩して楽しかった。







もう一つは葡萄ホテル。今は日本にいらっしゃる私の大好きなブロガーさんが紹介されて以来、ずっとずっと行きたかったホテル。控えめにいっても、その素敵さに射抜かれました。建築の優美さ、館内の品ある雰囲気、部屋のセンスの良さ、そして、部屋から眺めることができる景色。絶景ではないけれど、自然をそのままの形で連続性を失わずに庭にする韓国の美意識をそのまま窓の外に作ったと言える素朴で美しい景色。風に草や木が揺れている姿をただ眺めるだけで、心が安らぎました。部屋には温泉も出るので、授乳中噛まれた部位を治湯できました。

0歳児連れなので大変だったけれど、それを全部含めて、家族旅行は私にとってキラキラと輝く冒険のようなものだなと思った。

家族って色んな性格を帯びている。私の日本の家族と韓国の家族を比べても性格や個性が全然違う。私とどんちゃんと息子から成るこの小さな家族は、これからどんな風になっていくのかな。旅行を通して、一緒に美しいものを見て、美味しいものを食べて、ちょっとの戸惑いや困難を乗り越えて、私たち家族としての特性や個性、価値観を作り上げていくのだなぁとしみじみ思いました。

息子の成長も楽しみだけど、私たち家族がどんな色になっていくのかも、すごく楽しみ。次はどんな冒険になるだろうか




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