My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2013/07/29

初めての



初めて自分で作った陶磁器が焼きあがりました。
青磁器のマグカップ、五つ。
手が痙攣しながらもピッチングで形作ったもの。

嬉しい、嬉しすぎる。

ちなみに模様は이화문という技法でお花をちりばめました。
すべて先生の指導によるものなので、まだまだ作品と呼ぶには程遠いけど、
それでも、ものすごく愛らしいです。

今日はこの器を使ってプリンを作りました。
小ぶりなので、蒸し器にも、おさまった~。


自分の器で自分の料理を食べる、喜び一杯でした。



2013/07/28

手作りの調味料

金曜日の夜からソウル近郊のドン家に帰省してました。
ドンママ手作りの料理をたっぷり堪能しましたよ~

ドン家はおばあちゃん(ドンママのお母さん)、ドンママ、ドンパパの三人暮らしですが、
この日は、ドン姉(さや姉って呼ぶ感じで)とドン姉旦那、ドン姉息子もいました。

私はドン姉の旦那さんとは初対面。
軍人さんなんですが、とてもさわやかで若さ溢れる青年でした!
義理のお兄さんに当たりますが、歳は私よりも下。(ちょうど私の二番目の弟と同い年)
ドン姉とドン姉旦那はかなーりの歳の差結婚、しかも韓国では珍しい姉さん女房なんです。

まあ、向こうの親が結婚に反対したとか、なんか色んな話を聞いてましたが、
ドン姉息子の面倒も良く見てたし、なんだか安心。(何様)

息子用の赤ちゃん用の洗濯機も買ってました。
小さくてもしっかりとした洗濯機で、赤ちゃんがいるおうちでは人気らしい。
日本にもあるのかな?
大人のと一緒に洗うとホコリがつくから、という理由で購入するらしいんだけど、
そこまでするんだ~とびっくりしました。
赤ちゃん製品市場も生き残りをかけて頑張ってるね。。。

ドンママも相変わらずのサバサバさ。
けれど「二人に会えると思ったら、嬉しくて寝れなかった」と言う可愛さも。
再会したらすぐに抱きしめてくれました。

私にとって「大好きな最愛のドンちゃんを産んで育てたママ」というだけでも、
愛しすぎる存在なのに、とても優しくて面白いドンママの魅力にますますはまっていく。

ドンパパも相変わらず愛情あふれる家族思いの方で、ドン姉息子が一番懐いてました。

「あなたより息子の方がかっこいいのよ」とドンママが言うと
「もちろん、僕より息子の方が良いに決まってるじゃん~」って笑うドンパパ。

「若いころあなた本当不細工で、私はあなたの顔は気に入らなかったけど、
性格が良かったから結婚したんだからね」ってドンママが言うと、
「いや~結婚してくれてありがとう」って笑うドンパパ。

ドンママが正直すぎてうける(笑)

挙句の果てには、

「ぼくと若いころのお父さん、どっちがかっこいい?」とドンちゃんが聞くと
「当然、ドンちゃんに決まってるじゃん」と即答するおばあちゃん。

どんだけドンパパ不細工キャラ(笑)
でも笑ってニコニコしてるんだから、優しい人だな~って思う。
ドンちゃんが私を大事に大切にしてくれるのは、
ドンパパを見て育ったからなんだろうな。


と、家族のことを書くとネタが尽きないので、さっそく本題へ。

帰り際にドンママから手作りの調味料をもらいました。
市販の調味料は美味しくないから使えないというドンママ。
ドンパパの光州おばちゃんから受け継いで作っている調味料たちを分けてくれました。
↓手作りの調味料を、空き容器にせっせと詰めてくれました。





まずは멸치엑젓、煮干しの液状の塩辛。(写真左)



↑もらったものを全部使い切ってしまったので欲しいと言ってたおいたので、
先週から実際に煮干しを漬けて作ってくれてました。
写真はそれを容器に移しているところ。ドンちゃんが支えて、ドンママが入れてます。
(手伝えよ)
市販のは色がこれよりも濃いらしいのですが、ドンママいわく、それはナンセンス。
色はこのぐらいの薄さの方が美味しいのだそう。
スープを作るときや、塩で味を締める料理に塩の代わりに使いなさいとのこと。


写真真ん中は梅エキス。
4月に大量に梅を買い、砂糖と一緒につけて置いたものらしい。
お肉を付けたり、プルコギの味付けに使ったり、ヤンニョンに砂糖代わりに使ったり、
調味料としても万能なんですが、消化が悪い時にお湯やお水で割って飲んでも効果抜群。
来年の春は一緒に梅エキスを漬ける約束をしました。

写真右は、なんと醤油。조선간장です。日本語では(朝鮮醤油)と訳せます。
韓国のお醤油は、국간장、양조간장、진간장と三種類あるのですが、
朝鮮醤油はそのうちの국간장と同じようなもの。
ただ、朝鮮半島特有の作り方で作った醤油らしく、
日本の製法と区別するために「朝鮮」と名づけたみたいです。

このお醤油、作るのが難しいと聞いているので、手作りって聞いてびっくり。
これもドンパパのお母さんから教わったものらしい。
市販のとは比べられないぐらい香り高いです。
ドンママいわく、この醤油は主に和え物に使うこと。
秋になれば、大根の생체(日本でいう膾)で使うと美味しいよとのこと。


そして、最後に




手作り味噌ももらいました。韓国語では、집된장、家のお味噌と言います。
これも光州のおばあちゃんのお家で漬けたもの。





韓国の味噌は日本のお味噌とは味が違います。
ぴりりと辛くそれでいて深い味。写真のように唐辛子の粉が入ってたりします。
とても欲しかったので、嬉しい~!

大切に使おうと思います。






で、さっそく今日のお昼に作ったもの。

朝鮮醤油は茄子の和え物に。
蒸したナスを裂いて水気を良く切って、
醤油とニンニクのみじん切り、ゴマをパラパラ、最後にごま油をちょこっと。

味噌はチゲではなくて、普通に汁物に。
韓国はチゲだけじゃなくてお味噌汁も作ります。
(味噌チゲと味噌汁の違いはヤンニョンがあるかないかだと思う。)

煮干しと昆布とシイタケで出汁をとって、牛肉を入れて煮て灰汁を取り、
じゃがいもとたまねぎをいれて煮て、最後にお味噌を溶かして、
ニンニクのみじん切りを入れれば完成。

どれもドンママのレシピです。




ご飯はエゴマの葉の醤油漬け。
これはドンちゃんの上司の奥さん手作り。醤油とお酢がきいておいしい。


手作りの調味料を手間暇かけて作る理由は、おいしいから、というシンプルなもの。
でも納得。だって家で家族一緒に、美味しいものを食べるときが一番幸せだもん。
ドンママのその思いを、私もいつか自分の子供に伝え行きたいなって、強く思いました。






パッピンスの思い出


こうした二流どころの才能しかない先生方は、存命中はたいてい天才扱いされるくせに、死んでしまうと、何かこう突然、人々の記憶からほとんど跡形もなく消えてしまうものなのである。
(略)ああ、この点がプーシキン、ゴーゴリ、モリエール、ヴォルテールなど、自身の新しい言葉を発するために生まれてきた人たちとは、まったくちがうところなのだ!

ドフトエフスキーの「悪霊」。
主人公がカルマージノフを非難するシーンにて語られた言葉。


「自身の新しい言葉を発するために生まれてきた人たち」という天才たちは置いといて、
せめて、「自分の言葉」を持っている人になりたいな、とは常に思う。

視点の定め方というか、なんというか、普遍的なもので、
どこかで誰かが使ったような言葉に頼らない、自分の言葉で話す人。

そんな風になりたいな~なれるかな~っていつもにも増して思ったのは、
この間、敬愛するM氏(女性)と久しぶりに再会をしたから。

M氏こそ、「自分の言葉」で話す女性!
私はM氏しか話せないその言葉が大好きで、
どうかブログをやってくれないかと心底思うのです。




先月の末、M氏が釜山での学会発表を終えて、ヨスに来てくれました。
ドンちゃんと三人でヨスを簡単に観光して、ヨス三大バリスタの一つである「달콤」へ。
パッピンスを食べに来ました。パッピンスを食べずに日本には帰らせません。




モチモチのおもちとジューシーな果物、サクサクのコンフレーク。
甘いバニラアイスとふわふわな氷。
スプーンに全部一緒に乗っけて、口に放り込めば、暑さもふっとぶ美味しさです。


色んな話題に花が咲きました。


おもしろい色んな話と共に、おいしいおいしいと一緒に食べれる時間の楽しさったら、
筆舌に尽くしがたいものですね。


パッピンス、三人でおいしく頂いて、またちょこっと観光して、
夕飯は水産市場で魚を買ってその場でさばいてもらい、市場の二階でお刺身を堪能し、
夜は我が家に泊まってもらいました。


↑(M氏の籠バック、かわいい)

色々と話せたことで、気づけたこともたくさんありました。

他人と同じ土俵には上がる必要なんてないし、
むやみに自分を認めてもらおうとする必要もないんだなってこと。
肩の力を抜いて、go with the flow and enjoy the rideが大事なんだなってこと。

そんな風な心構えで毎日を過ごせれば、
きっと私もいつかは、自分の言葉を話せるようになれるかな。

M氏、遠いところはるばる、ありがとうございました。
お土産もおいしく頂きました。
器、素敵なの作って、日本に送りますね!(1年後かな?半年後かな?)




2013/07/24

韓国陶磁器の基本技術


練習で作った器たち。

最近はずっとピッチングの練習をしています。
ピッチングとは指を使って伸ばしながら形を作って技法。
専門用語は全部、韓国語でしかも耳で聞き取り、音で覚えているので、
文字にして書くと自信ない。。。
ピッチング、日本では何というのか分からないけど、
基礎の技術という点では、おそらく一致しているはず。

先生にしかめっ面をされたり、ダメだしされたりするけど、
基本の基本なんで頑張って習得中。

写真のもロクロは回さずにすべて指だけで作りました。




作ったのは、ご飯のお茶碗と汁物のお椀。
口が少し広いのが汁物用です。
ご飯茶碗、一つをとっても、韓国と日本とじゃ形が違うから面白い。
韓国ではお茶碗を持つ習慣がないので、下が平たくなっているのかな?

同じ形で少し小さめにして、朝に食べるヨーグルト用の器も作りたかったな。






そしてこれはヤンニョンやソースなんかを入れる器。
先生は男性なんですが、「こうゆうのに入れれば食卓も素敵になるでしょ」って。
さすが器と共に人生を歩んできた男性は違う!


手のぬくもりが感じられる陶磁器、どんな風に焼けるのかが楽しみです。
早く一人でも作れるようになって、友達や家族に配りたいな。

楽安邑城




先日、ドンちゃんと順天湾へ行ってきたのですが(その時のポスト
実は同じ日に楽安邑城にも足を運びました。


順天駅から市内バス63番に乗り、
山道を猛スピードで走らせる運転手にビビりながら、約50分。
山と山の間、美しい自然の中にありました。







ちなみに楽安邑城の邑城(ゆうじょう)とは
中国の城郭で、都市や村落全体を城壁で取り囲み、所々に門を設けて外部と通じるようにしたもの。(デジタル大辞泉より

楽安邑城は朝鮮時代(李氏朝鮮)前期から600年、当時のまま現存する、民俗村です。
城壁で囲まれた中には、草屋という藁で作られた家が集まっており、
住民たちは今もそこで生活を営んでいます。




城内には小さな博物館や体験イベントがあったり、
宿泊施設になっている草屋もあったり。

けど、歩いいているだけでも、十分楽しめる。
石が積みあがった壁や、藁ぶきの屋根、庭に広がる元気な畑。
日本と少しずつ違って、日本と少しずつ似ていて、素朴で美しい景観。
タイムスリップをしたような不思議な気持ちになります。







昔ながらの食堂もあったので、そこでお昼を食べました。



メニューは麦飯のビビンバ。
そして、写真中央に写るのは녹두빈대떡です。
녹두とは緑豆のことらしく(緑豆って何?)
빈대떡とは、緑豆を臼で挽いてそれにもやしやネギなどを入れて、
鉄板で薄く焼いたもの。
ドンちゃんのお家でもよく作ってたらしく、彼の熱烈なリクエストで注文。
香ばしくて、美味しかったです。

빈대떡、初めて聞いた料理名でした。
韓国料理、知れば知るほどおもしろくて、ハマっていく…そして体重も増えていく





日本にいらっしゃる韓国通の方にとっては、ここはドラマのロケ地で有名なのかもしれません。
(日本人観光客には会えなかったけど。。。会いたかった)
母が好きだった「大今長」が撮影されたという場所もチラホラ。
ドンちゃんが「エミちゃんに送る、きっとエミちゃん喜ばれる」と一生懸命写真を撮って、カカオトークしてました。
あ、エミちゃんとはうちの母のこと。二人はドンちゃんエミちゃんの仲です。爆。







ぐるっと取り囲む城郭の上に登ると、城内を一望できます。
目の前に山が広がる、とってもとっても素敵な眺めでした。

そ う い え ば

ここで二人でツーショットを撮ったのですが、
いつの間にかドンちゃんがSNSにあげて、しかも私のタグもつけてた!!
写真の私は顔がパンパンな上にキャップを被っていたので、
まるで頭に小さな葉っぱをのせた下膨れのカバでした。
可愛いカバではなく、野生のイカツイほうね。
(幸いにこの日はカバTではなかった)

私の家族に見せてあげたい気持ちで写真を、
あげたドンちゃんの気持ちも察することができるし、
実際、見る人もいちいち私の顔なんてチェックなんかしないだろうし、
(されるほどの顔ではない、)
どうでもいいことなのですが、顔の肉はせめてどうにかしたいです。







自然に囲まれて、自然と共に600年を過ごした楽安邑城。
色合いも素敵でした。秋はどんな感じなのかしら?
私にとって季節ごとに訪れたい場所になりました。


順天市、なかなか日本から行く機会もないかもしれませんが、
私一押しの観光地であります。
もし、釜山もしくは光州、万が一、ヨスにおいでの際は、
是非足をお運びください。

オススメの順天の観光サイト(日本語)


2013/07/22

光州広域市へ


我が社宅村には屋外プールが完備されています。
先週プール開きがあった模様。
社宅内の子供たちがプールに向かう道すがら、
すでに浮き輪をつけている姿を良く目にするようになしました。
夏の風景でもあり、同時に、記憶の中の自分でもあり、
戻りたいなと思う気持ちが胸を締め付けさせます。
でも、あのころの自分に戻るよりも、
自分の子供を小学生まで育てる方が実は早い。
自分の人生の時間軸、ずいぶん高いところまで登ってしまったんだと、
夏の光りが反射してキラキラと光る、その浮き輪を眺めながら、
目をしかめ、顔をしかめるのでした。



さて、先日の土曜日から日曜日にかけて、全羅南道の中で一番大きな都市、
光州広域市に一泊で行ってきました。
ヨス市からは高速バスで1時間半。
いや~慣れって怖い。
私はすっかりヨスの生活に慣れてしまったため、
光州のショッピングモールや新世界デパートに圧倒されまくり。
色んなレストランや大きな書店、ブランドショップが入ったその空間に目がくらみつつも、
そうか日本にいた時はこうゆう物がすぐそばにあったんだ~と思い出しました。
買いたいもの、食べたいものがすぐ手に入る便利な生活。
ヨスにはデパートもショッピングモールもないもんな。

で、光州に来たわけですが、その最大かつ唯一の理由は、
韓国語能力試験を受けるためでした。
ヨスではテスト会場がなく、仕方なく光州に前泊したわけです。
ドンちゃんとともに。
(光州と言えば美味しいもの、ということでグルメも堪能しました)


テストは無事に受けられたのですが、ちょっとしたハプニングが。
受けるときに必須の修正テープを家に忘れてしまったことを、
当日の朝7時に気づいたのです。

800字の作文や短文を作る筆記の問題は鉛筆ですが、
マークシートはペンなので、修正するときに必ず必要になるのです。
(忘れたら監督官が持っている場合も)

しかし、朝なので会場前の文房具店は開いておらず、
ドンちゃんが一生懸命コンビニを回ってくれたのですが、置いておらず。
(その間カフェで優雅に朝食を食べてた私、鬼)

「しょうがない、選択するときに絶対にこれだという確信をもってマークするわ」
ということにして会場入り。教室まで来てくれたドンちゃんと別れ、
最後に色々と文法や単語の確認なんかをしてました。

その間、心配したドンちゃんは、監督官に直訴しにいったらしい。

「ぼくの妻は日本人なんですが、修正テープを忘れてしまいました。
日本人だから、他人には迷惑をかけまいと、試験中に手を挙げて、
修正テープをいちいち貸してもらうようなことはできないと思うので、
どうか考慮してください」と。

もちろん、そんな話は通じず。
ならばと思ったドンちゃんは、
会場近くにいる韓国人の大学生(会場が大学だったため)を捕まえて、
「修正テープを持っているなら、どうか売ってくれ」と頼んだらしい。

で、1000ウォンで売ってもらって、私に届けてくれました。


(鉛筆も忘れた私は筆記問題もペンで書かなければならず、
修正テープがなかったなら、大変なことになってました)

いや~改めてドンちゃんのその実直な行動力を尊敬。
彼を韓国人だとかそうゆうので区別はしたくないけれど、
そうゆうところを見るたびに、日本人ではないんだな~と思います。
私だったら、売ってくれなんて絶対に言えない。

幸運の星の下に生まれたと言えるぐらい、
ラッキーボーイのドンちゃんだけど、
こうゆう行動力があるから運も惹きつけるんだなと思いました。

彼には感謝!
そして、もし今回落ちて、
次回受けるときはしっかりと準備しようと心に決めました。


最後に。
今回のポストの写真はすべてスマートフォンで撮ったので、
画質が若干良くないかも。
一番上の写真は会場であった全南大学、
キャンパスが広くて素敵な学校でした。

二枚目は光州の繁華街。

三枚目と四枚目を紹介して終わりにします。


↑これは夕ご飯に食べたポッサムのお店で出てきたエビの塩辛。
我が家にもある一般的な調味料なのですが、
ここのはコチュが入ってて辛かった。
珍しいなと思って写真を撮りました。さすが光州、食の都。




↑試験終わりに、お寿司を食べに。
日本のに比べ小ぶりですが、なかなか美味しかった。
日本食の中で一番好きなのはお寿司です。






2013/07/19

指を使う



家でも陶芸の練習をしたくて、紙粘土を買ってきました。
土とは固さも重さも触感も違うかな~って思ってたけど、
固さはなかなか似てるかも。
指の動かし方の訓練や、전や굽の形作りの練習になりました。
もうしばらくしたら、家でも土を買って、アトリエにいない時でも、
陶芸に少しでも触れれるようにしたいな。

この夏は陶芸に没頭しまくりたい~

このブログでも韓国の陶芸について、色々と書いていこうと思います。


↑先生に教わって作ったもの。

これ、お茶を飲むときにお花を飾る器です。
完成している器にお水をはって、外に咲いている野生の花を先生が摘んできて、
一輪飾ってくれました。なかなか素敵です。
花と言えば「花瓶」だったけど、こうゆう活け方もあるんだな~と新鮮な気持ちでした。
同時に陶磁器ってお皿だけじゃないんだな~ってハッとしました。

日本と同様韓国も中国の影響を受けてお茶の文化が発達しましたが、
陶磁器とも深い関係があるんだな~って最近気づきました。遅いけど。

著名な陶芸家の先生たちもお茶が好きな方が多いのも納得。

今読んでいる、韓国白磁器の歴史も、李氏朝鮮と深い関わりがあって、
高麗と青磁器を比較しながら考えていくと、本当面白いのです。

そんなようなことをもっと勉強して、ここに書いていきたいな。
まだまだひよっこ、むしろ孵化もしてないぐらいだけど、
一歩ずつ進んでいって、お母さんになっても子供をおんぶしてロクロを回したいな。



2013/07/18

食欲がない時のサンパッ(サンパプ)


先ほど、宅配便が届きました。中身はやかん。

他の家庭と同様に、我が家もお茶を作り冷蔵庫で冷やして飲んでいるのですが、
お茶を煮出すときにいつも大きめのお鍋を使っていたんです。
しかし、中身をガラス瓶に移すときにおたまを使わなくちゃいけないのがメンドクサイ。

不慣れな私の姿をみて心が痛んだのか、ドンちゃんが、
「うちではお母さんが大きなやかんで煮出してたよ、買っておくね」と、
ネットで注文しておいてくれたのです。

で、これから楽になるわ~とわくわくして開けてみたところ、驚愕。

なんと、容量、7リットルのどでかいやかんでした。
7リットルとかどこの相撲部屋だよ。

そういえば、ドンちゃん、ネットで注文するときに、
「7リットルでいいよね~」って言っていたわ。
私の「でかすぎじゃね」という返しに、
思っていたより大きくないってレビューに書いてるよ~」って言ってたわ。

いやいや、想像より全然大きいから。岩か、と思ったから。
やかん通り越してタンクだし。

とりあえず、大事に使おうと思います。


やかんでお茶を煮出してたドンママですが、この間久しぶりに電話しました~。
ドンママは私を赤ちゃんだと思っていて、可愛がってくれます。
日本が猛暑だというニュースを見たらしく、
日本の家族たちのこともすっごく心配してくれました。
なんだか泣けました~。

そんなドンママに「暑くて食欲ない」と言ったところ、
「쌈밥にしなさい~」とのアドバイスが。

쌈밥とは、サンパッ(もしくはサンパプ)という、
野菜でごはんを包んで食べる調理方法かつ料理名。
日本でも有名だと思います。
お店ではお肉を焼いて野菜とごはんを一緒に包んで食べたりするのですが、
家庭では、ごはんだけを野菜で包んで食べるのが一般的。

ということで、今日は一人でサンパッにしました。

ちなみにドンママはよくキャベツを使うらしいのですが、
今回は白菜にしました。
スーパーに行けば、サンパッ用の小さめの白菜が安く売っているのです。




↑サンパッ用の白菜はこのサイズ。
ちなみに生のままではなくて加熱します。
オーブンにスチームを追加して100度で10分間加熱。




その間に、サンジャン作り。サンジャンとは野菜で包んで食べるときに使う味噌。
市販のサンジャンに、オリゴ糖とごま油を入れて混ぜるだけです。
サンジャンがないときは、韓国の味噌にコチュジャンを混ぜればオッケーです。
オリゴ糖は韓国では水あめとともに良く使う調味料です。
日本のみりんみたいな感覚?







白菜にご飯をのっけて、サンジャンつけて包んで食べます~
簡単だけど、食欲がない日にもご飯が進みます。

オススメです。


夕方から時間があったにも関わらず、
本を読み、ブログを更新してしまった。

朝早くから陶芸にうちこんでたから疲れてしまったけど、
日曜日に迫ったテストの勉強をします。(しないと落ちる!)

先週で調理学校も過程が修了したので国家試験の筆記をうけなくては。


順天湾、沿岸湿地へ



先日、時間が空いたので、本を持ってカフェへ。

クッツェーの「恥辱」をお供に冷たいアイスコーヒーをごくごく、
というよりは、アイスコーヒーをお供にクッツェーの世界に没頭。

気が付いたら6章まで読み終わってしまってて、軽くショック。
その晩、ベットサイドで最後まで読んでしまって、またショック。
日本から持ってきた文学作品は大事に大事に読もうと決めたのに。
本(文学作品)に対する読みたいという欲求というよりは渇望かな、
なかなかコントロールできません。

けどさすがクッツェー。
相変わらずのおもしろさ、素晴らしい作品でした。
ポリフォニックな構成で、私を一定の固まった視点でいさせない。
こうでいたい、という私の立場を揺らがせて、苦しくさせます。
読者に挑戦的で、読者を偽善的ではいさせない、だから好き。
読んでて、苦しいんだけどね。

それと、アパルトヘイト撤廃後の南アフリカの歪みを内部から読み取ることもできました。
いつもアフリカといえば、CNNのAfrican voicesとかで情勢を見るのが常だったんですが、
そうゆうのはやっぱり薄っぺらいんだなって。
そこ出身の作家が書く文学作品に勝るものはないなって思いました。
でも一番は現地で生活することなんだろうな~


と、本の虫となって時間があれば引きこもる私ですが、
この間は、アクティブにヨス市の外へ出かけました。
もちろん我が愛しのドンちゃんと。


バスで30分となりの順天市まで。
ラムサール条約にも登録された沿岸湿地で有名の順天湾に行ってきました。




私、今まで韓国のあちこちを旅行してきましたが、
一番好きな場所はと言われれば、間違いなく、ここです。
順天湾ほど美しい場所は韓国にないと思うぐらい、すごく好き。






ススキが広がる遊歩道を歩くだけでも、胸がいっぱい。
青々とした色彩がとってもきれい。



小高い山に登って、湿地を一望できる展望台を目指します。
往復1時間半ぐらいの簡単なハイキングです。



そういえば、韓国の大学は夏休み。
リュックを背負って韓国を一周する学生たちの姿がチラホラ。
ヨスでも見ましたが順天でもけっこう見ました。
夏休みは旅行!という想いは日本も韓国も一緒!





汗を流しながら展望台に到着。
暑かったからちょっと大変だったけど、待っていてくれたのは、
順天湾に広がる自然、すばらしい景色。

自分の目で見た自然の美しい景色は感動するだけじゃない。
日常を過ごしているときに、ふと思い出す。同時にすごくすごく励まされる。

順天湾、北アメリカの手つかずの大自然とまでは言わないけど、
ぐーんと広がるその自然は、昔から人と寄り添ってきた極東アジアの自然そのもの。


日本にいる大事な人たちに見せてあげたいな。