My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2018/11/06

楽園の時代



朝散歩。息子は鳥の囀りに興味津々で音の源を探していた。鳥についてはまだ知らないけれど、知った時どんな反応をするのだろうか。自分が飛べないことを知って落胆してしまうかも。

そんな息子、鳥の囀りのような豊かな喃語でひたすらおしゃべりして、手を動かして何かを伝えようとしている毎日。


そんな息子の様子を見て、ふと、「人は幸運に恵まれていれば、言葉を覚える前に、言葉にならない音としぐさのやり取りを楽しむ楽園の時代を持つ」という一文を思い出した。鶴見俊輔『思い出袋』にて金鶴泳について書かれたところにある一文である。

金鶴泳はこの幸運に恵まれなかった、父親の暴力によって。鶴見はこのことと、在日朝鮮人作家たちが母国語ではない言葉で多くの優れた日本語文学作品を生み出したという事実を重ねている。章題は「使わなかった言葉」、さすが鶴見俊輔だなと唸る鋭さと眼差しの温かさである。


息子のこの楽園の時代ができるだけ長く続いて欲しい。ひらがなもハングルももちろんアルファベットもなるべく遅く習得すれば良いと思う。言葉を覚えたら、世界の見え方はまるっきり変わってしまうから。喃語でおしゃべりするこの特別な時期を、のんびり過ごして充分に楽しんでほしい


2018/11/01

美味しいものをたくさん



朝晩は10度以下になってきたヨスです。それでも朝のお散歩は欠かさず。寒くないようにたっぷり着せて、帽子も被らせて、社宅の林の中へ鳥の声や風に揺れる葉の音に敏感に反応する息子の姿が面白く、ついつい動画で記録してしまいます。今日は息子と何をしようかなぁ〜と考えながらのんびり歩く時間は自分がいかに世俗から離れ、神聖で貴重な時の中にいるのかということを実感させてくれるから好き。

週末はドンママとドンパパに会いにソウルに行ってきました。妊娠中からおばあちゃんの介護の問題があったのでドンちゃんの実家に泊まりは1年7ヶ月ぶりぐらい。息子はもちろん初。ずっと行きたかった。。。ドンママの料理を食べて、寝て、起きたらまた食べて、というのをしたかった(食い意地

久しぶりだったので、料理についても色々と教えてもらいました。実際できるか置いておいて、ここでちょこっとまとめておこうと思います。

①ドンママ的チヂミの美味しい作り方





この日は海鮮チヂミを作ってくれました。サクッふわっに仕上げるコツは生地。チヂミ粉は使わず、小麦粉にすりおろしたジャガイモを入れて、水とビールで伸ばして作ります。水とビールの比率は1対1

具材と生地は分けておいて、水っぽい具材ならば小麦粉を振っておくこともポイントです。余計な水は入れないようにとのこと。これ、息子のごはんに応用しようと思います。生地にビールは使えないけど、チヂミって野菜たっぷり取れるし、手掴み食べできるし。明日にもさっそく人参の千切りと玉ねぎのチヂミを作ろうかと企み中。こっちのニラは柔らかいからニラも入れてもいいなぁ。

手作りタレで頂きます。お醤油にお酢を入れて唐辛子をつけておいたもの。

②ドンママ的乾燥ナムル



この前実家の母が韓国に来た際にも作ってくれたドンママの乾燥ナムル。乾燥ナムルとはその名の通り、生ではなく乾燥させた葉のナムルで、スーパーにも色んな種類の葉っぱや野菜が乾燥した状態で売っています。これは江原道という地域でで買ってきたという葉っぱなんだけど、ドンママも名前を失念したみたい。香りが良くって美味しい。が、ものすごく手間がかかります。

手順として、水に一晩浸けて、茹でて、もう一度半日ぐらい水に漬けておいて、絞って、自家製醤油、出汁、ニンニクとすった荏胡麻、ネギを入れて揉み込んで、炒めて、最後に塩と荏胡麻油。石かよ!ってぐらい戻すのが大変な乾燥ナムル。目が離せない子供がいるので「あ、無理!」と思いました。

③とうもろこしご飯




朝ごはんに豆と一緒にとうもろこしご飯を炊いてくれました。プチプチの食感が美味しい!家でもやりたいなと思い作り方を聞いたところ、まず江原道の美味しいとうもろこしを取り寄せて、茹でて、冷まして、一粒ずつ削いで、冷凍しておく、という手順があるので「あ、無理!」と思いました。

④ピンクの水キムチ


写真に写っているピンクのものは水キムチです。ドンママの食卓には必ずのぼるおかずなんですが、今回は鮮やかなピンク色。これ、ビーツを入れたんですって。味は変わらないけど見た目、鮮やか。

あとは、圧力鍋で作るヌルンチ(おこげのスープ)の作り方とかも教えてもらいました。息子は大人と同じ硬さのご飯が好きで、どろっとしたものは食べなくなってしまったのですが、これはよく食べていた。消化に優しいので、ちょこちょこ食べさせてあげたいな。

お土産に業者の機械で直接砕いた椎茸の粉末や一つ一つ皮をとって蒸してくれた栗など、色々と貰ったので、さっそく息子のごはん作りに活躍させています。椎茸の粉末はかなり使えて、卵焼きや米粉の蒸しパン、牛肉ハンバーグやおやきに入れまくり


と、ドンママの料理を食べている時も、料理を教えてもらっている時も、お土産を貰っている時も、結局、頭によぎるのは、息子のごはんに応用できるか、使えるかということ。ドンママが私たちのために、一生懸命美味しいものを食べさせようと色々してくれる気持ちが、今なら痛いぐらい分かります。

息子にも美味しいものをたくさん食べさせたいな。

追記、ちなみにニラと玉ねぎと人参のチヂミを作ってみたのですが、良く食べてくれました。




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