My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2016/05/30

市場で季節の買い物



5月もそろそろ終わり。光州へ向かうバスの窓からは、耕された田に水を入れたり、そこで田植えをする人たちが目に入るようになりました。もう少ししたら田んぼの中でおたまじゃくしがチョロチョロと泳ぐのかな。季節を映してくれる窓からの景色は想像力も掻き立ててくれます。






さて、いつものように週末はドンちゃんと市場へ行ってきました。だんだんと暑くなってくる最近は、お豆腐屋さんで純豆腐と一緒にシッケ(お米を発酵させたジュース)を買うのが恒例です。店先に水と氷が入った大きなクーラーボックスがあり、そこにプカプカと浮いているシッケ。




お店で直接作られたシッケは、ほんのり甘くて、冷蔵庫で冷やして飲むととっても美味しい。特に入浴後は最高です。お米の粒粒も好き。




シッケの他には、トマト農家のおばちゃんのテントへ足を運ぶのも恒例。先週、忙しくて市場にいく時間がなかったので、スーパーでトマトを買ったのですが、おばちゃんのトマトと全然違ってびっくり。味が水っぽい。これからは忙しくてもトマトだけは市場で買わないと、とドンちゃんと話しました。

私たちが毎回買いに来るので、顔を覚えてくれたおばちゃん。いつも小さめのトマトを500円分買うのですが(それでも結構な量でさらにおまけしてくれる)、この日は「家族にあげようとおもって」とさらにたっぷりと、元々の量の二倍の量を袋に詰めてくれました。帰り道、いつもより重いトマトを持ちながらドンちゃんが「トマトジュースにしよう」っと嬉しそうだったのが印象的。小さい頃、ドンママがよくトマトジュースを作ってくれてたみたいです。お砂糖を加えて。




さらに最近は、お魚屋さんで魚を買うのも恒例化しつつあります。ヨスは海の街なので、もちろん魚介類専門の市場もありますが、普通の市場にも魚屋さんが多いのが特徴です。そこで売られているお魚たちは新鮮で美味しそうなのですが、なんせ一度に買える量が多い。ので、二人暮らしの私たちにはハードルが高かったのです。がしかし、交渉すれば少量を快く売ってくれるお店に出会い、しかも調理方法も親切に教えてくれるので、市場で魚を買うというハードルがグーンと下がったのでした




せっかく海の街に暮らしてくるんだから、スーパーのパックのお魚を買うのではなく、市場に並んだその季節の美味しいお魚を学びながら買いたいもんね。




今回は小さな鰯を購入。最近どこのお店にも並び始めています。量はこれから伸びていくらしい。
お店で頭と内臓を取り除いてくれたので、家に帰宅後、鮮度が落ちぬうちに優しく洗って調理。韓国では甘辛く煮込んでサンパッ(葉っぱにご飯と一緒に包んでで食べるらしいのですが、今回は日本式で。

お鍋にお酒、生姜、梅干し、醤油、砂糖、みりんを入れて、落し蓋をして1時間半ぐらい煮込み、甘露煮を作りました。これドンちゃんに大好評。「生臭くなくて、日本式で美味しい!」とばくばく食べてました。

お魚屋さんには小さな透明なイカみたいなやつもたくさん売られていたので、次回はそれを買ってみようと思います。


市場はいつだって楽しい!




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2016/05/26

偏見




無知に拠る偏見を持ち、それが世の中のすべてだと思っている人が好きじゃない。そうゆう人に出会うたびに、私は絶対こうゆう風にはならぬまい、と心で強く強く思ってしまいます

でも、悲しいかな、偏見を持たない、自由な心を持っている自分でいたいのに、それができていない時がすごく多いのが現実。無意識に、何かしらの色が付いている眼鏡をかけて物事や人を見ている自分がいるんです。それに気づくたびに、とても自分に失望します。そんな自分が嫌い。そして、厄介なことに、そんな自分を認めたくない自分自身もいるんです

だからか、ディズニー映画の新作である「ズートピア」を観た時に、ものすごく心が痛かった。偏見を持っている自分に気づかなかった、そんな自分が許せなかった主人公に自分を重ねてしまったから。

最近も、気がついたら偏見に囚われている自分がいて、そんな自分にウンザリして、ちょっと落ち込んでいたんです。そんな落ち込んだ気持ちでバスに乗って、いつものようにPodcastでラジオを聴きながら、少しでも気分を紛らわそうと窓を眺めていました。いつも聞いている大好きなDJの大好きなラジオ番組。

そしたら、ラジオDJが私に語りかけてきた。

「偏見を持つことはとても大事なことだ

「なぜならば、あなたの偏見が取れた時、あなたは間違えなく幸せになることができ、知性をより得ることができるから

と、まるで私の今の気持ちを知っているかのような、もちろんそんな訳はないのだけれど、でも、ものすごいタイミングで聞こえてきたこの言葉。びっくり。でも、この言葉が私の深く心に刺さり、言葉の意味を理解した瞬間から涙が出てきました。「ああ、そうか」って。

重要なことは、自分の持っている偏見を一つずつ解除していきながら、喜びと知性を得ていくことなんだ、と。偏見を持つ自分に失望する必要なんてないんだなって。

そんな風に考えたことがなかったから、とても感動してしまった。でも考えてみれば、何かに対する(例えば韓国に関する様々なこと)偏見が取れた瞬間はいつも、嬉しさと喜びで満ちていた気がします。

誰だって何かしらの偏見を持っている。だって人間は皆、具体的な世界に生きているから。私はそんな自分を認めて、それを解く努力をして、幸せになって、より自由な心を持つ自分でいたいなって思います。




写真は内容と全然関係ないけれど、ドンちゃんと作った朝食、モンティクリスト!


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2016/05/23

韓国で美味しいお取り寄せ


週末、まず最初に起きるのはドンちゃん。

起きたらすぐに洗濯機を回し、家中の窓を開けて空気の入れ替えをしてくれる。隣で爆睡中の私を起こさないように、寝室のカーテンと窓は開けず。私が起きてくるその間、彼が何をしているのか細かいことは知らない。ただ彼によると、本を読んだり(今は私が勧めた安部公房)、日本語の勉強をしたり(本当か?)、NBAを観ていらしい(これが真理

ようやく目覚めた私がのそのそと、しかし真剣にコーヒーを淹れ、二人で朝の一杯。毎回、豆の挽き具合や量を変えて色々と試している私に付き合って、彼は色んな感想をくれるます。今日はさっぱりだね、とか、深みがあるね、とか。それが終わると、一緒にあさ兼昼ごはん作り。





大抵、ドンちゃんがメインを、私がサブを担当。写真はドンちゃんが作ってくたキムチチゲ(メイン)酸っぱくなったキムチを炒めて、出汁を注いで煮込んだだけの簡単料理だけど、とっても美味しい。ちなみにこの日は味付けに白だしを加えてみたらしい。卵焼きもどんちゃん作。

カボチャのラタトゥイユとトマトサラダは毎日リクエストされるどんちゃん大好物のおかず。トマトサラダはオリーブオイルと塩麹で合えています。箱で買った大量のオレンジを消費するために、キャロットラペ、ジャンジョリム(鶉の卵の醤油)は常備菜です。




私のプレゼンが近い週末は特にどこにも出かけず。二人で海沿いをランニングし(今週末は6キロ)、お家で過ごします。





そんな地味な週末に刺激と彩りを与えてくれたのが、ドンちゃんがお取り寄せした美味しいもの。쟈니덤플링の手作り餃子(冷凍)です。쟈니덤플링とはイテウォンにある中華料理屋さん。ここは餃子がとても有名で人気なんです。私も2011年の秋頃にドンちゃんに連れてってもらって以来、大ファン。すっごく美味しい。

というのも、韓国の餃子(マンドゥ)は蒸したりスープに入れるのが一般的で、あまり焼いて食べないんです。焼いたのもあるけれど、日本のとは違って、どちらかというと揚げ餃子に近い。なんであれを焼き餃子というのだろう…。

でもここのはそれと違って、皮はパリッとモチっと、そして食べると肉汁がジュワっと、な日本の焼き餃子と一緒。中身も海老と豚肉のコンボでとってもジューシー。ソウルの人たちに人気なのがわかります。我々夫婦もソウルに行くたびに、間食感覚で餃子を食べに行っていたのですが、それだけじゃ満足できず。ヨスでも食べたい!と思いたち、注文をしました。




お店で焼くのと家で焼くのでは違いが出るかなとちょっと心配だったのですが、一緒に入っていた焼き方のコツが書かれた紙を見ながらドンちゃんと一緒にその通りに焼いたところ、お店と同じ味!パリッとモチっとジュワっとジューシーに!ドンちゃんが大好きなプレモルと一緒に乾杯!素晴らしい週末の夜でした。




ちなみに水餃子も一緒に頼んだので、早速週末のランチで食べました。茹で方もコツがあるので説明通りに。最後にごま油をたらり。これも絶品。アツアツをレンゲに乗せて、じゅるるっと頂きました。

まだ冷凍庫に残りがあるので、来週末の楽しみに取っておこうと思います。来週末もプレゼン準備のためにドンちゃんと地味に過ごす予定なのです。

もしくは、平日夕飯作りがめんどくさい時に使ってもいいな。。。ふふふ



쟈니덤플링
02-790-8830
서울특별구 용산구 이태원130-3

我が家はドンちゃんが電話で注文しました。
ちなみに宅配の場合、3万ウォン以上購入しなければいけません。




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2016/05/19

充実感



最近気付いたこと。私の指導教授がブルーノ・マーズに似ている(爆

もちろん教授は純韓国人なのだけど、顔の作りと雰囲気がぼんやりと似ている気がする。なので教授と話すたびにブルーノ・マーズのTreasureが脳内で永遠リピートされます。Treasure, that is what you are~

が、私は指導教授のことが本当に好き。この大学院に入学した目的は教授と出会えたことだと信じているぐらいです。素晴らしい人格者。そして教授はドンちゃんを除いて、私の知り合いの韓国人の中で唯一私の言葉が通じる人。言葉が通じるとは単に意思疎通ができるというわけではなく、私が言うことを深く理解して同意してくれるということ。本当に貴重な存在です。

今学期はその指導教授の授業が夜遅くに終わるので(それ以外の授業もそうそこからバスに乗って帰宅するのが深夜になります。

深夜12時過ぎにバスターミナルに着くと、いつもニコニコして待っていてくれいるドンちゃんが窓から見えます。バスから私が降りると、すぐに私が背負っている重いリュックを「僕が背負うよ」と持ってくれ、「お疲れ様」と抱きすくめてくれます。授業後は脳内がかなり興奮しているのか、高速バスの中では一睡もできず疲労満タンでヨスに到着するのですが、ドンちゃんのおかげで少し回復する瞬間。




そこからお腹ペコペコの我が夫婦は深夜にも関わらず晩御飯を食べます。24時間営業の食堂でコムタンやクッパを食べることが多かったのですが、最近はとにかく早く家に帰りたいので、コンビニでお弁当を買ってお家で食べています。

私が留学していた時も、釜山で働いてた時も、結婚してヨスに来た当初も「韓国のコンビニ弁当は微妙」という認識が常にあって、コンビニで買うぐらいならキンパのお店で巻きたてのキンパをテイクアウトする方がいいと思っていました。しかし、最近のコンビニはお弁当を主力商品として売り出しているようで、見かけでも美味しそうなものがけっこう売っているのです。実際、食べても美味しい。


帰宅して私がシャワーを浴びている間、ドンちゃんがレンジで温めてくれたお弁当。準備してくれたグラスにビールを注いで、テレビを見ながら一緒に並んでそれをつついているその時間は、疲れているのだけれども、充実感がたっぷり私を満たしてくれています。幸せだーと思う。

それは、結婚して海外にいるけれど、ドンちゃんとは別のところで私も頑張っているという充実感。ここ韓国で私は私の世界があるという充実感。そしてその裏には、ドンちゃんという帰る場所があるという安心感。そんなのを感じるから。

母国を離れても、自分が熱中できることがあり、そこに信頼できる師と友がいるということ、そしてそれを心から応援してくれて支えてくれる夫がいること。考えてみると、とても幸せなことだなと思う。普段は論文と発表ががあるから切羽詰まってたりして、そんな風に感じる余裕はないけれど(それも問題だけど

コンビニのお弁当は私の心を、ちょっと温めて豊かにしてくれます。



と、深夜に身体によいとは言えないコンビニ弁当を食べることを正当化してみる。へへ。







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2016/05/17

釜山で美味しいごはん


ツツジの季節が幕を閉じ、馥郁たる香りのバラが高貴に咲き誇る季節になりました。こちらでは入り口やフェンスでバラを育てている家が多く、散歩をしながら黄色、緋色、苺色のバラを賞でることができます。どの色のバラも、深緑色の葉とのコントラストが美しい。その色の対比と調和の中に、初夏を感じることができます。



さて、マラソン大会参加目的の週末釜山でしたが、美味しいもの大好きな我が夫婦、釜山グルメも堪能してきました。美味しい釜山ごはんのために走りきったようなものだから。(それと、悔しくもPOでOKCに負けてしまったSASのメンバーのために私の走りを捧げました、爆)

日暮れに釜山に到着したので、すぐに夕ご飯を食べに。マラソン大会前日ということもあったので、この日の夕ご飯は炭水化物と決めていた我が夫婦。そして釜山の炭水化物といえば、海鮮カルグクスとミルミョン。ということで、カルグクスとマンドゥが有名なお気に入りのお店へ足を運びました。ササン駅からすぐのところにある이가네칼국수、ここはいつでもお客さんがいる人気店。美味しいんです。両親が来た時にも、寄ったぐらいお気に入りのお店。





もちろん、海鮮カルグクスを頼みます。干しエビ、干し鱈、アサリなどの出汁でとったスープとお店で作る新鮮な麺が絶品です。




ここのマンドゥも中身がギューっと詰まっていて、美味しい。必ずセットで頼むメニュウです。




そして今回はカルグクスの他に釜山名物のミルミョンも一緒に頼みました。小麦粉で作った麺はもっちりとして喉越しが良く、美味しい。スープはさっぱり、赤いタレは甘辛くて少しフルーティーです。食欲が進む夏の味。

次の日、走り終わったあとのお昼ご飯は、ずっと食べたかった釜山名物である꼼장어 ヌタウナギ!ちなみにヌタウナギは日本では食用になってないみたいです。キモかわいい深海魚。



釜山出身で現在ヨス在住の大学教授と話していた時、ふと、「ヨスではたべれない、釜山に帰ったら必ず食べるものってなんですか?」って聞いてみたことがあったのです。教授曰く꼼장어 (ヌタウナギ)をヤンニョムで焼いたやつだねー美味しいんだよー」とのこと。その答えを聞いて以来、ずっと꼼장어 (ヌタウナギ)を釜山で食べなくては、と思っていました。




ドンちゃんが探してくれた人気店はチャガルチ市場の近くに位置していました。そこでは魚を売りつつ、その場で捌いて、焼いて食べるスタイルのお店が立ち並んでいます。




店頭では魚をじゃんじゃん焼いています。焼いているといっても日本の焼き魚とは違って、油でジュージューと焼くのが韓国風。





さっそくヌタウナギのヤンニョム焼きを頼んだら、まず出てきたのが焼き魚たち。油っぽくなく、香ばしくって美味しい。




焼き魚とビールで乾杯していたら、ようやく出てきたヌタウナギ!アルミホイルを引いた鉄板の上で混ぜながら焼きます。



ヌタウナギと一緒に焼いているのは玉ねぎ。赤いヤンニョムが食欲を掻き立てます。

で、肝心の食べた感想はというと、ヌタウナギは鰻っぽい味だけど、少しさっぱりめでなかなか美味しかったのですが、ヤンニョムは、ちょっと味の深さが足りなかったというか、思っていた感じと少し違っていました。もう少し甘めの味があれば引き締まる感じもしたんだけど、全体的にモヤっとした味付けだった。でもこれが釜山の味付けなのかな?これはこれで美味しいのかもしれない。ただ、全羅南道の味に慣れている人に食べてもらってその感想を聞きたくなりました。ちなみにドンちゃんも私と一緒の感想でした。

かなり期待してただけに、少しだけ残念な感じだったマラソン後のお昼ご飯。その後、ロッテデパートに寄って、欲しかったお洋服を買って気分を回復。デパートでは釜山ならではの美味しいものもお土産で買ったのですが、それはまた次回に。

ちなみに今回利用したホテルは中央駅からすぐのCrown Harbour Hotel Busanでした。ここオススメです。サービスも良く、部屋もきれいで、何よりも観光に便利なロケーション。チェックアウトの時間を13時まで無料で伸ばせるのも良かったです(マラソン後、戻ってシャワーを浴びれるから




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2016/05/16

夫婦の挑戦



麗らかに晴れた月曜日のヨス。最近は朝から「ホーホケキョ」と季節外れの鶯の声が聞こえます。その声から小さくて可憐な様子を感じることができるので、「ホーホケキョ」が聞こえるたびに、ドンちゃんと「かわいいい」と大騒ぎしています。萌萌。

さて、週末は一泊で釜山へお出かけ。目的は釜山ハーフマラソン大会に出るためです。夫婦二人で一緒に継続的に何かに挑戦したくて、毎日当たり前のように二人でしていたジョギングを本格的にやってみようということになったのです。

その最初の目標がこの大会でした。ハーフマラソン大会といっても、5キロと10キロのコースも準備されていたので、初心者の私たちは10キロに登録。10キロだけど、その時の私たちはペースを意識しながら走り続けるということ自体をしてこなかったので、かなーり未知で怖い距離でした(当日までも最大6キロぐらいしか走って来なかった

この大会を目標に据えた後は、二人で計画をたてて練習を開始。ランニングシューズやウエアの重要性を知り、きちんとしたブランドのを買いに行ったり、日々の練習に新しいマシーンでの筋肉トレーニングを入れたり、タンパク質を意識した食事にしてみたり(うずらの卵の醤油煮を欠かさず作っていた)、色々と試行錯誤しながらも、二人でより長い距離を走っていくことの楽しさ、走り終わった後の爽快感を共有していきました。

大会はとても楽しかった。お祭りみたいな感じ。もちろん記録を意識するセミプロの選手たちもいたけれど、大部分の参加者が私たちのように、大会を日々のランニングの力試しの位置に据えている人たち。会場はビッグイベントとして楽しむ雰囲気で溢れていました。大会運営も予想よりもはるかに体系的に行われていました。最寄り駅から会場まではリムジンバスが運行されていて、行き帰りはとっても楽でした。荷物の管理もボランティアの学生たちがしっかりとしてくれて、とってもスムーズでした。有難い。

走り終わった人たちにジュースやバナナやパンを配るのはもちろん、豆腐キムチとマッコリも無料で配膳しているところは韓国らしかった。同好会のテントもいくつかあって、そこでパジョンを焼いているのも良かったな


肝心の私たちですが、楽しみながら走ることができました。3キロまでは海を眺めながらスイスイと走り、途中4キロから8キロにかけてはちょっとしんどくて、残りの2キロは果てしなく長く感じつつも、ドンちゃんと一緒に励ましあいながら、一緒に走りきりました

ドンちゃんと走りきれたことが嬉しい。一人じゃなくて、二人で一緒に達成できたことが嬉しい。今日のことを分析して、これをまた次回に一緒に活かしていけることが嬉しい。一緒に一つ一つ積み上げながら挑戦し続けていけることが何よりも嬉しい。

目標を一緒にたててそのための過ごした時間も、目標を達成した瞬間も、大切な思い出になったねって、記念のメダルを手にしながら話しました。


次回の大会のために、今日からまた二人で頑張るぞ。





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2016/05/14

手がかり








今日は見事な晴れ。朝から張り切って洗濯物を干し、外に出て息を吸ったら、空気の中に余計なものがなく澄んでいることがわかります。散歩道から見る海もシアン色に輝き、緑陽ごしにキラキラと光っています。これに群青色を足したら、セルジューク朝の陶器になるのかな。(ニューヨークのメトロポリタン美術館で先日から開催されているcourt and cosmos展に行きたくてたまらない。カタログだけでも買おうかと。

いつもこの海の先には日本があるのだと思っていました。日本の家族や友人が恋しい時、私の視線の先には日本があるのだと励ましながら、海を眺めていました。でも実は違っていたことに気づきました。地図で確認すると、この先は、沖縄と奄美大島の間を通り越し、インドネシアのマルク諸島あたりにたどりぶつかります。この事実を知った時、私の母国への想いはインドネシアに向かっていたのかとびっくりしたと同時に、なんだかすごく嬉しい気持ちになりました。

というもの、大切な友達のインドネシア留学が決まったから。彼女の努力が実ったということ、彼女が勇気を出して人生の新たな門出に立ったということに私はものすごく励まされました。自分が見つめる海のまっすぐの先にインドネシアがあるということは、彼女と私の繋がりでもある気がして嬉しかったのです。この海を見るたびに私も頑張ろうと思えるのです

大切な友達が自分の道を切り開いていく姿は、自分の中の焦りやざわついた気持ちをゼロにしてくれて、むしろ前向きなものに変えてくれるということを今回改めて実感しました。止まっているのではないかと自分に怖くなる時もあるけれど、私も少しずつ進んでいるんだと思わせてくれる。そんな前向きな気持ち。ああ、早く会いに行きたいな!

写真は今週習った新しい技法。韓国語で면치기という、面を削り、外側に触れずに内側から膨らませて成型する方法。

こうゆう新しい技法を学ぶたびに、形の美しさとして現れる前のもしくは美しさのその素となっている、「韓半島特有の美意識」というものを理解する手がかりを得ている気がします

その国の美意識は理解しようとしてもなかなか難しい。日本の「もののあわれ」「無常観」の美意識を他の国の人たちが理解することが難しいここと同様に。それについての説明を言葉で聞いてもイマイチ掴めない。だから、技法とか、色とか、大きくいえば歴史とか、気候とか、そういった色々なことを手がかりにして、それに近づいていかねばと思う。手がかりは多ければ多い方がいい。

いつか自分の言葉や自分の技術でそれを表現したいことはもちろん、せっかく韓国に住んでいるんだからその深い部分まで見てみたい、という自分の知的好奇心のためにも。


と、そんなことを思いました。インドネシアに続く、この青い海を見ながら。



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2016/05/09

30歳の夫婦



連休明けの月曜日は雨模様。「てんきが よくない です ねー」とカーテンを開けるドンちゃんの声で目が覚めました。雨は雨でも、今日のはささやかにシトシトと降る雨。朝に淹れるコーヒーに合う気がします。連休中にドンちゃんと一緒に買いに行った、モカが入ったブレンドのコーヒー豆。明るい酸味が雨で足りなくなったものを補ってくれる感じ。

さて、先週はドンちゃんの誕生日でした。めでたい、30歳。私と同い年です。

この日は翌日に教授の研究室で論文の途中経過を報告する予定があったので、教授がフィードバックしやすいように資料を作成したり、少しでも進度を進めたり(悪足掻き)で、数日前からかなり気が立っていたのですが(気が立ちすぎてタクシーの運転手とケンカした)、何と言っても30歳になる大事な日。できる限りの最善を尽くしました。30といえば、人生の後半戦の前哨戦でもあり、四季でいう夏が終わりかけていよいよ紅葉が始まろうとしているあの時期、に当たる大事な節目な気がするから。

って最善を尽くと言いつつも、準備したことは至って普通。誕生日カードを書いたり、ドンちゃんのリクエストを夕飯を作ったり、ケーキを作っただけ。




夕飯はドンちゃんのリクエストであるコルドンブルーを。パン粉にパセリを混ぜて、厚めのオリーブオイルでこんがり焼きました。たくさん作ってちゃっかり冷凍保存。もちろんわかめスープも作りました。韓国のわかめは歯ごたえあってスープにしがいがある。




ケーキはガトーショコラを。レシピは藤野真紀子先生(私のおやつ100のもの。しっとり重めのガトーショコラ、これはとても美味しかった。この美味しさなら、カロリーが高くても全然許せます。コーヒーにも合うので、朝ごはんでもペロリ。


夜ベットでドンちゃんへの想いを綴ったお手紙を読んだのがこの日のハイライト。ドンちゃん30歳のお誕生日は若干ささやかすぎるとも言えなくもないけれど、でもドンちゃんがとっても喜んでくれたので、私も嬉しかった。

そしてこの日はドンママへの感謝の日でもあります。30年前のこの日にドンちゃんを産んでくれて、こんな素敵なジェントルマンで優しさの貴公子みたいな男性に育てあげたドンママ。ドンママに感謝の意を伝えたら、「愛し合いながら生きている美しい2人が、いつまでも永遠であることを願っているよ」との言葉をもらいました。

ちなみに母の日、ドンちゃんが私の母に「しいなをうんでくれて ありがとうございます」とメッセージを送ってました。母の答えは「どんちゃんが しいなをたいせつにしてくれるから しいなのははでよかったです」とのこと。

二人の母からのそれぞれの言葉に、私はジーンときました。こんな自分でいいのかなって思う日もあるけれど、ドンちゃんとお互いを大切に思いながら生きていることの中に、私が生まれてきた意味があるんだなって。

どんちゃんを産んでくれたドンママ、私を産んでくれたお母さん(もちろんドンパパやお父さんも大切)に感謝しながら、二人の母が教えてくれた「生まれてきた意味」を大切にしながら、二人の30代も忘れられないぐらい楽しい事いっぱいの日々で埋め尽くそう。ドンちゃん、30歳おめでとう。




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