My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2018/07/17

遠足



どんちゃんは「遠足」という言葉が好き。しかもよく会話の中で使われる。一週間のうち水曜日の夜から「週末の遠足、どこ行く?」と言い出し、木曜日に「週末の遠足のことだけど」と提案し、金曜日に「明日はパパとママとえんそくーーー」とハイテンションで息子を抱っこする。つまり三人でちょっとだけ遠出することが彼にとって遠足なのである。どんちゃんにとって週末の遠足こそが人生であるみたい

でも、遠足って響き、私も嫌いではなくむしろ好き。腹の底からワクワクする。最近は朝から天気が良い日が続いているので、洗濯物を干しながら遠足日和だなーと思う回数が増えたし、平日息子とバスなんかに乗ってちょこっと出かける時は「遠足だよー」と言っている。



そんな我が家の先週末の遠足は、隣町の順天市の山の中にある仙岩寺へ。ここ数年ずっと行きたかった場所の一つで、今回ようやく行けた。韓国仏教は排斥の歴史があるので、山奥にお寺があるところが多く、静かな観光名所となっている。



到着してまずは腹ごしらえ。麓にあるいくつかのお店の中から、山菜定食が有名なお店を選ぶ。川のすぐ横に広いテラス席が準備されていて、夏っぽさ満点。山菜定食はおかずが20種類以上並び、味付けも優しくなかなか美味しかった。特に唐辛子の和え物と野沢菜のキムチが美味。椎茸のジョンもふっくらしててお家でも再現したくなった。



食べたあとは車内でオムツ替えやら授乳やらをし、いざ出発。約1キロ強の川沿いを歩きながらの森林浴。木陰が気持ちいい。途中、川で涼みながらお寺へ。仙岩寺はお寺の屋根の先から見える深い緑の山と青い空が美しかった。四方を山に囲まれた静かなお寺。本堂ではソングル(五体投地)をするお婆さんたち、そして若い女の子もいた。テンプルステイをしている集団もいて、私も機会があればしてみたいなーと思った。夜はきっと星空が綺麗だろうから。息子も抱っこひもから出た足をぴょんぴょんさせながら、色々なものを眺めていた。一番テンションがあがっていたのは、私とどんちゃんが休憩がてら食べたコーヒーアイスに、だったけど。


今週はどこに行こうかな?避暑できるところがいいな。納涼もしたい。三人で遠足、今の私にとっても人生そのものな気がする。息子とどんちゃんと過ごす時間はとっても貴重たまらなく大切


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2018/07/16

きみは私ではない



赤ちゃんは生まれた時、目に見える世界は自分の一部だと思っているということをどこかで読んだ。病院の天井も看護師さんも、私もどんちゃんも全部自分。なるほど、自己がまだないから、そんな風に見えるのかと妙に納得。

毎日すごい速さで成長しながら、息子はまず自分の外枠を捉えているように思えた。自分に手がついてることに気づき、それを自分の意思で動かせることがわかり、蹴ったり寝返りを打ったりすることで、自分の重さや大きさを認識できるようになっている、ような気がする。

おそらく、すでに自分と世界は別のものだとは分かっているのかもしれない。では私のことは自分と全く別の人格であるこということに気づいているのかな?最近はそこに非常に興味が惹かれる。私やどんちゃんのことをどのように捉えているのか。

ただ、私が自分が望む通りに動かないと怒る姿を見ると、まだ自分の一部、しかもとても親しい自分の一部、だと思っているのではないかと、見受けられる。


きみは、私とは違う人間なんだよ。私ときみは全く独立している存在なの。私はきみではない。きみは私よりもずっとずっと特別で、尊くて、プレシャスな存在なの。と、毎日息子に語りかけている。


息子には私の知的好奇心を刺激させらっぱなしの毎日。育児は知的な行為でもあるから面白い。



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2018/07/12

夏の散歩



ヨスに移住してから散歩が大好きになった。

読みかけの本を家から持ち出したり、今日は何を作ろうかと考えながら歩いたり、カフェでお茶をしたり。外を出歩くだけではなく、それによって得られる機会含めて散歩が好きだった。何よりも移りゆく季節を感じながら、自分を取り巻く環境の小さな変化を発見しながら歩くことがとても気に入っていた。



息子が生まれてから、ベビーカーや抱っこひもで、毎日散歩をしている。桜の蕾、花、風に舞う花びらを一緒に眺めた。雨の日は水たまりを覗いたり、曇りの日はブランコを漕いだ。薔薇の花や紫陽花、足元で忙しく動く蟻んこ、竹の中にかくれている鶯の声。時間帯によって変化する海の色。息子と散歩をしながら色々なものを一緒にしたり、見たりした



梅雨が明けた最近は、木陰に入り深く茂った葉を見上げたり、小さな丘の遊歩道を歩いている。歩きながら、妊娠中もここをせっせと歩いていたことを思い出した。その時、息子が生まれたら一緒に散歩をたくさんしたいと思ったんだったすっかり忘れていたけれど、私は出産を経て命懸けで自分の夢を叶えたんだと嬉しくなった。




まだまだ一緒にやりたいことがたくさんある。それを叶えていけること、そしてそれは平凡な毎日の中、当たり前の中でできるということが、嬉しい。

本格的な夏が来る。息子と初めて過ごす夏。きっとあっという間に終わっちゃう。だから、目の前に展開されているキラキラしたものをできるだけたくさん拾いたい。散歩はもちろん、小さな色んなことでも。


写真は、いつもの海と、遊歩道と、公園と、散歩の帰りによるカフェ。私はアイスカフェラテ、息子は家から持ってきた白湯。


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2018/07/02

走れ



梅雨入りしているヨスです。朝起きると雨が降っている毎日ですが、止んでいる時間帯もあるので、ちょこちょこ息子と散歩しています。最近の日課は紫陽花探し。社宅内やいつものお散歩コースを歩きながら見つけた紫陽花を一緒に眺めてます。


もうひとつの日課はランニング。息子が寝て、夫婦で晩御飯を食べて一休みしたら、どんちゃんに家で待機してもらって私はジムへ。30分という短い時間だけど、毎日走ってます。

走るのは1年4ヶ月ぶり。妊娠中からずっと走りたかった!初日、イヤホンで音楽聞きながら、走り始めた瞬間、もうどこにでも走って行けそうな自由を、体全体で感じました。すぐにへばったけど。

ランニングの目的は健康というよりは、心のリフレッシュ。息子はかわいいかわいいの最上級だけど、育児は大変で、どこかで息抜きしたかった。運動は始めるまでが腰が重いけど、やって後悔はなく、物凄くリフレッシュできるから好き。

今日も走る、明日のために。明日も梅雨に負けず、今しかない息子との時間に思いっきり没頭したい。


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2018/06/29

圧力さん


ここ最近、パンチャンの宅配を利用してます。ごく普通のパンチャン屋さんだけど、毎日SNSで日替わりおかずを写真でアップしてくれるので、忙しい中でもチェックしやすいし、携帯メールでさっと注文できるので気に入ってます。何より美味しい!


そこで食べた豚の背肉の煮込みが美味しかったので我が家でも作ってみた。まずは背肉を血抜きして、


テジカルビ用のヤンニョンと水を加え、圧力炊飯器へ


スイッチひとつで出来上がり。あとは鍋に移して、一緒にゆで卵を入れておくだけ。豚の背肉ってカムジャタンで使われるけど、カルビ用のタレで煮込んでも美味しかったです。

炊飯器がシューシューいっているの「圧力さんのおかげで、お肉柔らかくなるよー圧力さんがんばってー」と息子と見ながら言ってたんだけど、言い終わった時点で、圧力さんって何?と思いました。

そういえば、息子とお散歩ついでに、テニスコートでテニスを見ていた時も「わー、上手なテニスさんだねー」って言いながら、テニスさんって何?と思ったな、、、

色々なものに敬称をつけてしまうクセ。そのうちブログでも出そうで怖いです。



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2018/06/25

サクッとソウル



定期的に来る「ヨスから脱出したい病」のため、週末はソウルに1泊で遊びに行ってきました。

赤ちゃん連れとしては移動時間が短いのが1番なので、車で2時間以上かかる釜山とかよりは、飛行機で50分で行けるソウルの方が楽(1歳頃になるとまた違うのかもしれないけど)あと、我が家は80円のお水を買うのもマイレージが溜まるカードを使っているので、KTXで行くよりも安く行けます。

ソウルでの目的は2つ。



まず一つは、부자피자というピザが美味しいレストランに行くこと。妊娠後期にどうしてもここのピザが食べたくて来たのだけど私は妊娠糖尿病で糖質制限中。断腸の思いで1切れだけを食べ、サラダでお腹をいっぱいにしたのでした。その時、無事に産んだら絶対にここにまた来て、ピザを1枚全部食べきるとドンちゃんに宣言。出産し7ヶ月を経て、ようやくまた来ることができました。

1枚丸ごとは食べれなかったけど(それでも6割は私が食べた)あの時食べたポルチーニ茸のピザを心の行くままに食べることができました。息子がいるので17時半に入店し、ささっと食べて、ささっとホテルに帰ったけれど、もう大満足。厳しい糖質制限をしていたあの時の私が、ついに成仏しました。

もう一つは、シャガール展。イスラエル美術館から来ている(シャガールはユダヤ人)との情報を得て、行ってきました。シャガールはインスピレーションの源泉にとても正直な印象があって、その源泉というのが子供だけが持っているイメージに近いなぁと、観るたびに思う。特に今回はイスラエル美術館所蔵なだけあり、旧約聖書に影響された作品がたくさんありました。それもやはり、小さい子供がストーリーを聞いて頭の中で膨らませた豊かなイメージという印象。こうゆうイメージを作る能力って小さい頃なら皆誰もが持ってたのに、大人になって言語を使うようになって消滅しちゃったんだよね。だからシャガールの絵を見ると、どこか懐かしくて切ない気持ちにもなります。今回も良かった!

赤ちゃんを連れてソウルをウロウロしてわかったことは、韓国の人って老若男女問わず、赤ちゃん大好きな人が多いなぁということ。ヨスにいる時から感じてたけど、大都会のソウルでもやはりそうだった。地下鉄では両側にいた若いお兄さんたちにたくさんあやしてもらい、強面なおじさんに席を譲ってもらった(妊娠中もおじさんが譲ってくれた!、レストランでも可愛がってもらい細かい気遣いもしてもらった。美術館でもスタッフから「何かあれば助けますのでいつでも声をかけてくださいね」と言ってもらった。きれいな授乳室やオムツ替え台があることもありがたいけれど、なんというか、韓国のこうゆう赤ちゃん大好きという社会の雰囲気の方がもっとありがたく感じる。

親としても気持ちよく、大きな負担なく、楽しめたソウルでした。



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蛇足で赤ちゃん連れソウルについての備忘録。誰かのためになればと思い書いておきます。



ホテルは3人部屋シングルベット3つ。予約するときに、ベットをくっつけて置いてと頼んでおきました。写真上。ベビーベットだと息子が寝ている時に柵にぶつかって起きてしまうので。足側に枕やクッションを置いて転倒防止。

ホテルでは物音がしても起きないように、息子が寝たらホワイトノイズをガンガンにかけてました。ホテルは1部屋が基本だから、寝た後の大人の行動に制約がかかってしまうから。我が家、普段からホワイトノイズにはかなり助けられていて、寝室は息子が寝る夜7時頃から翌朝の8時ごろまでずーっとホワイトノイズかけっぱなし。息子、ぐっすり寝てくれるし、大人は物音を多少立てても大丈夫だという余裕があるし、良いです。ホテルでも助かりました。

ホテルには浴槽があったのでお風呂は日本スタイルでやってみた。お湯をはって1人が湯船につかって、息子を洗って、もう一人がそれを受け取るスタイル。我が家はいつも、英国のお座り専用のベビーバスをメインに、ストッケで上がり湯、という2台使いのスタイルなので、日本スタイル楽しかった!



離乳食は上記なものを買ってみた。熱湯で溶かして作るお粥と、野菜と果物のペースト。家からは計量スプーンと普段から使っているので食べさせる用のスプーン、容器はジップロックコンテナの小さいやつを持ってきました(これ、電子レンジオッケーだし、蓋がラップ代わりにもなるから普段から愛用中)韓国の離乳食初めて買ったけれど、基本的に6ヶ月からのお粥はどれも牛肉入りなので、息子も牛肉を食べさせようと思いました。その国で暮らすなら、その国の離乳食に従った方が後々楽なんだな、きっと。食べてくれて助かった

ベビーカーでもソウルに行ったことあるけれど、今回は抱っこ紐だけ。結果、正解。ソウルは大人二人なら交互で抱っこする方がベビーカーより楽。ちなみに美術館では子連れが多く、セカンドベビーカーとして韓国で人気の中国ブランドのtavoをたくさん見ました

以上!



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2018/06/17

爪を切る


子供ができて、毎日毎日をこなしていくことがいっぱいいっぱいだが、自然に自分を客観的に考える機会が増えたきがする。それは息子の成長を通し自分自身も刺激を受けているからであり、自分の思い出を手繰り寄せて、自分の化けの皮を剥がしていくような少々辛い作業でもある。

その作業のことはちょっと横に置いておいて。

夜寝る前は、親になった自分を客観的に簡単に考えるにはもってこいな時間だと思う。日々クタクタに疲れているので、さっと考えて、さっと寝る。意外にも気づくことがたくさんあって驚く。

最近は、自分は、親として、どんなことをしている時に息子への愛情が一番深くなるのだろうと考えていた。息子に対して何をしている時に、一番、愛情を注いでいると感じられるのだろうと。

私にとってそれは、授乳をしている時でもなく、かわいい洋服を買っている時でもなく、コツコツと離乳食を作っている時でもない。息子にだっこをせがまれて腕がつりそうになりながら抱っこをしている時でもなく、かわいいかわいいと息子を抱き上げる瞬間でもない。それは、寝ている息子を起こさないように爪を切っている時だと思った

個人差があるかもしれないが、赤ちゃんは爪が伸びるのがとても早い。なので2日にいっぺんは爪を切らなくてはいけない。起きている時は切らせてくれないので、寝ている時に、小さな指先にある小さな小さな爪を切る。

なぜこの行為に愛情の深さを感じるのかといえば、一言で、とっても大変だからである。

ちょっと間違えれば傷つけてしまうので、そおっとそおっと。自分の背中を曲げて首を伸ばし極限まで爪に顔を近づけて。息を飲みながら、静かに、神経を使って爪を切るのである。

毎回首は痛いし、何より緊張する。できればしたくない。爪先なんて誰も見ないし、少しぐらい放っておいても大丈夫な気もする。でもやる。それは息子が清潔に人間らしく生活するためであり、息子の尊厳を守るためだからと考えるから。

また、なぜそおっとそおっと慎重に慎重を期し爪を切らねばならぬか、と問われれば、息子を傷つけたくないからである。自分よりも大事な存在だからこそ、指先にちょこっと傷ができるのも、絶対に許せない。

大変だけど、傷つけないように、そおっと優しく優しく爪を切るその行為は、かわいいと思うことよりも難しく、そのため深い愛情がなければできないことだと思う。


外から見れば、子供の爪を切るなんて当たり前のことであり、日々の当然のルーティンであるけれど、深い愛情と責任感がなければできないことだよなぁと、親になって気づいた。最近こんな風に色んなことに気づく。だからこそ、親である自分を客観的に考えることは意味がある。



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2018/06/15

なんとなく、クルー感


初夏の日差しが眩しいヨスです。湿度低く、風が通り、なんとも過ごしやすい。梅雨入り前、1年で一番爽やかな季節。

息子ももうすぐ7ヶ月、すでに0歳も折り返し。最近ようやく我々のクルーの一員っぽさがが出てきたような


というのも、最近は我々がご飯を食べている時はハイチェアーに座らせているので、食卓を三人で一緒に囲んでいるような雰囲気に。もちろん息子は一緒に食べてないけれど、三人家族感がグッと出てきました。

またベットをファミリーベットにして三人で川の字で寝るようなったことも、家族感を加速させるようになったかも。川の字といっても、息子の寝相が相当悪くすでに顔蹴られているのでちょっと大変なんですが、微動だに動かずスヤァと静かに寝ている高尚な生き物の時に比べ、断然人間らしい。爆睡する息子を横に眠りにつく時、それは少しだけ不思議で、でも家族なんだなぁとしみじみ思える瞬間。

寝食を共にすると、より近くなる。

あと、チャイルドシートに長い時間座れるようになっていたので(といっても1時間ぐらい)三人で色んなところにお出かけできるようになったことも大きいかな。





この前は夫婦でしょっちゅう訪れた順天湾へ。湿地に生えたススキはまだ背が低く青々としてるけれど、風が吹くと心地いい音をたてて揺れ動く。ベビーカーに座っているだけじゃ良く見えないだろうと、交代で抱っこして歩いたのですが、息子も楽しそうでした。いつも2人で順天湾の季節を感じ共有してきたけれど、これからはもう一人加わって三人で共有できるんだな〜と嬉しくなりました。


そもそも、息子は家族の一人」というよりは、「地上に降り立った全知全能な高尚な生き物」という存在だったような。もちろん赤ちゃんだから何もできないのだけど、逆にそれが彼に権力を与え、喋れないことが全知全能感を助長し、表情筋が固いことが高尚っぽさを醸し出していたのです。息子に見つめられると「お前が考えていることなんぞ私に全てお見通しなのだ」と言われているような気さえしてました(爆)

が、最近ようやく寝返りで少しずつ移動もできるようになり、表情も柔らかくなり、感情を発語で表現するようになり(特に負の感情、だいぶ我々と同じような下界の生物に近づいてきた印象。


まだまだ赤ちゃんだし、共有も何も記憶にすら残れないと思うけれど、少しずつ神的存在から人間になり、私たちクルーの一員となってきたなぁと感じ始めている今日この頃です



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2018/06/05

離乳食でみる韓国


息子の離乳食が始まって約1ヶ月。ようやく献立や作り置きの進め方なんかが、自分の手中におさまってきました。

そして、子供ができるまで離乳食なんて注目すらしなかったけど、実は国によって違うし国柄も出てくるのでなかなか面白い研究対象なのでは、と思い始めたところです。韓国の離乳食についても、最近本を読んだりママ友から聞いたりして、その全体像を掴めてきたので、今日は大雑把に書き記してみます。

韓国は4、5ヶ月スタートで日本よりも早め。最初は日本と同じ10倍粥からスタートするけれど、もち米の10倍粥も食べさせるところがちょっと違う。消化がよいらしく、便秘気味の赤ちゃんにはもち米を勧めています。

米の次は野菜、牛肉、最後に果物という順番で牛肉をスタート1週間ぐらいで食べさせるところも日本とは違うところ。どうやら貧血対策らしい。

日本はお粥と野菜を別々に食べさせるけど、韓国は初めての食材でも必ずお粥に混ぜて食べさせます。お粥一品が基本です。初期から中期、後期になってもそれは変わらず。お米の固さと入れる食材が変わるだけで、毎食お粥です。なので離乳食のレシピは9割お粥。

お粥のレシピも韓国らしさがあります。牛肉と梨のお粥とか、栗とさつまいものお粥とか。また、お粥といっても、韓国は肉と野菜を煮込んで作る出汁を離乳食で使うので普通に美味しそう。


お粥が基本なので、離乳食アイテムも日本とはちょっと違います。離乳食用の小さな炊飯器や蒸し機能があるミキサー(フィリップスの。私も狙ってます)が人気。大量にとった出汁を保存するパック、そしてガラスの保存容器も必需品。この容器は国民の離乳食容器と呼ばれ、大量に作って一食ずつ入れて冷凍保存するらしい。写真のがそれです。食べさせる時もこの容器で。私は蓋の色が気に入らないので買わなかったけど(weckの買いたい)

なぜ色んな食材を混ぜたお粥なのかと問うならば、まずは準備が楽で、栄養面でも合理的だからってのは間違いないんだけど、そこには食文化も僅かに反映されているともみてとれて面白い。韓国の食文化って、一つ一つ素材の味を、というよりは色んなものを混ぜてそのハーモニーを楽しむところに本質があるので、お粥もその影響があるんじゃないかな。

日本と韓国を比べたら、断然韓国の方が離乳食は楽だと思う。最近は手掴み食べをさせる、赤ちゃん主導型離乳食というのも流行っているらしいけど、基本三食お粥を作って食べさせればいいから。

でも、同じぐらいの月齢の韓国人ママ友たちは、子供を寝かしつけたあと、夜な夜な下準備したり、それぞれ効率的に作ろうと工夫したり、皆頑張ってる。めんどくさいと思いつつ、できるだけ手作りしたいなって気持ちはやはり万国共通なのかなぁ。

私は日本式で進めているけれど、せっかく韓国で育児をしているので、韓国式離乳食も取り入れたいな。トップの写真は最近読んでる離乳食の本、これでレシピを勉強中!


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2018/05/28

回復



1ヶ月以上滞在した日本からヨスに戻って来ました。

荷造り、朝早くに空港ヘ移動、飛行機、国内線乗換え、飛行機、夜遅く自宅ヘ移動、荷解き、この一連のプロセスに日本であまり進まなかった離乳食の準備が入り、帰国後数日は精神的に疲労困憊。

が、週末思いきってお出掛けしたところ、気分がすっきり回復。美味しい韓国料理を久しぶりに食べ大満足でした。

食べたものはおかずを葉っぱで巻いて食べるサンパッ、でも目的はそこで出てくるカンテンジャン。カンテンジャンとはお肉と味噌とヤンニョンなんかを煮詰めたもので、日本でいう肉味噌みたいなもの。これをご飯に混ぜて、サンチュにくるみ食べるのが大好き。週に1回、夕飯でお弁当を頼む時必ずカンテンジャン弁当を頼むぐらい。



どんちゃんが調べてくれたこのお店は、우렁カンテンジャンが食べれるところ。우렁とはなんと、タニシ。

割りとこっちではタニシを良く食べます。テンジャンチゲに入れたり、カンテンジャンといえばタニシだし。私も初めはびっくりしたけど、食べてみるとコリコリして美味しいです。

息子が途中でぐずったので、どんちゃんにあやしてもらいながら、私は爆食いしてました。ごめんよ、どんちゃん。

疲れには美味しいもの、これ鉄則。ヨスでの生活のんびりやってこー!


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2018/05/13

韓国文学



実家にいると有難いことに、晩ごはんを作らなくて良いので、自由な時間が増える。さらに息子の就寝時間が早まったこともあり、ヨスにいるときよりも読書に時間を割くことができた。すごく嬉しい。

色々と読んだ。湯川さんと星野さんのインタビュー、高くて買えなかったクレーの日記は図書館で借りた。

海外文学作品が好きな割に、韓国に関心がある割に、全く読んでなかった韓国文学。ハンガンの作品が母の本棚に揃っていたので拝借、あっという間に読んでしまった。

三冊読んだうち、特に考えさせられたのが、菜食主義者。ハンガンはこの本でブッカーを取ったはず。韓国でもニュースになって、通ってた大学院では、作品や著者よりも英語訳者が話題になった。韓国語を学習してすぐに翻訳した言語の天才ってことで。

菜食主義者は人間が持つ残虐性、暴力性が、自己に及ぶ時、それは他者に向けられるもの以上に、異質で狂気じみることが分かる。同時にハンガンが光州出身で光州事件に影響を受けたことが分かる作品でもある。親切心と残虐性の境界線をひょいっと渡る人間の無邪気な怖さ。

ハンガンは、あの時代の韓国が生んだ天才だとおもう。だとしたら、これから彼女の作品を追っていくことが現代韓国の底を探ることに繋がるのかも。おすすめです。

追記
光州事件をモチーフにした少年が来る、もおすすめです。ハンガンの世界観を割りとわかり易く読み解ける作品。


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2018/05/10

風薫る



風薫る5月、1年で一番好きな季節です。

息子は木々の柔らかい芽吹きが風に揺られる様子がお気に入り。なので晴れた日は、買い物がてら散歩に出かけ、ファミマでコーヒーをテイクアウト、公園のベンチに座り、息子と一緒に上を見上げ、みずみずしいグリーンの葉が風に揺れるのを眺めています。この日は連休中だったので、母も一緒に。


ベビーカーに乗った息子とこんな風に空を見上げて過ごす5月はこの先訪れない。私の人生でこれっきりなんだなぁ。


この歳の、この瞬間の、息子と過ごす時間は二度と得られない。なんて貴重で、なんて儚いものなんだろうと思う。



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