My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2018/06/17

爪を切る


子供ができて、毎日毎日をこなしていくことがいっぱいいっぱいだが、自然に自分を客観的に考える機会が増えたきがする。それは息子の成長を通し自分自身も刺激を受けているからであり、自分の思い出を手繰り寄せて、自分の化けの皮を剥がしていくような少々辛い作業でもある。

その作業のことはちょっと横に置いておいて。

夜寝る前は、親になった自分を客観的に簡単に考えるにはもってこいな時間だと思う。日々クタクタに疲れているので、さっと考えて、さっと寝る。意外にも気づくことがたくさんあって驚く。

最近は、自分は、親として、どんなことをしている時に息子への愛情が一番深くなるのだろうと考えていた。息子に対して何をしている時に、一番、愛情を注いでいると感じられるのだろうと。

私にとってそれは、授乳をしている時でもなく、かわいい洋服を買っている時でもなく、コツコツと離乳食を作っている時でもない。息子にだっこをせがまれて腕がつりそうになりながら抱っこをしている時でもなく、かわいいかわいいと息子を抱き上げる瞬間でもない。それは、寝ている息子を起こさないように爪を切っている時だと思った

個人差があるかもしれないが、赤ちゃんは爪が伸びるのがとても早い。なので2日にいっぺんは爪を切らなくてはいけない。起きている時は切らせてくれないので、寝ている時に、小さな指先にある小さな小さな爪を切る。

なぜこの行為に愛情の深さを感じるのかといえば、一言で、とっても大変だからである。

ちょっと間違えれば傷つけてしまうので、そおっとそおっと。自分の背中を曲げて首を伸ばし極限まで爪に顔を近づけて。息を飲みながら、静かに、神経を使って爪を切るのである。

毎回首は痛いし、何より緊張する。できればしたくない。爪先なんて誰も見ないし、少しぐらい放っておいても大丈夫な気もする。でもやる。それは息子が清潔に人間らしく生活するためであり、息子の尊厳を守るためだからと考えるから。

また、なぜそおっとそおっと慎重に慎重を期し爪を切らねばならぬか、と問われれば、息子を傷つけたくないからである。自分よりも大事な存在だからこそ、指先にちょこっと傷ができるのも、絶対に許せない。

大変だけど、傷つけないように、そおっと優しく優しく爪を切るその行為は、かわいいと思うことよりも難しく、そのため深い愛情がなければできないことだと思う。


外から見れば、子供の爪を切るなんて当たり前のことであり、日々の当然のルーティンであるけれど、深い愛情と責任感がなければできないことだよなぁと、親になって気づいた。最近こんな風に色んなことに気づく。だからこそ、親である自分を客観的に考えることは意味がある。



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2018/06/15

なんとなく、クルー感


初夏の日差しが眩しいヨスです。湿度低く、風が通り、なんとも過ごしやすい。梅雨入り前、1年で一番爽やかな季節。

息子ももうすぐ7ヶ月、すでに0歳も折り返し。最近ようやく我々のクルーの一員っぽさがが出てきたような


というのも、最近は我々がご飯を食べている時はハイチェアーに座らせているので、食卓を三人で一緒に囲んでいるような雰囲気に。もちろん息子は一緒に食べてないけれど、三人家族感がグッと出てきました。

またベットをファミリーベットにして三人で川の字で寝るようなったことも、家族感を加速させるようになったかも。川の字といっても、息子の寝相が相当悪くすでに顔蹴られているのでちょっと大変なんですが、微動だに動かずスヤァと静かに寝ている高尚な生き物の時に比べ、断然人間らしい。爆睡する息子を横に眠りにつく時、それは少しだけ不思議で、でも家族なんだなぁとしみじみ思える瞬間。

寝食を共にすると、より近くなる。

あと、チャイルドシートに長い時間座れるようになっていたので(といっても1時間ぐらい)三人で色んなところにお出かけできるようになったことも大きいかな。





この前は夫婦でしょっちゅう訪れた順天湾へ。湿地に生えたススキはまだ背が低く青々としてるけれど、風が吹くと心地いい音をたてて揺れ動く。ベビーカーに座っているだけじゃ良く見えないだろうと、交代で抱っこして歩いたのですが、息子も楽しそうでした。いつも2人で順天湾の季節を感じ共有してきたけれど、これからはもう一人加わって三人で共有できるんだな〜と嬉しくなりました。


そもそも、息子は家族の一人」というよりは、「地上に降り立った全知全能な高尚な生き物」という存在だったような。もちろん赤ちゃんだから何もできないのだけど、逆にそれが彼に権力を与え、喋れないことが全知全能感を助長し、表情筋が固いことが高尚っぽさを醸し出していたのです。息子に見つめられると「お前が考えていることなんぞ私に全てお見通しなのだ」と言われているような気さえしてました(爆)

が、最近ようやく寝返りで少しずつ移動もできるようになり、表情も柔らかくなり、感情を発語で表現するようになり(特に負の感情、だいぶ我々と同じような下界の生物に近づいてきた印象。


まだまだ赤ちゃんだし、共有も何も記憶にすら残れないと思うけれど、少しずつ神的存在から人間になり、私たちクルーの一員となってきたなぁと感じ始めている今日この頃です



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2018/06/05

離乳食でみる韓国


息子の離乳食が始まって約1ヶ月。ようやく献立や作り置きの進め方なんかが、自分の手中におさまってきました。

そして、子供ができるまで離乳食なんて注目すらしなかったけど、実は国によって違うし国柄も出てくるのでなかなか面白い研究対象なのでは、と思い始めたところです。韓国の離乳食についても、最近本を読んだりママ友から聞いたりして、その全体像を掴めてきたので、今日は大雑把に書き記してみます。

韓国は4、5ヶ月スタートで日本よりも早め。最初は日本と同じ10倍粥からスタートするけれど、もち米の10倍粥も食べさせるところがちょっと違う。消化がよいらしく、便秘気味の赤ちゃんにはもち米を勧めています。

米の次は野菜、牛肉、最後に果物という順番で牛肉をスタート1週間ぐらいで食べさせるところも日本とは違うところ。どうやら貧血対策らしい。

日本はお粥と野菜を別々に食べさせるけど、韓国は初めての食材でも必ずお粥に混ぜて食べさせます。お粥一品が基本です。初期から中期、後期になってもそれは変わらず。お米の固さと入れる食材が変わるだけで、毎食お粥です。なので離乳食のレシピは9割お粥。

お粥のレシピも韓国らしさがあります。牛肉と梨のお粥とか、栗とさつまいものお粥とか。また、お粥といっても、韓国は肉と野菜を煮込んで作る出汁を離乳食で使うので普通に美味しそう。


お粥が基本なので、離乳食アイテムも日本とはちょっと違います。離乳食用の小さな炊飯器や蒸し機能があるミキサー(フィリップスの。私も狙ってます)が人気。大量にとった出汁を保存するパック、そしてガラスの保存容器も必需品。この容器は国民の離乳食容器と呼ばれ、大量に作って一食ずつ入れて冷凍保存するらしい。写真のがそれです。食べさせる時もこの容器で。私は蓋の色が気に入らないので買わなかったけど(weckの買いたい)

なぜ色んな食材を混ぜたお粥なのかと問うならば、まずは準備が楽で、栄養面でも合理的だからってのは間違いないんだけど、そこには食文化も僅かに反映されているともみてとれて面白い。韓国の食文化って、一つ一つ素材の味を、というよりは色んなものを混ぜてそのハーモニーを楽しむところに本質があるので、お粥もその影響があるんじゃないかな。

日本と韓国を比べたら、断然韓国の方が離乳食は楽だと思う。最近は手掴み食べをさせる、赤ちゃん主導型離乳食というのも流行っているらしいけど、基本三食お粥を作って食べさせればいいから。

でも、同じぐらいの月齢の韓国人ママ友たちは、子供を寝かしつけたあと、夜な夜な下準備したり、それぞれ効率的に作ろうと工夫したり、皆頑張ってる。めんどくさいと思いつつ、できるだけ手作りしたいなって気持ちはやはり万国共通なのかなぁ。

私は日本式で進めているけれど、せっかく韓国で育児をしているので、韓国式離乳食も取り入れたいな。トップの写真は最近読んでる離乳食の本、これでレシピを勉強中!


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2018/05/28

回復



1ヶ月以上滞在した日本からヨスに戻って来ました。

荷造り、朝早くに空港ヘ移動、飛行機、国内線乗換え、飛行機、夜遅く自宅ヘ移動、荷解き、この一連のプロセスに日本であまり進まなかった離乳食の準備が入り、帰国後数日は精神的に疲労困憊。

が、週末思いきってお出掛けしたところ、気分がすっきり回復。美味しい韓国料理を久しぶりに食べ大満足でした。

食べたものはおかずを葉っぱで巻いて食べるサンパッ、でも目的はそこで出てくるカンテンジャン。カンテンジャンとはお肉と味噌とヤンニョンなんかを煮詰めたもので、日本でいう肉味噌みたいなもの。これをご飯に混ぜて、サンチュにくるみ食べるのが大好き。週に1回、夕飯でお弁当を頼む時必ずカンテンジャン弁当を頼むぐらい。



どんちゃんが調べてくれたこのお店は、우렁カンテンジャンが食べれるところ。우렁とはなんと、タニシ。

割りとこっちではタニシを良く食べます。テンジャンチゲに入れたり、カンテンジャンといえばタニシだし。私も初めはびっくりしたけど、食べてみるとコリコリして美味しいです。

息子が途中でぐずったので、どんちゃんにあやしてもらいながら、私は爆食いしてました。ごめんよ、どんちゃん。

疲れには美味しいもの、これ鉄則。ヨスでの生活のんびりやってこー!


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2018/05/13

韓国文学



実家にいると有難いことに、晩ごはんを作らなくて良いので、自由な時間が増える。さらに息子の就寝時間が早まったこともあり、ヨスにいるときよりも読書に時間を割くことができた。すごく嬉しい。

色々と読んだ。湯川さんと星野さんのインタビュー、高くて買えなかったクレーの日記は図書館で借りた。

海外文学作品が好きな割に、韓国に関心がある割に、全く読んでなかった韓国文学。ハンガンの作品が母の本棚に揃っていたので拝借、あっという間に読んでしまった。

三冊読んだうち、特に考えさせられたのが、菜食主義者。ハンガンはこの本でブッカーを取ったはず。韓国でもニュースになって、通ってた大学院では、作品や著者よりも英語訳者が話題になった。韓国語を学習してすぐに翻訳した言語の天才ってことで。

菜食主義者は人間が持つ残虐性、暴力性が、自己に及ぶ時、それは他者に向けられるもの以上に、異質で狂気じみることが分かる。同時にハンガンが光州出身で光州事件に影響を受けたことが分かる作品でもある。親切心と残虐性の境界線をひょいっと渡る人間の無邪気な怖さ。

ハンガンは、あの時代の韓国が生んだ天才だとおもう。だとしたら、これから彼女の作品を追っていくことが現代韓国の底を探ることに繋がるのかも。おすすめです。

追記
光州事件をモチーフにした少年が来る、もおすすめです。ハンガンの世界観を割りとわかり易く読み解ける作品。


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2018/05/10

風薫る



風薫る5月、1年で一番好きな季節です。

息子は木々の柔らかい芽吹きが風に揺られる様子がお気に入り。なので晴れた日は、買い物がてら散歩に出かけ、ファミマでコーヒーをテイクアウト、公園のベンチに座り、息子と一緒に上を見上げ、みずみずしいグリーンの葉が風に揺れるのを眺めています。この日は連休中だったので、母も一緒に。


ベビーカーに乗った息子とこんな風に空を見上げて過ごす5月はこの先訪れない。私の人生でこれっきりなんだなぁ。


この歳の、この瞬間の、息子と過ごす時間は二度と得られない。なんて貴重で、なんて儚いものなんだろうと思う。



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2018/05/02

緊急来日


息子に会いに緊急来日したどんちゃん。

息子が誕生してから、毎日朝早く起き、掃除し、6時前に出社し、定時で上がれるように休憩なく仕事し、定時であがり、帰ったら育児をし、いつもお疲れだったはず。別れ際、私たちがいない間は、夜に映画を見たりビール飲んでのんびりしてね、と言ったら、ヨスでひとりぼっちは生きている意味がないと、1週間後にはチケット予約して、その1週間後に来日してた。

どんちゃんらしい行動。自分の人生で何が一番大切なのかを、自分が一番良く知っている人だなと思った。

実家は楽だけど、やはりどんちゃんがいてこそ育児は楽しいことがよく分かった。二人で、息子の一挙手一投足をじいっと見つめるこの時間こそが幸せであり、それが今の全てな気がする。

息子が生まれたから幸せ、ということではない。もちろん息子はたまらなく大切でたまらなく愛しく、私の喜びであるけれど。どんちゃんと結婚して、二人で息子の親として息子に出会えたから幸せなんだと思う。

次は二週間後に会いましょう。


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2018/04/27

15年



連日、色んな友達に会っている。そのなかでも久しぶりという一言では足りないぐらい、永らく会っていなかった高校の時の友達と再会した。

高校2年の時に同じクラスになって、体育祭も一緒の組で、とっても仲良かった彼女は息子と同い年の男の子のママになっていた。卒業以来、15年ぶり。

時空を軽く飛び越えたのか、もしくは時空が歪んでしまったのか、すごく不思議なんだけど、彼女は15年前の高校生のままであるようで、一方で、赤ちゃん抱っこしている姿も私がずっと知っている彼女であるようだった。

会わなかった15年、何があったのかについてはあまり重要でもなく、今が一番幸せ、今の自分に満足してるよねってお互い話した。青春の真っ只中にいた15年前も、その時の自分たちに満足して幸せだった私たち。15年後も、きっと、今が一番幸せで、今の自分に満足してるよねって話しているんだろうなぁ。


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2018/04/23

気づくこと



日本の実家に来て12日目。毎朝のお散歩のたびにコンビニスイーツを買ってしまいます。

どんちゃんと離れるのはものすごーく寂しいけれど、実家はいいなーって心底思う毎日です。息子は色んな大人に可愛がってもらって、私もどんちゃん以外の人と息子の成長についてすぐにシェアできて。

父や母、弟を含め、色んな大人に抱っこされている息子だけど、私がいると私の方に来ようとするのが可愛い。ちゃんと私のことを母親って認識してくれているんだなーって、自分以外の大人が日々いるからこそ、分かりました。

ヨスにいるときは息子と信頼関係を築いていくのか少し不安だったのだけど、こっちきて、小さなシャベルで土を固めていくように、少しずつそれが築けて行けてるのを実感。まだまだこれからだけど。

あと三週間は実家でお世話になります。その間、ヨスだと気づけなかったことを敏感にキャッチしていきたいな。そして息子との関係の中にフィードバックしていきたい。

写真は朝の散歩で必ず買う農家の葉物、コンビニスイーツはカバンの中。息子の足で潰されたら嫌だから。


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2018/04/12

再開


花が散ってしまうスピードも速いけれど、新緑が芽吹くそれも速いなぁと、散歩するたびに思う最近。ヨスの桜は散ってしまったけれど、蕾も、咲き始めも、満開も、そして散りゆく姿もどれも息子とドンちゃんと観れたのが嬉しかった。怪訝な顔をして桜を眺める息子の顔がおかしくて、かわいい。

萌え立ち始めた若葉のような、みずみずしいエネルギーを内に秘めた息子も4ヶ月の折り返し。育児もようやくコツが掴めるようになり(上手にこなせているわけではない)産前からやっていた美術館の翻訳監修の業務も再開しました。



合間合間にちょこちょこやればいいかなと、余裕ぶっていたのだけど、実際やり始めると、思ったよりも数倍大変。時間の使い方、翻訳の仕方、などに改善の余地がありそう。

というのも、翻訳中にぶつかる「これはどう日本語にすればより自然か」という問題に対して、合間合間の細切れ時間だと短すぎて、考察に至れないのです。息子が長く昼寝をする子だとまた話は別なのですが、最近は30分、20分、短いと10分‼︎で起きるというショートスリーパーなので(その分夜はよく寝るけどさ、でもさ、10分って)なかなかじっくりと取り組めにくい。

幸いにも、週末の育児担当はドンちゃんなので、週末にまとめて仕上げることでなんとかできているのだけど。。。でも週末は三人で思いっきり遊びたいしなぁ。散歩させるとベビーカーで寝るのでカフェでやったりもできるけど、コーヒー飲みながらぼーっとする時間も必要だしなぁ。朝誰よりも早く起きてやるのも、体力が続かないし、身体壊しそうだし、てか寝たいし。

これから、寝返りもするようになったら(息子はまだする気配すらない)目も離せないし、もっと大変になるのは目に見えているのに。でも翻訳業務は絶やさずコツコツやっていきたいから、なんとか改善をしなくては。

写真は、勉強も再開しようと学術書をリビングで読んでいる時の、ドンちゃんと息子の様子。家族と自分の健康を優先しつつ、海外でどう自己実現をしていくかが、当分の課題です。



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2018/04/03

育児 イン ヨス



先週、出産ギリギリまで通ったミシン教室に息子と行ってきました。先生やそこに通うお姉さんたち(といっても育児を終えた人生の大先輩)とは「出産頑張れ」と鴨肉を食べに行ったっきりだったので、実に4ヶ月半ぶり。私と息子を温かく迎えてくれて、息子をたくさん抱っこしてくれました。

写真はミシン糸に興味深々の息子。抱っこしているのはミシンの先生の大家さん(笑)先生の洋裁屋は先生のお友達の溜まり場でもあるので、息子、この日は色んなアジュンマに抱っこしてもらえました。私はその間、出前でとってくれたピザを4切れも食べてしまった。


ヨスで育児を始めて、実家も遠いし、頼れる親戚もいないしで、不安がないわけではなかったけれど、ミシンの先生や、社宅前のコンビニの店員さん、よく行く市場のお惣菜屋さんのおばさん、などなど、会えば息子を可愛がってくれその成長を喜んでくれる人が、多くはないけれど確かにいてくれて、その存在はとってもありがたいなって思います。ヨスにいる日本人のお友達の存在もとっても心強い。孤独じゃないなって思える。

韓国、少なくともここヨスの人たちは子供好きな人が多いなと感じます。外食しに行っても赤ちゃん連れにとっても優しく、愚図るとお店の人があやしてくれたり、ベビーカーでも大丈夫な様にテーブルをセットしてくれたり。道端でも話しかけられることが多くなりました。老若男女問わずです。




週末、散歩の度に寄るカフェでも、隣の人が必ず話しかけてきます。おじさんだったり、学生の若い子だったり。だいたい「何ヶ月ぐらい?」「王子?姫?(男か女か」で始まり、最終的に「お父さんにそっくりだね」と言われるのがデフォルトです。この前は大学生の女の子に「出産がこわいんです」と言われたので、「陣痛もすさまじいけど、その後の身体の痛みや後陣痛や母乳育児の乳首の痛みも、マジですさまじいよ」と言おうとしてやめて、涼しい顔で「出産はなんとかなるよ」と先輩風をかましました。

時々、大きなお世話だなーって感じることもあるけれど、なんとか育児をやっていけているのは、ヨスの人たちの赤ちゃんに対する情熱とおおらかさにあるかも知れません。



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2018/03/29

どちらの国も好き



社宅の桜が咲き始めた今週。お散歩しに出ても目につくのは、レンギョウの花の黄色だったり、山ツツジの藤紫色だったり!カラフルな季節の到来です。

さて、日本に帰省する時の話なのですが、羽田ヘ向かう飛行機の搭乗を待っていた時、韓国人の60代ぐらいのおばさんに話かけられました。

とっても流暢な日本語で話かけてくれたので話もはずみ、妊娠出産後初めて日本に帰るんですって言ったら、

それはあなた帰りたくてたまらなかったでしょう。よく我慢したわね。偉かったわね。と言ってくれました。

私はあなたとは逆で、日本で出産したの。出産後はしばらく帰れなくて、やっと子供を連れて韓国に帰省するとき、飛行機がとびたつときに、ああ帰れるんだって涙が出てきたのよ。だからあなたの気持ち分かるのよ。

と。さらに、

でもね、今は韓国に来てもすぐに日本に帰りたくなっちゃうようになったわ。やはり自分の家が一番じゃない。あなたもきっといつかそう思える時が来るから、それまで我慢しててね。

と、重みのある、同時に耳が痛く、そしてとっても現実的な言葉が。おばさんのこの言葉の中には一抹の寂しさと切なさがあるけれど、きっと、私そうなるんだろうなって聞きながら思いました。

どちらの国もすごく好き。日本にいても韓国にいてもどっちにいても幸せを感じることできるし、将来どっちに住んでも良いけれど、自分が家族と思い出を作り上げて行く場所、将来自立した息子をいつでも迎えることができる場所が私の家。

近い将来、日本に帰省したとき落ち着かない気持ちになり、韓国に帰った時に落ち着くようになったとしても、空港で出会ったおばさんのように自然にそれを受け入れようと思います。



日本では短かい期間だったので、ゆっくりショッピングはできなかったけど、欲しかった本も買えました。

高いけど思いきって買った学術書と、息子の絵本。息子の子守唄が八郎なので、滝平二郎の木版画が美しく秋田の民話である八郎の絵本を。

ストーリーそのものも楽しめるし、息子が大きくなったら、宗教や科学がなかった時代どのように人は自然と対峙してきたのかという民俗学視点からも一緒に考えられそうだし、実際秋田にいってみるという郷土学やフィールドワーク的にも活用できるし、日本語の方言に触れる機会にもなるし、なかなか良さそうです。地方の民話の絵本、集めたいなあ。

って息子はまだストーリーさえ楽しめないので、まだまだ先の話。母がこっそり読んで涙してます。


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2018/03/25

96歳差



先週末ソウルで、ドンちゃんのお祖父さんと息子がとうとう対面。ひいおじいちゃんとひ孫。なんと96歳差。2人が見つめ合う様子を見て、なんとも言えない気持ちがこみ上げてきました。


私は父方の祖父に会ったことがありません。父が大学生の時に祖父は亡くなってしまったからです。なので、物心ついた時から、祖父ってどんな人だったんだろうと考えてました。特にサルマンラシュディに感化され、自分のルーツを真剣に考えるようになった大学生以降は、写真でしか会ったことのないひどく祖父に会いたくて、会えたら自分の中にある欠けている何かが補える気さえしていました。

息子が生まれてからは会いたいという気持ち以上に、息子を抱っこしてもらいたかったという気持ちが不思議と強くなっていました

今回、どんちゃんのお祖父さんに息子を抱っこしてもらった時、それはそれは大事そうに息子に頬擦りをしてくれて、幸せそうに息子を見つめてくれたお祖父さん。そんな姿をみて、もうなんか、ひたすらに泣けてきました。自分の祖父にどうしても会いたかった気持ちや、息子を会わせたかった気持ちが成仏された気がしました。

きっと、祖父が生きていたら、同じように息子のことを幸せそうに抱っこしてくれているんだなって、感じることができたから。こんな風に喜んでくれたんだろうなって。父方の祖父も、私が大学生のときに亡くなった母方の祖父も、ひ孫は抱けなかったけれど、代わりにどんちゃんのお祖父さんが抱いてくれたんだなって。どんちゃんの母方のお祖父さんの分も。

日本と韓国、四人のひいおじいちゃんの要素が全て混ざっている息子。不思議だけど、息子を通して祖父に会えた気もします


ちなみに週末にソウルに行ったのは、ドン姉の結婚式があったから(今更なのは、色々とわけあり)

息子にとっては初めての飛行機でキンポに向かうはずが、チェックイン後になんと欠航。急いでKTXを予約しタクシーで駅ヘ。ギリギリで乗って3時間半、無事にソウルに到着しました。日本大使館で申請していた息子の日本パスポートもゲット。

せっかくソウルに来たんだから、という理由で日本にも帰省。来月に長めに帰るので、今回は4日間だけ。初めての飛行機は本当に緊張したけれど、やはり乗ってみて色々と分かることもあって、何よりも経験するのが一番だと悟りました

2018/03/13

春が旬の



ウールのコートをクリーニングに出すのはまだ早いけれど、少しずつ春めいてきたヨス。

先週末は息子に海を見せたくて、ランチのついでに海辺の遊歩道をお散歩。暖かな陽射しを浴び麗らかな優しい青色を帯びた海は、まさに春の色。肝心の息子はベビーカーでスヤスヤとねんねしてたけど、ドンちゃんとたっぷり会話を堪能してリフレッシュしました

写真はその帰り道、魚屋さんで買った今が旬のアサリ。蛤かと思うぐらい大きくてびっくりしてたら、「養殖じゃなくてヨスの海で採れた自然産だよ」と、お店の人が説明してくれた。一掬いたっぷり買って、500円ちょっと。とっても安い。




そう言えば、去年の春も同じお店であさりを買ったことを思い出した。あの時は悪阻が酷くて、でも何か栄養のあるものを食べなくては!と思い買いに行ったんだった。作った料理はクラムチャウダー。あさりをさっと茹でて、茹で汁はそのまま出汁にして、殻から身を取って、手間暇をかけたのはお腹の胎児と自分のためだった。今回は簡単に酒蒸しで食べたけど、でも、身がプリプリで歯ごたえがあって美味しかった。

来年の春も三人であさりを買いに行くのかな。その時、息子はきっと歩いていて、もしかしたらあさりを食べているかもしれない。そう考えると今年の春は、自力では移動できず抱っこばかりの息子と過ごす最初で最後の春。

今日も春を探しに息子とベビーカーでお散歩しよう。




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