My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2017/10/28

お家で韓国ごはんー体温まるごはんー


窓は新しくなったけれど、網戸がまだ設置されていない我が家。空気の入れ替えは朝と晩の日課なので、仕方なく網戸なしの全開で行うけれど、1階なのでなんせ虫が入ってくる。害のない虫ならまだ良いけれど、この時期まだいるのが蚊。

なので最近は深夜2時、3時に蚊の音で二人で起きて、二人で退治。しかし、退治した後は私もドンちゃんもなかなか寝付けず、二人で色んなことをぺちゃくちゃ話しながら、気づいたら寝落ちしているという日々。おかげで朝は少し眠いです。


朝晩、窓を開けるたびに感じることは、空気の冷たさ。自分の感覚ですが、韓国は日本よりも1日の気温差が激しいと思います。ヨスは日中は20度まで上がっても、朝と夜には10度ぐらいに下がる時も。でもこの冷たさを肌で受けるたびにに、温かい晩御飯を準備したくなりなるのでもあります。




そんな気分なので、先週は体が温まる韓国料理を色々と作りました。まずは、タッカンマリ。本当は食べに行きたかったけれど、ヨスにお店がないのです。というのも、タッカンマリは、伝統的ではなく割と新しい韓国料理、韓国人でも知らない人も多いのです。(ちなみにタッカルビも割と新しい)





作り方はとっても簡単で、丸鶏を買ってきて、流水で流しながら洗って尾を切り取って、お腹を切り、中にある内臓の残りを綺麗にとっておきます。





お鍋にお水とお酒、ニンニクやネギの青い部分と一緒に火にかけ、蓋をしてコトコトと煮込み、お好みの野菜やキノコを入れて、火が通ったら完成です。




普通はジャガイモやお餅も入れるのだけど、我が家はヘルシーに白菜とキノコ類を入れました。鶏は丸ごと煮込んでいるので、食べる時はハサミで切り分けて。ハサミ使いはドンちゃんが上手なので、いつも彼にお任せ。慣れた手つきでお肉なんかをハサミでチョキチョキする姿を見ると、彼はやはり韓国人だな〜と思います。

ちなみに〆はカルグクスや雑炊が最高。我が家は次の日、朝ごはんのスープとして再利用しました。



別の日は、牛骨のスープで、サゴルテンジャングッを作りました。日本語にすると牛の四骨味噌スープです。このブログでも何度も登場してきた我が家の定番料理。

牛肉のお店で買ってきた牛骨スープに、スープ用の牛肉、野菜を入れて、味噌を溶いて出来上がり。ちなみに最近知ったのですが、普通の白菜ではなく、얼갈이배추(白菜の間引き菜みたいなもの)を使うのが一般的みたいです。良くスーパーで安く売っているので、在韓の方は一度は見たことあるはず。葉が柔らかく、テンジャンチゲにぴったりと聞いたので、次は얼갈이배추を使ってみよう。




またまた別の日は、トラングッ、里芋のスープです。곡성産の里芋を2キロ注文したので、それで早速作りました。牛肉を炒めて、キノコ類と下茹でしといた里芋を入れて、出汁を注ぎ、煮込む。味付けはクッカンジャン(スープ用のお醤油)、そして最後に荏胡麻の味をすったものをたっぷりと。里芋を入れれば入れるほど、とろみがついて美味しい。薄く切った大根を入れても美味しいです

ちなみに里芋で色々と料理を作ったのだけど、一番ドンちゃんに好評だったのが、里芋を昆布と少しの白だしで煮ただけのもの。いつも母が作ってくれる思い出の味なので、ドンちゃんが気に入ってくれて嬉しかったです。素材の味をそのまま感じることができるから良い、と言ってました。さすが和食大好き人間。

と、こんな感じに身体が温まる料理(というか手抜きな料理)を最近作ってます、のブログでした。

作っている最中に日が暮れて、部屋の中がどんどんと暗くなっていく。気づいたらリビングは真っ暗で、あわてて間接照明をつける。そんな秋と冬ならでは料理時間も好きだな





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2017/10/24

ヨスの朝ごはん





巻き物やニットコートが手放せない季節になってきました。家の前の柿の木も、飾りのように重そうな橙色の実が枝に掛かっています。週末あたり、ドンちゃんと紅葉を観に出かけたいなと、ワクワクする気持ちで始まった今週


先週は2泊だけホテル暮らしでした。というのも社宅で大掛かりな工事があったから。全ての部屋のドア、そして窓を、壁を崩しながら取り替えるというもので、我が家の番が回ってきたのでした。

ホテルは社宅すぐそばの観光兼ビジネスホテルを取りました。ヨスは観光地としても有名だけど、石油、石油化学大手企業が集結しているので、ホテルは出張で海外から来たお客さんが多めです(特に我が社宅がある地域)日本人のビジネスマンも意外に良く見かけます。





ホテルはいつものお散歩コースである海のすぐ前にあるのですが、見慣れた景色でも高さがあるところからの眺めは最高でした。特に朝。朝の海は静寂で神秘的。今すぐにでも外に出て、海のそばで新鮮な空気を吸いたいという気持ちにしてくれます。

そうそう、朝と言えば朝ごはんですが、実はホテルの近くには朝ごはんを提供しているお店が結構あることに気づきました。それも、24時間営業のチェーン店とかではなく、地元の小さな食堂といったお店たち。たぶん国内の観光客や地元のお客さんをターゲットに営業しているんだろうけど。

せっかくなので私たちもホテルの朝食ではなく、おじさんたちが集まる朝の食堂へ。ここは鱈のメウンタン(煮込んだ辛いスープが有名なお店らしく、ほとんどのお客さんがそれを頼んでいました。





私たちはまず、알탕(明太子がゴロッとはいったスープ)↑と、鱈のメウンタンだけど辛くないバージョンを頼みました。ちなみにメウンタンの辛くないバージョンはチリタンと言います。食堂でメウンタンを頼むとき、チリで!と言えば赤ではなく透き通ったスープが来ます。




ドンちゃんとシェアをして食べました。どちらも良い出汁が出て、体も温まって美味しかったけれど、個人的には알탕が好きです。塩漬けにされていないタラコはスーパーで手に入るので、次はお家で作りたいな。


2泊3日、自炊ができなかったのはなかなか辛かったし、工事のために家具やその他もろもろの移動や、その後の片付け大掃除は大変だったけれど、家の近くに美味しい朝ごはんが食べられるお店があることを知ったことは一つの収穫でした。

近くに住んでいる分、なかなか気づかなかったな。。。気分転換にでも時々ドンちゃんと朝早く食べに行くのも良いかも!






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2017/10/16

7回目





ドンちゃんに初めて誕生日を祝ってもらったのは空港でした

大学院に留学中の私は友達の結婚式のために一時帰国し、誕生日に韓国に戻ってきたのでした。フライトが夜遅かったために、直ぐにバスに乗ろうとゲートを出たところ、花束を持ったドンちゃんがにっこり。お誕生日おめでとうと、抱きしめてくれました。

寄宿舎に住んでいたので花瓶がなく、ペットボトルに貰ったお花を活けたけれど、眺めるたびに嬉しい気持ちでいっぱいになりました。優しいドンちゃんとこれから一緒に時間を過ごしていく喜びと幸せ。付き合ったばかりだったから余計にそうだったのかも。

先日、誕生日を迎え、32歳になりました。ドンちゃんに祝ってもらう7回目の誕生日。

お風呂から出てきたら部屋が真っ暗になっていて、ケーキに「7」のキャンドルをさして歌を歌いながらドンちゃん登場。ドンちゃんがお手紙を読んでくれ、一緒にケーキを食べました。私は二口だけだけど。

初めて祝ってもらった誕生日と変わらず、一緒に祝うこの7回目の誕生日も、ドンちゃんと共に歩んだ、これからも歩んでいく喜びと幸せでいっぱいです


いつだって「今」が一番幸せ、と改めて感じる誕生日。




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2017/10/11

コスモスと里芋




連休中にキャメル色のウールで編まれた靴下を買いました。お家で綿の靴下の上から重ね履き。最近少しずつ冷えてきたので、温かくて快適です。足元を見るたびに、秋が深まっていくのだな~って感じることができます。



同じく連休中に秋を少しでも感じたくて、コスモスをみに行ってきました。といっても遠出ができなかったので、ヨスから鉄道で40分のところにある곡성(谷城)へ。映画で有名になった、小さな小さな街。初めて訪れたのですが、名前の通り周りを山で囲まれた谷に位置し、山だけではなく湿地や川もあり自然豊かな場所でした。二人でいたく気に入りました。





コスモスは9月下旬が旬だったので、枯れていないか心配していたのですが、何とか大丈夫!濃いピンク、淡いピンク、そして白のコスモスが青空に向かって咲き乱れていました。





コスモスは漢字で秋桜。私が生まれた時に祖母が私を秋桜と例えて俳句を作ってくれたので、この花は私にとっても特別な存在です。毎年秋になると、どの花よりもまず見たくなるお花。去年は安東で見れなかったので、今回見れて良かったです。

ちなみにここは곡성(谷城)の석곡(石谷)という地域。駅からはちょっと離れています。車で30分ぐらいかな。川沿いに存在し、向こう岸では牛舎があって、牛たちの鳴き声が聞こえる長閑な場所にありました。

さて、コスモスを見た後は、その他観光も少しして(割愛)、お昼を食べに名品館へ。名品館というのは、韓国の畜産農協マートがやっている食堂で主に肉料理が食べられるところです。全国各地にあって、我が家の近所にもあります。焼肉はもちろん、カルビタンとか、プルコギ鍋とか、ユッケビビンバとか、すごく美味しいです。

なぜ、全国各地どこにでもある名品館へ行ったかといえば、곡성(谷城)の名品館しかないメニューがあったから。それが토란탕、里芋のスープです。実は곡성(谷城)は全国でも有名な里芋の生産地、韓国で生産される里芋の約40パーセントがここで作られているらしいです。




しかも、秋夕といえば里芋!韓国ではこの時期にしか里芋が手に入らないので、我が家もこの時期に買ったり、秋夕の時にドンママの里芋のスープを堪能していたのですが、、、今年はソウルにも行けず、里芋もまだ購入できずにいたので、是非今期の里芋を食べようじゃないか!とドンちゃんと張り切って向かったのでした。





擦った荏胡麻の実がたっぷりのとろとろクリーミーなスープに、里芋と牛肉、きのこ類ゴロゴロと入っていてとっても美味しい!優しい味なのにご飯も進むという不思議(が、私はご飯我慢)美味しくて体も温まり最高でした。ドンちゃんが「これぞ、全羅南道の料理」と言っていたけど、本当にその通りだと思う。全羅南道の豊富な食材を使った優しくて素朴な料理が大好きです。





里芋で有名なので、街のパン屋さんには里芋パンが売られていました。さっそく、クッキーやマフィンなんかのセットを買って、次の日の朝に食べてみたけど、甘さ控えめでなかなか美味しかったです(ただ、血糖値がオーバー、ちっ)


ヨスの近郊でも私たちが行ったことのない素敵な地域がまだまだあることを知ることができた今回の곡성(谷城)。こうゆう発見がヨスライフを楽しくするコツ。来年も必ず行きたいな。


ちなみに今回はタクシーを貸し切りにして観光しました。一番上の写真は、そのドライバーさんが撮ってくれた写真です。お気に入り。



2017/10/01

おうちで韓国ごはん-常備菜ナムルづくりにハマる-




土曜日、爽やかな秋晴れと共に今年の秋夕が始まりました。せっかくの10連休だけど我が家はヨスで過ごすので、「せめて美味しいものをお家で食べよう!」と、金曜日の夜に普段は買わない韓牛を買い込みました。普段は豪州産だもの。

なので昨日は生姜と一緒に炒めた韓牛をメインに白菜やきのこを鍋に入れて、ちょっぴり特別な出汁を注ぎ、グツグツ。今季初の鍋を堪能しました。って手抜き料理だけど。でも温まって、ヘルシーで、美味しい。今年の秋夕休暇、良いスタートを切れました。






さて、以前、常備菜づくり(ナムル作り)について書いたのですが、毎日数種類のナムルを食べていたら、体の調子が良いということを実感したので、毎週作るようになりました。

自分のナムル作りのルールとして、なるべく先週のナムルとかぶらないようにする、葉野菜を中心にする、きのこは必ず入れる、食べたこともない野菜もどんどん挑戦する、ということを意識するようにしています。




今週は、椎茸、時計回りに、ルッコラ、赤チコリ、ウド菜、蔓人参、セリを使ってみました。蔓人参、セリは韓国でも定番、ルッコラと赤チコリはどうだろうと思ったのですが、あっさりしていて美味しいです。今回の一番のヒットはなんといってもウド菜。香りが本当に良く、無機質もしっかり摂取できるので毎日バクバク食べています。




こちらはインスタにあげた、先週のナムルです。白ぶなしめじ、アスパラ、ノビル、イヌ薬師草、たらの芽、茎ブロッコリーの葉、です。イヌ薬師草は根っこまで使ってみたのですが、ものすごく苦い、、、。ナムルには不向きなことが分かりました。結局最後はドンちゃんが食べきってくれました。次に使う時はキムチだな。




ちなみに毎日食べるのでお皿に盛る時は適当です。写真用に綺麗に盛ってるだけで、普段は上の写真のように雑多に盛ってます。



ナムル作りブーム、いつまで続くかな。




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