My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2016/09/30

秋の美味しい韓国ごはん






連日雨降りのヨス。

論文執筆の間に息抜きに読んでいる本が永井荷風の随筆なので、どうしても散歩に出たくなり、今日は「1時間だけ」と決め、雨降りの中ぷらぷらと散歩に出かけてきました。


ちょうどおやつの時間だったので、カフェで温かいミルクティーとチョコレートケーキを食べ、ミラン・クンデラの本を少しだけ読み、帰りは歌丸師匠の落語を聞きながら、家に到着。きっかり1時間、雨の中の気分転換

さて、先週末はドンちゃんと美味しいものを食べよう!と近所の「보리굴비」のお店へ。보리とは麦、굴비とはイシモチというお魚のこと。

本来韓国では、굴비(イシモチ)は塩漬けにしてから、潮風に当てながら一ヶ月半ぐらい乾燥させて食べるのですが、それをさらに麦の中に入れて熟成させたのが、보리굴비(麦のイシモチ)ドンちゃん、これが大好物なのです。




定食というスタイルなので、まずはおかずがずらーっと並びます。どれも美味しかったのですが、一番美味しかったのが、、、





このポッサムキムチ。イカや貝といった魚介を白菜で包んで水キムチとして漬けたもの。上の写真は包んでいるものをハサミで切った後のもの。このキムチの出汁には五味子を使っているらしく、甘酸っぱくて爽やか。これだけ食べにでも行きたいぐらい、美味しかったです





おかずだけではなく、ご飯も美味しかった。秋にぴったりの「돌솥 버섯 영양밥(石釜 きのこ 栄養ご飯」きのこ、栗、銀杏、ナツメの実がごろりと入っていました。韓国語でいう「영양밥 栄養ごはん」とは日本の炊き込みご飯みたいなもの。日本の炊き込みご飯も、韓国の栄養ごはんも大好物です。これで食べたヌルンチもとっても美味しかった。





主役の麦のイシモチはお店の人が骨をとってほぐしてくれます。食感がモチっとしてて、程よく脂ものっていて、とても美味しい!




麦のイシモチは実は何より、その食べ方が面白い。氷が入った緑茶にご飯と一緒につけて食べるんです。そうすることで、生臭さを消してさっぱり食べられるそう。ドンちゃんも幼い頃からお家でこうやって食べてきたそうです。日本のお茶漬けみたい。

ちなみに価格は1人分2千円。安い。


ポッサムキムチも麦のイシモチも、ヨスに来て初めて食べました。まだまだ知らない韓国料理ってあるんだな。ドンちゃんと一緒にこれからもどんどんと、美味しい韓国料理を食べ、その多様性と深さを体感していこうと思います。




にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

2016/09/27

秋色の紫陽花





社宅内を歩いていたら、ふと目に止まった、紫陽花。梅雨が過ぎ、かんかん照りの灼熱の夏の中、確かに枯れていったはずなのに、秋になって、 再び色ずいている。秋色紫陽花、と言うらしい。

よく見て観察してみたら、染まっているのは花びらの裏側だったところ。枯れて花は萎しぼみ、頭が垂れてしまったが、その裏側だったところに太陽が当たり、色が染まった、とみた

趣のある少しだけ寂れたピンクはまさにこの時期にぴったりで、小さく感動した。そして、花びらの表が裏になり、裏は表になる変化に、人間の本質を感じた。本来、裏と表は区別できないものなのだ。


さて、この間、ドンちゃんと一緒に周防監督の「シコふんじゃった。」を久しぶりに鑑賞母はこの映画が好きで、家にビデオテープがあり、よく皆で観ていた記憶がある。ふと、思い出して、久しぶりに観たくなった。実に小学生ぶり。


映画の中で、幼い頃には疑問に思っていたこと、大人になった今、「ああ、こうゆうことだったんだ」と、理解できたこともあり、なかなか面白かった。例えば、吉原アメリカンチアガールは風俗施設の名前だったんだ、とか。告白してきた春雄に対して言った夏子の一言に母が「うわっひどっ」と言っていた訳、とか。

ただ、あの時も幼いながら、正子に対しての「夏子の気持ち」がなんなく後ろめたいものがあるんじゃないかな、という思いがあって、今回観て、やはりその通りだったんだと思った。あのときは、この後ろめたさがどういった類のものなのか、説明できる言語を持っていなかったんだけど、今ならできる。人一倍「本気の相撲を見たい」と言いながら、やはり口だけだったということに正子を通して気づく、という夏子の心情が微妙に描かれていた。



今回改めて観て、新たに発見したことは、劇中で流れる、おおたか静流が歌う「悲しくてやりきれない」という歌の良さ。(歌自体はザ・フォーク・クルセダーズがオリジナル


胸にしみる、空のかがやき、今日も遠くながめ、涙をながす。
悲しくて、悲しくて、とてもやりきれない。
このやるせないモヤモヤを、だれかに告げようか。



歌自体は、底がない深い深い悲しみ、その悲しみをどうすることもできぬ虚しさ、を歌っているけれど、私はその悲しみと一緒に小さな自然も歌っていることにものすごく惹かれた。


例えば、1人で散歩している時、空がやけに青くてふと立ち止まってしまうその青さを眺めていると、なんだかよくわからないけれど、ひたすらに悲しくなる時ってある。その青さが悲しさを呼び起こすのか、よく分からない。でも悲しい。だから、そこに身を委ねて、ただひたすらに悲しさに浸りたくなる。そうゆう経験って、たぶん、私だけじゃなくて、きっと誰にでもあると思う。みじかな自然に、感情が呼び起こされる時が。そしてそこに一体になってしまいたい時が。

そんなことも歌っている気がして、ああ、いい歌だなって思った。そうゆう経験がある人、是非聞いてみてほしい。


近くにある自然に色々な影響を受けることに気づく。青い空に悲しみを喚起されたり、秋色紫陽花に人間の本質を感じたり。



ちなみに、映画自体も良いで。何より、まわしをしめる柄本明がかっこいい!





にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村

人気ブログランキングへ





2016/09/24

お義母さんの韓国ごはん





週明けの雨によって残暑が一気に溶け落ち、秋涼を感じるようになったヨス。夜、部屋を通り過ぎる風は肌寒く、思わず昨日は、やかんを火にかけお茶を煮出しました。乾燥して炒ったトウモロコシの実と麦で。

この間のポストでドンママのことを記したのですが、今回もドンママ。まだ残暑が残る先週の秋夕の時に、作ってくれた美味しかったおかずをちょこっと紹介します。





ちょっと見にくいけれど、これは乾燥させた鯛を蒸しているところ。韓国は日本のように開いて干された魚もあるけれど、丸ごとで干された魚もあります。

ドンママはこの干し鯛をぶつ切りにし、ネギ、玉ねぎ、そして少しだけの出汁と一緒に、蒸していました。一度干したからなのか、白身に弾力があって食感が良く、とても美味しかったです。シンプルで日本っぽい味。





↑これはレンコンとごぼうのお醤油付け。ただ、お醤油にお酢と梅シロップが加わっているので、どちらかというと、ピクルスみたいな感じ。とってもさっぱりして美味しいです

ドンママはたっぷり作って、味が染み渡るように瓶の中に詰めて保存してました。





↑このクリーミーなスープはこの時期に実家に行けば必ず作ってくれるドンママの得意料理、里芋のスープです。

大根やお肉と一緒にゴロゴロの里芋がたくさん入っている私も大好きなスープ。荏胡麻の実も擦ってスープの中にたっぷり入っています。



↑これはタコとコチュジャン炒め物。お店でも良く見られる韓国でも定番のおかず。

ただ私は「魚介をコチュジャンのソースで炒める」系のおかずが好きではなかったのです。味が濃くて食べていてすぐ飽きるから。なのでお店では絶対に頼まないし、家でも作らない。

でも、やっぱりというか、家庭で作ると全然味が違うんだなって今回分かりました。お店の韓国料理とお家の韓国家庭料理ってやっぱり別物。お店と違って、味も濃くないし、優しい味付けになるから、箸が進む。

ドンママにコチュジャンソースを作るときのポイントを教えてもらったので、今度作ってみようと思います。






↑最後はドンママがいつも作ってくれる6種のナムル。



大きな正方形のタッパーにたっぷり詰まってます。これをトングで一皿に盛るのが私の役目。
いつも「shiinaのために作ったんだから、shiinaが全部食べてもいいんだよ」って言ってくれるドンママ。そして実際に次の日にはタッパーは空になるぐらい、バカ食いする私。本当に、ドンママが作るナムルは美味しいのです。

6種とは

たけのこ
ワラビ
桔梗の根
ゼンマイ
シラヤマギク
さつま芋の茎

ちなみに私は桔梗の根のナムルが一番好きです。


↑次の朝、このナムルでビビンバにするのがお決まりです。

ドンママ特製のコチュジャンをちょこっと入れて、ほかほかごはんと一緒に混ぜて食べれば、それだけでご馳走です。



以上、ドンママが作ってくれたおかずの一部の紹介でした。

私が韓国料理大好きなことをよく知っているドンママは料理しながら色んなことを教えてくれます。それは調理方法やレシピの黄金比、といったものだけではなく、ドンママが小さい頃お母さんが作ってくれた味とか、結婚当初に義理母が教えてくれたあれこれとか。

家庭の味が引き継がれるって、こうゆうことなのかもしれない。ドンママの大事なことを教えてもらいながら、私の中の韓国料理はどんどん深まっていきます。



にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村


人気ブログランキングへ


2016/09/19

お義母さんの想い




ドンちゃんの実家に行く楽しみは、ドンママの手料理をお腹いっぱい食べることだったりするんだけど、みんなが寝た後、台所でドンママと一緒にするおしゃべりも楽しみの一つ。

特に今回の秋夕帰省は、ドンママの深いところにある気持ちが聞け、私自身もそれに対して感化されたので、ここに書き残しておこうと思います。


それはおばあちゃんのこと。


現在、ドンママとドンパパはおばあちゃんと一緒に住んでいます。おばあちゃんはドンママの実のお母さん、数年前からアルツハイマー型痴呆症にかかっています。

私が初めてドンちゃんの実家を訪問したのは5年前、その時からおばあちゃんは痴呆症にかかっていて、ドンママがつきっきりで介護していました。今ももちろん、お家で介護しています。

私は一部しか見ていないし直接介護をしたわけじゃないので、ドンママの大変さを理解できる、とは言えないし、それをここに書き表すこともできないけれども、でも、ドンママがしている介護は私には絶対にできないことである、とは言えます。

寝る時を除いてオムツは絶対させずに、すべてドンママがタイミングを合わせてトイレに行かせたり、夜中に泣き叫ぶおばあちゃんの元に一番に駆けつけて抱きしめてあやしたり、常に清潔に美しいおばあちゃんでいてほしいからと、まめに入浴させて全身に保湿クリームを塗ってマッサージしたり。


ドンママは7人兄弟で唯一の女の子。おじさんたち(ドンママのお兄さんたち)やそのお嫁さんたちからは、介護施設に入れさせたらどうか、とずっと言われ続け、また経済的にもそれが可能なのに、それを頑なに拒否してきました。施設に預けることなく介護し続け早7年たちます。

責任感があって、家族思いのドンママの性格がそうさせているのかな、と私はずっと思っていたのですが、実は深い訳がありました。


ドンちゃんのおじいちゃん(ドンママの実のお父さん)が5年前に亡くなったのですが、おじいちゃんもアルツハイマー型痴呆症にかかり、色んな事情のため、介護施設に入ることになったのです。

おじいちゃんが介護施設に入るその日、ドンママは「お父さん」と言いながらおじいちゃんを抱きしめようとしました。そしたら、おじいちゃんは思いっきりドンママの手を払い、それを拒否。唯一の娘であったため、昔から可愛がられてきたドンママは大変ショックだったそう。

その時はただ単に手を払われたことが悲しくてたまらなかったらしいのですが、おじいちゃんが亡って、少し経ったある時、ふと、「あの時、実はおじいちゃんは痴呆症に侵されたおじいちゃんではなく、普段のいつものおじいちゃんに戻っていたのでは?」という考えが浮かんだのです。

痴呆症のおじいちゃんではなく、いつも通りのおじいちゃんに戻ったので、自分が施設に入れられることを正確に知り、「お前は私を捨てるんだな」との思いで、ドンママの手を払ったのではないかと。

その考えに至ってから、ドンママはどんなに痴呆症に侵されて、どんなに前の姿と違ったとしても、必ず「元に戻る瞬間がある」と信じ、それゆえ「おばあちゃんは痴呆症になっても、おばあちゃんであることに変わらない」と思うようになったそう。だからこそ、おばあちゃんを施設には入れられないし、絶対伝わるはずだって信じ全ての愛情を注いで介護をしているんだそう。




おばあちゃん。今はもうドンちゃんや私の呼びかけにほとんど反応しなくなってしまいました。

おばあちゃんのことが大好きなドンちゃんは、最後まで自分の名前を呼んでもらおうと必死だったけれど、叶わずショックを受けていました。もちろん言葉も通じず。

だけれども、おばあちゃんの手を握り、背中を抱え、優しく呼びかけるドンちゃんの姿を見ていると、ドンちゃんの思いもきっとおばあちゃんに通じているんだと思えます。ドンママの言う通り、おばあちゃんはおばあちゃんに変わりないから。

きっと意識の深いところに、元のおばあちゃんとドンちゃんや家族たちがしっかりと残っていてるんだと思う。

だから、ドンママの想いも全てわかっているんだと思う。


この話の最後に、ドンママが「誰に見せるわけでもないけれど、天使のように優しかった母のために一生懸命やりたい」と言っていて、私はそこにものすごく、ハッとされました。「誰に見せるわけでもないけれど」という言葉の奥に、自分の中にある価値を信じて、大切にして、実行すること重みを感じたのです・・・。


ドンママから大事なことをまた一つ得た夜でした。私はドンママの想いに寄り添ってそれを大事に守れる人でいたいな。




一番上の写真はおじいちゃんのお墓に飾ってあったお花。造花だけど、きれいだったから。


にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村

人気ブログランキングへ





2016/09/17

国立中央図書館




台風が近づいているため、とめどなく雨が降るヨスの週末。長い秋夕休暇も明日で終わり。雨が止んだら、本格的に秋が始まるような気がします。

我が家の秋夕は、ドンちゃんが火曜日に有給を使い6連休。ドンちゃんの実家に一泊し、ホテルに2泊し、家族やドンちゃんのお友達と楽しい時間を過ごしてヨスに戻ってきました。

ちなみに今回は新羅ステイという新羅ホテル系列のホテルに宿泊→ とてもオススメです。

さて、初日の火曜日は朝一番の飛行機でソウルへ、そのまま向かった先は高速バスターミナル駅の近くにある国立中央図書館。ここは日本でいう国会図書館。韓国で出版された本はほぼ収まっています。読まなければならない書籍や論文が私の通う大学院の図書館では手に入らないこともあり、半日かけて国立中央図書館で資料収集しました。ドンちゃんは私のアシスタント。

初めて訪れた国立中央図書館。ほぼ日本と同じで、読みたい本をネットで申請して、窓口で受け取るシステム。

違う点は、コピーを自分でしなければならないこと。日本では複写スタッフの方がしてくれるのですが、韓国では複写室で自分でします。1枚4円ぐらいなので、日本に比べて相当安いけれども。ただ、コピーしたい量が多い人はちょっと不便かも。




さらに違う点は、ロッカーに荷物を預けるとき、日本ではペラペラのビニール袋が置いてあって、そこに貴重品を入れて館内に持ち込むのだけれども(透明のバックなら持ち込んでもいい)韓国は写真のようなカバンを使えるので、とっても楽






ドンちゃんに手伝ってもらいながら午前中は資料収集に没頭し、お昼ご飯は図書館の食堂へ。韓国の大学の学食みたいに、日替わりのおかずが取り放題のランチ。メインの鶏肉料理の味付けが生姜焼きみたいで、なかなか美味しかった。一人400円でおなかいっぱい!

食べ終わったら、隣のコンビニでコーヒーを買って、外のベンチで一休み。なんだか、二人で学生で恋人だった時期に戻ったようでした。お金がないからカフェではなく、コンビニで買って公園で飲んでいた時期があったな。。。

アシスタントドンちゃんのおかげで、午後も集中。満足できる時間を過ごし、図書館を後にしました。


今回は論文のために来たけれど、次は純粋に本のために来たい。というのも、一部手にとって閲覧できる書籍の中に、なぜかイスラム美術に関連するイランの本がたくさんあったから。手に取り、ページをめくりながら、あの空間でのんびりと時間を使うという贅沢


はあ。また行きたいな、国立中央図書館。




にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村

人気ブログランキングへ



2016/09/11

ご飯作り



私がやっている研究は集めた資料をコーパス化(データーベース化)することが肝なのですが、今更ながら、そのコーパス化に追われています。というのも、今月から、週一回づつ教授と同期のCちゃん(論文のために中国から一時帰国中)と会うことになったので、毎週論文の報告しなくてはいけないのです

コーパス化はExcelにどんどんと入力選別していく作業なので、難しくはないのだけれど、とにかく時間がかかる。丸一日中、朝起きて4時間、お昼食べて5時間、寝るまで2時間、を使いかなり集中しても全体の3パーセントしか進まない。残り80%近く残っているのに、どうしよう!と、かなり焦っていますコーパス化が終わっても、これを元に分析して考察していかなければならないので、圧倒的に時間が足りない。全ては自分の計画ミスなのだけど(と、適当な性格

でも、毎日が力強さで溢れている気がします。合間に飲むコーヒーの美味しさに感動したり、時間を作って通っている陶芸もいつも以上に集中できたり、ランニングで心からリフレッシュしたり、、、と普段のことも不思議と楽しくなるのも、精神的に充実しているからなのか。そう、締め切りに追われながら、それが楽しいと感じる余裕はあるのです。充実した勉強ができていることの反映なのかな。だといいが(汗





ただ問題はご飯作り。これだけは安定しません。最高の息抜きになる日もあれば、超ストレスになるときも。超ストレスになるときは、迷わず、外食。もしくはドンちゃんごはん。最高の息抜きになるときは、色々と作ります(写真)この日は、前日から特製のタレに漬けておいた牛肉できのこのプルコギ、冷凍の秋刀魚も三枚におろして蒲焼きに。残った明太子でじゃがいもとオリーブ和え、網でじっくり焼いた茄子でお浸し、ピーマンと肉じゃがの卵とじ、など。ご飯は鉄釜で。日本のお茶屋さんで購入したパリパリの海苔も。が、次の日は一品も作る気が起きなかったから、ドンちゃんのキムチチャーハンだったけど(爆

はあ、論文執筆中のご飯作りが課題です。さらに、秋夕があるので、どれだけ勉強時間を作れるのかも課題。。。ソウルにパソコンと資料を持参かしら。







にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村

人気ブログランキングへ





2016/09/05

再会




爽やかな秋空を望んでいたけれど、今日はジメッと暑く、空も晴れたり曇ったり。残暑が厳しい月曜日のヨスです

週末はドンちゃんと光州デート。先週の水曜日から日曜日まで金大中コンベンションセンターで行われていたハンドメイドフェアに一緒に行ってきました。





金大中コンベンションセンターへは2011年の恋人時代に一緒に行ったのが最後だったので、実に5年ぶり。あの時はたしか、東光州にあるトッカルビ通りでトッカルビを食べた後に寄ったような。光州では金大中が英雄なんだな、と妙に納得and慶尚道ではまずありえないな、と思った記憶があります。

光州に到着したのが午後12時前、まずはご飯を食べようということで、コンベンションセンター近くのお店をドンちゃんがリサーチ。向かった先はキムチチゲのお店である「밥장인 돼지찌개」
ここは、光州や釜山にもいくつかあるチェーン店であるらしく、キムチチゲを頼むと、豚肉のプルコギがついてきます。これらを目玉焼きがのったご飯と一緒に食べる、というスタイル。





↑ 豚肉のプルコギは生姜が効いていて美味しい。




↑ 目玉焼きが乗っかったご飯にドンちゃんは大喜び。





↑ 肝心のキムチチゲは「辛さ1」でも普通に辛かった。「5」だとどれだけ辛いのだろうか。

お腹を満たした後は、ハンドメイドフェアへ。今回なぜ訪れたかというと、陶芸の先生たちも出店しているから。先生たちにはいつもお世話になっているので、ドンちゃんを連れて挨拶するためでした




フェア自体はなかなか規模も大きく、思ったよりも多くの分野が出店していたのが印象的。陶芸だけではなくて、木工、草木染め、刺繍、真鍮、皮製品などなど。個人的で主観的な意見をいえば、どれも全体としてイマイチ洗練されていなくて、価格も高かった。特に陶芸。作る過程がどんなもんなのか予想がつくし、原価もだいたいわかる分、余計高く感じます。あくまでも比較対象が日本なので相対的な感覚なのだけど




そんななか、「おっ」と思ったのが、光州ではなく羅州で作陶されている黄土作家さんのブース。どの器土と火の融合が素晴らしいと思えるものだったので、私も買ってしまいました。写真のマグカップがそれです。かなりの高温で焼き上げるらしく、白い斑点が雪の花のよう。その他に、美術の専門書を扱うお店で、民画の画集を購入。朝鮮半島の民画はおもしろいから好き。

もちろん、本来の目的であるドンちゃんと先生たちの再会も果たせました。初めて先生の元を訪ねた時にドンちゃんと一緒に行ったので、約1年ぶりの再会。先生たちから私のことを色々と聞いたり、一緒に先生たちと陶芸について話したり。日々お世話になっている大好きな人とドンちゃんが仲良く話している姿はなんだかとても良くって、見ていて胸がいっぱい。ドンちゃんに「こんな素敵な夫婦から私は陶芸を習っているんだよ」ってことを知ってもらえたし、行ってよかった

陶芸の先生に挨拶に行きたいって言ったら、即答で「いいね!」と言ってくれたドンちゃんに感謝。素敵な人をドンちゃんに紹介できる自分が誇らしかったりするのかもしないけれど、それはやっぱり、ドンちゃんが人に紹介したい自慢の夫でもあるからこそ


ドンちゃんに次に紹介したい人は指導教授。その機会は卒業式になりそう。




にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村

人気ブログランキングへ


2016/09/02

お取り寄せ果物




虫の音が聞こえる、ヨスの夜。いよいよ、9月。長月という名にふさわしく、だんだんと陽が落ちるのも早くなり、夜が長くなっているような気がします。あくまでも、真夏日に比べて、だけど。

先日、チュソク(秋夕)について触れたけど、我が家近所の水産市場直営店もヨス産の煮干しの出荷で大忙し。ヨスの煮干しはギフトとして人気。スタッフたちが、煮干しがたっぷり詰まった箱(かなりの数)をトラックに詰め込んでいましたこれぞ、チュソク前の風物詩。

さて、実りの秋にぐんと近づくこの時期は、色々な果物がお店に並び始めます。無花果だけではなく、葡萄に、林檎に、そして梨。韓国は食後には必ず果物を食べる家がほとんどなので、チュソクの時期ににドン家に行けば、キムチ冷蔵庫にはたっぷりの果物が詰まっています

去年のチュソクの時、ドンママが剥いてくれた果物の中で、衝撃的に美味しかったのが、黄桃。韓国では色々な種類(?)の桃が売られています。硬いままで食べる桃だったり、柔らかい桃だったり、プラムみたいな桃だったり。黄桃もそのうちの一つ。




私にとって桃といえば白桃。黄桃は缶詰でしか食べたことがなかったのですが、食べてみてびっくり。とろけるように甘くて、まるでマンゴーみたい!正直、韓国で食べたどの白桃よりも美味しかった。

去年の黄桃の味が忘れられず、今年ついに、お取り寄せ。もちろんヨスでも売られていたけれど、値段もそこそこする割に当たり外れがあるので、信用できる農家をドンちゃんが選び抜いて、注文したのです。

美味しそうな黄桃が9個、我が家へ!写真がそれです。室温に置いて、柔らかくなったら、食べごろらしく、1日1個のペースで毎日食べています。皮を剥いたら10秒でなくなる。。。

黄桃が、最近の二人の楽しみです。





にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へにほんブログ村

人気ブログランキングへ