My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2017/09/28

二人のアルバム




学生の頃から一眼レフで写真を撮ることが好きで、どこかへ行くたびに持ち歩いてシャッターを押すことが生活の一部になっています。撮った写真はクラウドに移して管理するのが基本で、現像することは稀でした。

でも、ドンちゃんと二人で旅行した時に撮った写真はせっかくなのアルバムにしてみたいなぁ、と常日頃頭の片隅で思っていて、この機会に作ってみることに。で、出来上がったのが写真の4冊です。ハネムーンのクロアチア、ボスニア、モンテネグロ、WやAちゃんに会いに行った東ドイツ、フランスはパリ(そしてちょこっとヘルシンキ)、美味しいものを食べ尽くした西安、去年の夏に行ったイタリア。





写真には、その時見た風景だけではなく、その時の自分の気持ちもびっくりするぐらい込められていて、それは日々の生活の中で無意識のうちに深いところに追いやってしまっていたもので、二人で写真を見ながらアルバムを作ることは、二人でその時の気持ちを掘り起こして再び共有することなんだなぁと、気づきました。思い出は常に自分の中にあるから、写真を現像することに固執して来なかったけれど、眠っていたものを思い起こす道具になるんだなぁ、と。

出来上がりは満足、規格は大きめに全て揃えたのだけど、一眼レフで撮った写真だったので見開きでレイアウトしても問題なしでした。





風景や食べ物だけではなく、二人で撮った写真も意識的にたくさん入れました。家族が増えて、自分の子供がこのアルバムを開いた時、自分の両親が自分が生まれる前も仲良しで、二人で色んなものを体験して共有してきたことを感じてくれたらな。。。夫婦の形に国籍なんて関係ないことを感じてくれたらな。。。。


なーんていう妄想を二人でしながら。


アルバム作り、なかなか楽しい作業時間でした。





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2017/09/22

服作り


気づけば9月も後半。旧盆である秋夕が近づいてきているヨスは、俄かに慌ただしくなっています。家の近所のスーパーでは秋夕用のギフトが並び始め、水産マートではヨス名産の煮干が夜遅くまで箱詰め作業が行われています

平日は洋裁店に入り浸って服作りを習っているのですが先生や先生の茶飲み友達の方たちとの話題も最近は秋夕についてです。先生たちは50代後半から60代前半の女性たちなので、秋夕ではもっぱら迎える側。ソウルに住んでいる息子や家族たちが帰ってくるので、食材を大量に仕込んでおかなければならないらしく、お肉を何キロ買ったとか、今年の唐辛子はキロあたり高くなっているとか、かぼちゃの葉っぱを大量に干したので分けようか、とか。

ちなみに今年の秋夕はなんと最大10連休。我が家はドンちゃんと二人でヨスやヨス近郊で過ごす予定です。最近ドンちゃんのことが好きすぎるので、連休中はドンちゃんにべったりくっついていようと計画中。うふふ。






さて、洋裁店で服作りを習っているのですが、自宅でも練習したいなと思いミシンを2ヶ月前ぐらいに購入しました。購入先は先生の知り合いのミシンの卸売店で。中古の物を安く譲ってもらいました。

最近のミシンは外側がプラスチック製で滑りも軽いため嫌だったのですが、これはずっしり重い鉄製。日本の実家で使っていた母のミシンと近いモデルです。服作りに必要な機能は揃っているし、使いやすいしでとても満足。我が家は家電に名前をつけるのが恒例なのですが、この子は「ドド・ポポミ」と呼ぶことにしました。ドドポポミ、これからよろしくね。





写真はちょっと前に撮ったので、布はこれだけだったけど、最近は買いまくっているのでかなり積まれています。

そうそう、韓国の洋裁用語は日本語がかなり使われているということを知りました(最近はどうなのか知らないし、先生が60代ということもあるのかもしれないけど)

例えば、簡単なところでは裏地はウラ、表地はオモテ、返し縫いはトメ、丸首はマル、などなど。あとハギレという言葉も使っていたな。ドンちゃんのおばあちゃんも日本の洋裁雑誌で洋裁を習っていたし。日本の洋裁文化が自分が考えていた以上に深いことを韓国で実感しました

あと、先生と話していると日本製のミシンやミシン用品に絶大の信頼を寄せていることも感じます。中でも印象的だったのは「日本の方はミシンを尊敬している」という言っていたこと。韓国語をそのまま訳したので、ちょっと変な言い方に聞こえるかもしれないけど、要は「日本人はミシンを大切な道具だと考えている」という意味だと。陶芸の先生も「日本人は器を尊敬している(大切に丁寧に扱っているの意」と言っていたのを思い出しました。実際にどうかはわからないけれど、韓国人が特に物作りをする韓国の方たちがそう思うことに理解できる気がします。何より韓国語の「尊敬する」という言葉が含む意味が少し広いことに気づけてよかった(そこか





ちなみに夏はずっと家族の服を作っていたのですが、秋になった最近、自分のワンピースを仕立てました。今とこれからのことを考えラップ型にして、後ろでも前でもリボンを結べるように。スカートはたっぷりとって、プリーツもうまく広がるように入れました。





ワンピースの残り布で作ったテーブルクロスもお気に入り。休日、昼ごはんを食べるときにおろしました。さっそく餃子の肉汁をぶしゃーっとやってしまったけど、私が

生地は秋冬用のリネン、ここのお店のリネンがいたく気に入ったので、くすんだピンクやネイビーも購入。次はドンちゃんのシャツを作ろうと思います。





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2017/09/15

おうちで韓国ごはんー久しぶりの常備菜作りー




今日は台風の影響なのか、風が吹く、曇り空のヨスです。我が家は風通しが良いので、こんな日は窓を開けておくと、壁に張り付つけられたポストカードや地図なんかが音を立て、机の上にある開いたままの本がめくれてしまう。なので窓は全開にせずに、風を絞って、過ごします。でも涼しくて気持ちがいいです。

涼しくなってきたそんな最近、再開したこと。それは常備菜作り。といっても毎日夕食のおかずは多めに作って、何回かに分けて食べたりしていました。が、どれも和食ばかりで、ナムル系は別夏場のナムルはいくら冷蔵保存して取り分ける時に気をつけても、すぐにダメになるのを経験上学んでいるので、夏は作るのをやめていたのでした

なので、久しぶりのナムル作り。今回は6種類。糖質制限をしているので、いつも作るうずらの卵と牛肉のお醤油煮(ジャンチョリム)や煮干の甘辛炒め(ミョルチポックン)は作らず。お砂糖を使わず、なおかつ塩分とごま油も控えめに、を目標に自分でアレンジ。あ、ニンニクも入れませんでした。





一番上がピーナッツもやしのナムル、時計回りに、山ニンニクの葉のナムル、桔梗の根炒め、荏胡麻の葉のナムル、きのこ炒め、青梗菜のナムルです。

ピーナッツもやしは根っこも一緒に、青梗菜、荏胡麻の葉はすりごまをプラスしました。ちなみにこっちの青梗菜はかなり小ぶりなのでナムルやお浸し向き今回のヒットは山ニンニクの葉っぱ。匂いはそこまでキツくない一方で、葉物なのにコクがあって美味しい!ナムルだけではなく、他の料理にも使ってみたい食材です。

ただ、少しずつ涼しくなってきたとはいえ、やはりナムル類は傷みやすいので、日持ちは長くて4日が限度かな。余りそうな場合は、麦ご飯を炊いて、ビビンバにしてドンちゃんに食べてもらおうと思います。私はお腹を壊すのが怖いのと、炭水化物は控えているので遠慮します。ふふふ。


来週は何のナムルを作ろうかな。





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2017/09/12

暗くて、孤独で、正直で



とても自然に「ま い っ か」と口にするようになったドンちゃん。自然過ぎるので「自然で発音もいいね。アプリで習ったの」と聞いたところ、「マイベイビーの口癖だから耳で覚えたよ」とのこと。ギョッとしました。自分が無意識に「ま、いっか!」を連発していることと同時に、無意識の口癖が相手に影響を与えるのだ、ということに。

どうせなら美しい言葉が口癖なら良かったなぁ。これから気を付けようかな。でも面倒くさいし、ま、いっか!

さて、前回に引き続きまた週末の話なのですが。。。週末はソウルに一泊してきました。主な目的はソウル郊外にあるIKEA。家具とか大型なものではないけれど、チェックしていたものがあったのです。無事にIKEAで買うことができ目的は達成。せっかくソウルに来たのだから、ホテルに一泊し、次の日は行きたかった「ムーミン原画展」へ。トーベヤンソンの原画を見れる貴重なチャンスだと思ったので。




ムーミン原画展では、その名の通り、ムーミンの原画や素描画が中心に展示されていました。小説ごとに、そしてコミックの下書き、原画も。他には商業用に書き下ろしたポスター、オペラの衣装デザイン画、そして画家としてのトーベヤンソンの油絵なんかも。とても見応えがありました。


私は青い鳥文庫でムーミンシリーズの小説を小学生の時に読んだのですが、その時の衝撃ったら。登場人物が揃いに揃って性格が良くない。スナフキンなんて冷たいし、ムーミンもよくイラついているし、スニフもずる賢いし、ミーもかなり意地悪だし。でも、今になってよく分かるのです。彼らの性質は人間誰もが持っているものだということに。私の中に、ムーミンがいて、スナフキンがいて、ミーがいて、そしてスニフがいるのです。

小説の挿絵であるムーミンの絵もとっても暗い。実際に原画を見て、その印象はもっと強くなりました。暗くて、孤独で正直で。そして終末観や厭世観が漂って。決して「かわいい」とは言えない、なんとも言えない重さがある原画やスケッチたち。今年の初めデトロイト展で、ピカソのばら色の時代の作品である「アルルカンの頭部」を見たときの衝撃に似ています。作家の得体のわからない内側を見るような、そんな感じ。





展示会場では、ムーミンの原画カタログとトーベヤンソンのカタログがあったのですが、迷わずトーベヤンソンのを買いました。彼女の10代のころに描いたという「GARM」という政治風刺雑誌の表紙が載っていたから。上の写真がそうです。第二次世界大戦、ドイツとの戦争を経験しながらムーミンが生まれたのだな。。。


さて、ムーミン展の後はごはんタイム。ソウルは今年最後、しばらくは行けないということで、何か美味しいものを食べようということに。が、実は私は期間限定の糖質制限中。低糖質で、食べられるものを、、、と考えた結果、火鍋を食べることに。

中国の有名火鍋チェーン店である海底撈火鍋へ(ソウルには二店舗、明洞と江南にあります)去年の春、西安に行った時に食べて、あまりの美味しさにまた絶対に行きたいと密かに思っていたのです。そしてなんと、韓国に進出していることを中国に駐在経験があるドンちゃんの友達に教えてもらいました。






ここのお店の良さは、本格的な火鍋が食べることができることと、サービスの良さ、そしてソースが自由に作れるところ(写真下段) !糖質を考えながら?慎重に作りました、ゴマペーストをベースにした担々麺風に。お肉も羊肉だけではなく、牛のタンも頼みことができますよ

韓国で火鍋ならば、ここが一番だと思います。おすすめです。


と、ムーミンに火鍋に話が飛びましたが、、、楽しく美味しい週末でした。糖質制限は「ま、いっか」精神で頑張りすぎず、乗り切っていこうと思います!








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2017/09/04

秋 最初の休日


先週後半から風が涼しく、陽も柔らかくなり、秋の気配がしてきたヨスです。


毎晩ドンちゃんと夕飯を済ませた後は二人で散歩をするののが最近の日課なのですが、ここ数日は長袖を着ないと肌寒いぐらい。月の周りを流れる雲もいつもより高い気がします。社宅の桜の木々を見上げると、黄色に色づいている葉もちらほら見受けられ、夏が完全に終わったのだなと安堵の気持ちが広がりました。

大きな嬉しさと楽しみと期待と、そして多少の不安と一緒に、今年の秋が始まります





週末も秋日和、秋晴れだったのでドンちゃんとお散歩。久しぶりに熱々のコーヒーを魔法瓶に入れて、マグカップも持参し、海辺を眺めながら休憩をしたりしました。話したことは、ミャンマーのロヒンギャのこと、北朝鮮のこと、そしてこれからのこと。これから出来ないことを数えるのではなく、これから出来ること、やりたいことを二人でたくさん挙げて、数えて、共有しました。

帰りは最近会員になった共同組合系のスーパーで、魚、お豆腐、卵、あれこれ買い込んで帰宅。夜はドンちゃんがスンドゥブチゲを作ってくれました。






この前は失敗し「ただの辛い豆腐」だったのですが、今回は大成功!牡蠣とアサリがゴロッとはいった、コクのある、でも辛くなく優しい味のスンドゥブチゲを披露してくれました。美味しすぎたから、お鍋にちょっと残して、次の日、卵とお豆腐を追加しまた食べました。肌寒い朝にぴったり身体も温まります


地味だけど、二人で過ごす秋の最初の休日。今年もドンちゃんと二人で、深まっていく秋を見逃さずに目に焼き付けて過ごしていこう。




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