My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2013/08/22

釜山、慶尚道の食文化


陶芸について投稿を続けましたが、
今回は陶芸と同じぐらい興味を持っている韓国の食について。

食って絶好の研究対象。(by Mちゃん)
日本と韓国を比較しながら韓国の食について考えていくことも楽しいんですが、
最近ハマっているのが、「韓国の地域間を比較しながら」韓国の食について考察していくこと。

あくまでも趣味の範囲ですが、何かを学ぶことに関しては原理的主義な私。
(たぶん、大学院時代の勉強のくせだと思う。)
ヨス市立図書館で参考文献を借りては、ノートに書き写して来ました。

先日、釜山に遊びに行った際、
「日ごろの参考図書を読んでの研究から一歩出て、実地研究だ!」と勝手に思いつき、
どんちゃんには悪いんですが、
お昼ご飯は是非釜山が属する慶尚道(慶尚北道、慶尚南道)地方の味が試せるものを食べたい!
とお願いし、食べてきました。




ちなみに釜山の位置する慶尚道。
写真は大まかすぎるので参考程度で。
赤く囲った部分が釜山、青く囲ったのがヨスです。

この地方の特徴(地理的に)としては、

慶尚北と南を大きく分ける낙동河が流れており、
そこの流域の平野では多くの農作物が生産されていること。

山もあり香り高い山菜も豊富

東海と南海がぶつかる海では海産物も豊富であり、
魚を肉というぐらい、魚を良く食べる

とのこと。


今回、私たちが慶尚道の味を試すべく訪れたのは
サンパプのお店。広安里にある대궐쌈밥。 



대궐쌈밥 
住所:부산시 수영구 광안동194-2
電話番号:051-754-6160

サンパプとはおかずやお肉を野菜でまいて食べる料理です。
慶尚道では慶州が有名ですよね。
ソウル江南地区にも有名なお店があって、留学時代、
日本から観光に来たお友達と一緒に食べに行った思い出もあります!
お肉美味しかったな~また行きたい~




こんな風にもりもり盛られた野菜が出てきます。

それと一緒にたくさんのおかずがテーブルに並びます。
目的は、そのおかず。
釜山(慶尚道)の味付けをされたおかずを食べたかった!





メインは豚の수육、チャーシューみたいなもの。
意識して食べていくと、ヨスの位置する全羅道でたべる味付けと全然違う。

全体的に味が濃く、辛くしょっぱいです。

それもそのはずで、この地方は暑い気候のため食べ物が腐るのを防ぐために、
このような味付けに発展したとのことでした。(文献で読んだ)
辛くてしょっぱいけど、噛めば噛むほど美味しさが広がる감칠맛は生きてます。


中でも一番、ここ釜山の味を味わえるのは左手のお皿の物。
これは塩辛です。この地域では塩辛も良く食べ、種類も豊富なのです。
これはイワシの塩辛だったと思う、独特の味ですごく美味しかった。

隣はキムチ。ここの地域は海産物をキムチに入れるので、
これもまた独特の味わいです。これに関しては好き嫌いが分かれるかな。

スープも煮干しベースでした。
これもこの地域の特徴で、牛肉よりも煮干しや貝からスープをとるのです。


以上が慶尚道の食についてのレポートでした。

やっぱり文献を漁るよりは、一見は百聞にしかず、
直接その地方を訪れて食べてみるのが一番なんだなと実感!
でも、しっかり本を読んでいたからこそ、より深く感じることもできたかな。


こうやって、食の違いを見ていくことは、
文化の違いを見ていくことであって、もっと深く韓国をすることもできるので、
これからも研究を続けます。


みなさんも、ぜひ地方に行ったら、
ソウルと何が違うのかを意識して食べてみることをお勧めします^^




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視野広く






最近、練習で、粉青沙器で作られていた甕を見本にして作っています。
朝鮮半島の陶磁器というと、青磁器、白磁器が有名ですが、
粉青沙器も李氏朝鮮時代の前期に良く作られていた陶磁器の一つです。
技法としては刷毛目や粉引で有名かな。素朴な味わいがあります。

ロクロを回さず、ローリングだけで大きな甕を作るのは良い練習になる!
けれど、甕なんてうちにあっても役に立たなさそう・・・と思ってました。

が、先生が一言、「陶磁器は器だけじゃないんだ」と。

先生からは、

生活用品全般の実用品から観賞用、そして家を造りあげている物まで、
陶磁器で作ることができるんだ、

器だけの考えは陶芸家として視野を狭めるだけだから、やめなさい。

との指導を仰ぎました。

そういえば、先生のアトリエの洗面台は先生が直接ロクロでひいたもの。
玄関や廊下のタイルも先生が焼いた陶磁器でした。
(私も自分の家を買った時には自分でロクロをひいて洗面台を作りたい)





ということで、甕については実用的であるかないかという考えは捨てて、
とにかく一心不乱でつくることにしました。
そのそのローリングは心を無にして集中しないと均等にならないので…


でも現実的な問題もあるので(甕を家のどこに置くのか、とか)
出来上がったら傘たてにしようかともくろみ中です。(笑)





先日、窯に火を入れたので、今日は出来上がってくる作品を見るのが楽しみです。
ここで作った大皿、どんな姿で会えるのかな?



2013/08/20

陶磁器の服、釉薬


残暑が厳しいヨスです。
今週からカンカン照り、暑い、暑い、暑い。

家にエアコンはないけれど、
窓を全開にして扇風機も回せばなんとか過ごせていました。
しかし!今日、早起きして、最近はまっている重曹とお酢を使って、
洗濯層、浴室、鏡なんかを掃除している途中から大粒の汗が流れ、
終えて、扇風機の前で涼をとろうとしても、汗はなかなかひきませんでした。
エアコンなしの生活の限界が見えてきた…(しかし今年はガマン)

アトリエからの帰り道も、夕方なのに暑くって、
スーパーでお豆腐を買っただけで、そそくさと直帰しました。
(今日はお豆腐ハンバーグの予定です!)



今日は師匠の作品のお手伝いをしながら、釉薬について色々と学びました。

粘土はそれだけで焼いても普段使っている器みたいに成りません。
土器みたいにガザガサで水分も吸ってしまいます。
そこで、釉薬の出番。釉薬を塗ることで、吸水率を下げることもでき、
滑らかな手触りにもできます。これは便利的な面での釉薬の役目。
あとは、釉薬を作る際、成分の組み合わせによって、様々な色を出すことができ、
目で見ても楽しめます。これは美的な面での釉薬の役目。
師匠曰く、釉薬は「陶磁器の服」だと。
本当、その通りですよね。



↑釉薬をかけている私


釉薬はその地方にある自然の物を使って作られてきたそう。
岩だったり、土だったり、木だったり。
なので、地方によって使われてきた釉薬も違います。

ここヨスは、山の土が赤いので、ヨスの陶芸家たちはそれを良く用いてきたそうです。
おもしろいな~

釉薬に関しては、実は自分の中で一番興味のある分野でした。
なので、ヨス図書館の書庫に眠っていた「유약연구」(釉薬研究)という本も借りてきて、
勉強中です。化学反応の式でいっぱいのページだけど、ドンちゃん(理系)に教えてもらいながら読んでます。

色んな成分を組み合わせることによって、また土を変えることによって、
本当に多種多様な色が作られる。自然の化学反応に強く強く惹かれます。



 나 유약의 매력에 빠졌어요:)
私、釉薬の魅力にハマりました。






2013/08/19

ふらりと釜山へ


金曜日の夜。

彼からのリクエストのカレーを作り終わったと同時に、彼が帰宅。
一週間お疲れ様~という労いの言葉を私がかけるより先に、
彼が一言、「今から遊びに行こう!」

二人で急いでカレーを胃袋に流し込み、高速バスとホテルを予約。
お揃いのカバのTシャツに着替え、荷造りをし、「いざ、出発!」
この間、たった1時間。


・・・ということで、
ドンちゃんの突然の提案で、金曜日から翌日にかけ、釜山に行ってきました。
ヨスからバスで3時間半、けどこの日は運転手が飛ばしまくり2時間で到着(?!)





高速バスターミナルが位置する사상駅から、終電に近い地下鉄2号線に乗り込みました。
目指すはやっぱり、해운대、ヘウンデ。





ヘウンデ(海雲台)に到着したら、やっぱりすごい人。
深夜なのに若者で溢れてました。
とりあえず、メキシカン料理が美味しくDJブースもあるバーで一杯。

音楽と、お酒とご飯を楽しむお店。



そのままヘウンデのビーチへ。午前2時でもけっこう人がいて、
男の子たちが、女の子をナンパしようと目を光らせてました!
若いね~と二人で冷やかしながら、コンビニでビールを買い、
海辺の夜風に吹かれながら、また一杯。

活気あふれる国際的なビーチ。

ホテルに到着したのは午前4時前、明日の計画も立てずに就寝。






次の朝、向かった先は광안리(カンアンリ、広安里)のビーチ。
個人的にヘウンデよりもずっと好き。

大きな橋が架かる柔らかい砂のビーチ。






お昼を済ませ(これは別のポストで書きます)
私たちも足だけ水浴び。

押し寄せる波を足で感じるだけだったけど、
十分に夏を堪能できた気がしました。



涼を求め、二人大好きなカフェへ。
ハーゲンダッツのグリーンティとストロベリーのアイスクリーム、
甘いバナナと、ホイップクリームがもりもりとのった、ワッフルを注文。

美味しいんだ~これが!






ちょこっと移動して、朝鮮通信使歴史博物館へ
通信使を日韓友好のシンボルとして展示していました。
学生の頃、日本史で朝鮮通信使を習った時から日韓友好というより、
江戸幕府の自己中心的な政策の一部という感想を持っていたので、
韓国側が通信使を肯定的に捉えているのに驚きました。

またいつか、お互いが尊敬の眼差しで見つめあえるように、
韓国にいる私ができることって何かな。


そのあとは、また広安里へ戻り、ビーチを眺められるテラスで一杯。
サッポロの生とプレミアムモルツの生。美味しい!

夜の高速バスで帰りました。


涼をとるというよりは、太陽の光をガンガンと浴び暑かった今回の釜山。
エネルギーをいっぱいに吸収でき最高のリフレッシュになりました。

ドンちゃんありがとう。








2013/08/16

隠し味は梨


前回のポストがなんだか深刻で書きなぐった感じなので(スイマセン;)
ここでは雰囲気を変えて、韓国料理の話題です。



さて、写真は大きな梨。近所のマートで一個150円で売ってました。
(安いのかしら?)

今回購入したわけは、剥いて食べるためではなく、ヤンニョン(タレ)に入れるため!
韓国では、肉の料理の際、ヤンニョンに梨やリンゴをおろして入れるのです。
ドンママは梨を使うとのことで、私も梨でチャレンジしてみました~




ちなみに作った肉料理は豚のカルビを煮詰めた料理である갈비찜です。
甘辛く味付るのがポイント。

作り方をざっと書くと、

豚肉は冷水に1時間つけておく、合間に水を取り換えること。
臭みを取る為に、ネギの青い部分とたまねぎと水を入れた鍋を沸騰させて、
豚肉を3分間茹でておく。↓



肝心のヤンニョンは

豚肉300グラムに対して、

梨16分の1、
玉ねぎ4分の1、
にんにく2かけ、
生姜2かけ、
唐辛子2分の1、
をおろし金でおろす。

そこに、
砂糖大さじ1、
ヤンジョ醤油大さじ2、
梅エキス小さじ2、
酒小さじ2、
オリゴ糖小さじ2、
コチュジャン大さじ2、
ごま油大さじ2分の1

を混ぜます。
このヤンニョンは私のオリジナルです(笑)

お肉をこのヤンニョンに1時間漬け込んで、
中火の鍋で水1.5カップとじゃがいもと玉ねぎと一緒に蓋をして30分煮詰めます。

そして、これ



대추、なつめの実です。
スーパーで良く見かけるほど韓国では一般的に使います。

このなつめは、油や体に悪いものを吸ってくれるんだとか(ドン説)
なので直接食べたりしません。

このなつめの実と、ネギを最後に入れて蓋をあてて10分煮たら出来上がりです。



実はこのお皿、練習で作ったもの。
自分の感性も何もこめてなくて先生の指示で作ったので、
気に入っているわけではないのですが、出来上がった時に、
ふと「갈비찜をいれたい」と思ったのです。
で、作ってみたという。


で梨が余ったので、またヤンニョンに使ってみたくて、
今度はプルコギを作ってみました。
(牛肉も安く購入できたので。)



お肉400グラムに対して、ヤンニョンは

梨8分の1、
にんにく2かけ、
ネギ5センチ

をおろして、

砂糖大さじ1.5
ヤンジョ醤油大さじ4
酒大さじ1
ごま油小さじ1
梅エキス大さじ2
オリゴ糖大さじ1
胡椒少々

で混ぜて、切った牛肉を1時間ぐらいつけておきます。

中火のフライパンに油をひいて、しいたけ、ネギ、玉ねぎなんかと一緒に
炒めればできあがり。


こちらは辛くなく醤油ベースの甘じょっぱい味付けなので、日本人にも好まれるかも。
友人や家族に作ってあげたいです!美味しかったです。









光が復活した日






韓国では8月15日を光復節、光が復活した日と呼びます。
植民地支配から解放された日です。





私は韓国にも留学したし、韓国語も話せる。韓国人の友人もいる。
そして、人生を一緒に作り上げていく愛する夫も、韓国人。

だけど、無条件で韓国が好きかと言われれば、NOと答える。

好きだ、でも好きで居続ける努力を、私はしている。
しんどい時もあるけれど、嫌いになったら、だめだと常に言い聞かせている。
それは夫のためでもなく、韓国人として育つだろう自分の子供のためでもなく、
自分のため。

韓国人の目で韓国の社会を見てみたい。
所詮私にとっては「他国」という、その境界線を越えていきたい。
それとも、自分の心はそれができないほど日本の固い皮膜に包まれているのだろうか。



そんな葛藤の日々だけど、15日を韓国人の立場で見てみると、
どれだけ尊い記念日なのかが、私でもわかる。
ベランダに国旗を飾る気持ちも、
テレビの特番で万歳をする気持ちも、すべて理解できる。

ある日突然の植民地支配、暗くて怖い日々から解放された日が、
どうして重要じゃないと言えるかな。

そしてこの国を支配していた国はまぎれもなく、私の母国、日本。





だから8月15日を韓国で過ごすのは辛い。
日々の葛藤とは別の、すごく複雑な気持ちになるから。




けれど、そんな気持ちとは別に、この日は普通の日常だった。
先生のアトリエに行って、陶芸に励んで、他愛もないおしゃべりをして。
先生のお友達が持ってきてくれた葡萄をつまんで。
祝日で休みの彼と外出もして、一緒に家事をして。





朝鮮半島と日本の歴史は、仏教や文化を通した穏やかな交流だけじゃなく、
悲しく暗い歴史がある。

私は、自分の気持ちを大切にしながら、日々の自分の中で葛藤しながら、

日韓の筆舌に尽くしがたい苦難の歴史の上に、
私のこの日の日常があることを忘れてはいけないな、と思い続けたい。







2013/08/13

午後のブロッコリー


日差しは強いのですが、気温は27度前後と過ごしやすい今日のヨス。
家にはたっぷりの風も流れてきます。
今日は先生のアトリエから早めに帰ってきて、午後はのんびり。
そんな日にぴったりな気候。






美味しそうなブロッコリーを買ったので、固めに全部茹でた。
茹でながら眺めていると、ステンレスの鍋からブロッコリーの色味が鮮やかに浮かびあがり、
思わずカメラを構えてしまいました。キッチンに広がる良い匂い!いいね!


アスパラガスも買ったので、ブロッコリーを冷ましたら次に茹でよう。
ドンちゃん、アスパラを人生で一度しか食べたことないらしいので、
そしてその味を覚えてないらしいので、今日の夕飯に食べさせなくちゃ!