My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2016/01/29

世界はみんな私の為




カフェで手帳を開いたら、記憶をギュンとさせる懐かしい匂いがした。すぐには思い出すことができなくて、その香りを嗅ぎながら、紙芝居をめくるように記憶の中の一つの場面を探していく。めくる指が止まり、記憶が蘇る。そうだ、古本の匂い。正確には古本屋で買ってきた漫画の匂い。自分の家のとは違う、どこかの誰かの家の匂い。匂い自体は好きでも嫌いでもなかったけれど、よく古本屋で漫画を買って、家族で夕食を食べた後に部屋に戻り買ってきた漫画を読むことが好きだったから、記憶にすごく残っている。読みふけって、お風呂に入るのが遅くなっちゃうんだった。

なぜ私の手帳がその匂いと同じなのか、もしくは、その記憶とリンクさせる匂いなのか、そのわけはよくわからないけれど、それは古本屋で買った漫画の中で好きだった漫画を自動的に思い出す結果になった。

斎藤倫の「世界はみんなボクの為」、主人公の名前もおぼろげだけど、一番好きだった。自己中心的で自分勝手な主人公(男)が、その性格ゆえに自分で自分に苦しむんだけど、最終的にはそこを乗り越えていく物語だった気がする。偶然にも、「中途半端な自分を受け入れるしか、人生を生きる術はない」という言葉に触れ、ゴーンと衝撃を受けた直後だったから、上手くいかないその訳は自分勝手な自分にあるということを知って絶望して、でもそんな自分を受け入れていきながら、人に優しくなっていく漫画の主人公がなんだか恋しくなった。あの時よりもずっと私は主人公に共感できる気がする。

さて、話は全然変わってしまいますが。。。写真は2人お気に入りに백반집で出されるおかずの一つである卵焼き。백반집とは韓国でいう定食屋さんなんだけど、とっても庶民的で、タクシードライバーのおじさんたちが一人でご飯を食べている、そんなイメージ。

キムチチゲとか定番のメニューを頼むとたくさんおかずが出てきます。卵焼きはその一部。家から歩いて15分のところにこのお店があるので、休日のランチにお散歩も兼ねて二人でよく行きます。お店には家族連れもいれば、若いカップルもいて、いつも人で賑わっています。そこで働くおばちゃんたちも気前が良くチャキチャキしてて好き。おぼんに載ったおかず達を私も一緒にテーブルに移すのを手伝ったら「이뻐 이뻐 넘 이뻐」と褒めてくれました。



この日はキムチチゲと뼈다귀해장국(豚の背肉入りスープ)を頼みました。ものすごく寒い日だったので、熱々のフライパンを濡れ布巾の上に乗せたときのような、熱々がジョワっと身体に染み込んでいく感じがして、美味しいの上の美味しいだった。幸せ。

このお店、私もだけど、ドンちゃんもお気に入り。それはやっぱりこの卵焼きが出てくるから。中身がギュッと詰まっているのをみるとおそらく卵4つは使っている気がする。そこに人参とネギのみじん切りが入っていて、で、それだけ。それだけなんだけど、それが素朴で美味しい。普段、キムチすら食べない、韓国料理に執着しないドンちゃんが、食べながら고향집의맛って言ってたのが印象的だった。日本語に訳すと、故郷の家の味、でもこれは比喩表現。要は懐かしい味だってこと。

普段家では私が食べたいものを作っているから、エスニックだったりイタリアンだったり和食だったりで、韓国料理はあまり登場してないことに、少し反省。まさに、世界はみんな私の為、私は自分中心で世界が回っていると思っている節があるからな。

ドンちゃん、ごめんね、週末にまた食べに行こう。ふふ。




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2016/01/27

くつした




社宅のジムへ走りに行こうと、タンスの中から靴下を取り出そうとしたら、あれ?

靴下が見慣れない方法で畳まれていた。四角形でピッチリと。

ドンちゃんが畳んでくれんだと、すぐわかった。ま、二人暮らしだから私以外は自動的にドンちゃんなんだけど。

ドンちゃんは下着もこの靴下と同じように中に入れ込んで畳みます。この畳み方、軍隊式。軍役に就ていた時に習ったもので、日常でもそうしてしまうぐらいに、身に染み込んでしまったみたい。


私の靴下をかなり丁寧に畳んでくれていたドンちゃんのその行為に、愛を感じてほっこり。そういえば、私の洗濯物を畳みながら、マイベイビーが着ていると思ったらどれも愛らしい、と言ってたなーと思い出し、またほっこり。





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2016/01/25

風は化石




日曜日の朝は、先に起きて洗濯機を回そうとしていたドンちゃんから「マイベイビー、大事件だ!洗濯機の水道管が凍ってる!」って声で起こされた。

まさかと思い確認してみると、たしかにガチガチに凍っていた。叩いたらそのままポロポロって崩れそうな感じ。びっくり。しょうがないので、お風呂にお湯をため、それをせっせと洗濯機に運んだ。もちろん、ドンちゃんが。

我が家の洗濯機の水道管を凍らせるぐらいの大寒波。ヨスはマイナスになるけれど日中は0度ぐらいまでは上がるのが普通なのに、この日は太陽が出てもずっと外はマイナス7度、体感温度はマイナス14度。こっちに来てこんなに寒いのは初めて。

寒いからおうちに籠っていようって思っていたけれど、いてもたってもいられなくて、二人でお散歩にでかけた。とにかくたくさん着込んで。私は起毛タイツに分厚い靴下を重ね、ドンちゃんはヒートテックの股引を仕込んで。

外に散歩に出かけた訳はドンちゃんがしてくれた話がきっかけ


この寒波は北極の氷が溶けたことに因る。つまり、この寒波は北極から来たんだという


北極から来たということは、北極にいる生き物たちが吸って吐いた息も混じっているということである。北極圏にいる白くまたちの呼吸が、外の冷たい風の中に溶け込んでいるということ。なんてロマンチックなんだろう。それを考えたら、ドンちゃんと一緒に外に出て、マイナス7度の空気を吸い込みたくなった

ドンちゃんにその話をしたら「マイベイビー、それは素敵だね」と同意してくれて、一緒に散歩に出てくれた。

一緒に海沿いを歩きながら、ビュンビュンと嬉しそうに唸っている風を顔で浴びながら、決して会うことのない、暗い闇で隔たっている、でも同じ時間を確かに生きている白くまと私が、風を通して繋がっているんだなーって思った。そう思うと涙が出てくるぐらいに感動で心がいっぱいになった。

同時に星野道夫さんを思った。

小学生の時に読んだ星野さんのイニュニックに書かれていた言葉たち。


いつか読んだ本(ものがたり交響 谷川雁)にこんなことが書かれていた。
すべての物質は化石であり、その昔は一度きりの昔ではない。
いきものとは息をつくるもの、風をつくるものだ。
太古からいきもののつくった風をすべて集めている図書館が地球をとりまく大気だ。
風がすっぽり体をつつむ時、それは古い物語が吹いてきたのだと思えばいい。
風こそは信じがたいほどやわらかい、真の化石なのだ。


小学生の頃にこの言葉を読んで以来、風の中に、古代の人々の息吹が含まれているんだという時間的な繋がりと地球規模を包む大気であるという空間的な繋がり、その両方を感じるようになった。それは私を励まし、日々を少し豊かにしてくれる。

高校時代の親友がスペインへ交換留学に行ってしまった後、風に吹かれるたびに、彼女と繋がっていると思うことで、寂しさが慰められた。ドンちゃんと遠距離恋愛をしている時もそう。会いたくてたまらない気持ちも、風を浴びればなんとなく落ち着いていた気がする。

今回の寒波の中に、北極で生きる白くまたちの息吹を感じることができたのも、星野さんの本が底にあるから。

散歩から帰ってきたら、真っ先にイニュニックを本棚から引っ張り出して、温かくした部屋でページをめくった。その日、夕ご飯を作るのを忘れて読みふけってしまった





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2016/01/23

毎朝のお茶



休日の朝はドンちゃんがいるので、おうちの中がいつもよりもあたたかい気がする。平日ドンちゃんが出勤した後の朝は、シーンと肌寒い。氷の上を裸足で歩く感じがする。でもドンちゃんがいる朝は、お風呂に浸かっている心地よさ。おそらく、それは彼の体温という物理的なものでもあるし、彼の存在という精神的なものでもある気がする。

私の朝は平日と休日とでは起きる時間が違う。休日はドンちゃんの横で二度寝するのが何よりも至福だから、朝の光が濃厚になる時間までベットにいたりする。でも、もぞもぞと起きたら後の行動は平日も休日も一緒。お湯を沸かしてコーヒーを入れるのが定番。最近はお茶を煮出している。





韓国の家庭で定番のお茶、コーン茶と麦茶。どちらも、乾燥させて炒ってあるもの。ドンママが朝に煮出して作ってくれた熱々の麦茶の味が忘れられなくて、我が家でも毎朝せっせとお茶を煮出す生活を始めた。





韓国では普段から韓方茶をお家で煮出して飲む習慣があるので、茶漉しがついたやかんが色々と売られている。ちなみに、コーン茶も麦茶も韓方茶の括り。我が家は二人家族なので1日2リットル煮出して飲む。水2リットルに対し、50グラムぐらいを使う。50グラム全てをコーン茶、麦茶にする場合もあるが、半々にして穀米茶として飲む場合もある。





作り方は茶漉しを水から入れて沸騰したら火を止めて10分蒸すだけ。冬の台所は寒いので、沸かしている間は火のそばで暖を取っている感じがして好き。蒸気がもくもくと出ているのを眺めるのも、山小屋にいる感じがしてワクワクする。

やかんはお茶生活を始めるにあたって、新調したもの。イタリアのSTOVMON。お鍋とかは日本で買ったほうが安いから日本でも探してみたけれど、全くなかった。韓方茶を飲む習慣がある韓国だから輸入され売られているものなのかな。コンパクトで茶漉しも細かくてお気に入り。

毎朝1人で飲む熱々のお茶も、休日はドンちゃんと一緒に飲めるから幸せ。





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2016/01/21

たくましさ



窓を開けて吸い込んだ空気が肺を凍らせるぐらい冷たくて、家を出るのが億劫になった朝。

外はこんなに寒いのだから皆家に引きこもっているんじゃないか?と思いつつ、家を出てバスターミナルに向かいながら街を通り過ぎれば、学校に向かうも学生も、市場で準備をしているおばあさんも、タクシーの運転手も、皆いつも通りに外に出て動いていた。寒いからって日々の生活を変えることはできないということは当たり前なんだけど、でも寒い空の下動く人たちを見て、人間ってたくましいなって思いが生まれた。生命力があるというか。

たくましいといえば、弟の幼い頃からの友人。

彼は若いながらも奥さんと2人の子供がいる一家の大黒柱。高校卒業後に働き始めた町工場は不況のために、仕事量が減ってしまった。残業や休日出勤をすることで稼いでいたこともあり、それは彼にとって家族にとって大きな打撃になった。この状況を打破するために、彼は知り合いの伝手を使って関西の方で新しい仕事を探し出した。新しい仕事は一家をなんとか養えるらしい、この冬から彼は家族とともに関西に移住する。

弟の小さい頃からの友人なので、当然私も彼を小さい頃から見ている。あんな小さかった彼が今や2人のパパで、しっかりと奥さんを支えながら育児もして、さらに家族のために親戚も頼れる人もいない土地に移る決意をしたということに、私は感動を通り越して尊敬の念を抱いた。立派だなって心底思う。家族を守るために生きる彼はたくましい。そして、自分の夢だの目標だのとか言っている自分が小さくて甘っちょろく感じた

寒い寒い昨日は、用事があったので久しぶりに大学院に行った。行く前はその用事をこなすことがすごく億劫で緊張もしたんだけど、いざやってみるとスムーズに物事が進んで、終わった後は気分もスッキリ。清々しい気持ちで一人で温かいうどんをすすり、本を読みながらコーヒーを飲んで、陶芸しに向かった。やはり、やらねばならぬことはさっさと片付けてしまった方がいいな。

家に着いたのは遅かったので、ドンちゃんと二人で夕食の準備をした。ドンちゃんが刻んだ玉ねぎを私が炒め、横では引き続き包丁を握りウインナーをドンちゃんが刻んでいく。卵をとくドンちゃんの横で、私がアボガドとトマトを洗う。というように、二人でくるくると台所で踊るように料理しているみたいだった

食後にもう一度たくましい人について考えてみる。例として前述の彼を出して。核心は家族を守るではない気がする。それは外側の部分だけで、内側に何か強烈な強い光が潜んでいて、それがたくましい人の本質だと思う。その強い光を眉間にしわを寄せじーっと見つめてみたら、どうやら、受け入れる強さらいいことに気づいた。世の中にはどうにもならないことがたくさんあって、そのどうにもならないことを受け入れて前を進む強さ。これかもしれない。これだ。だとすると、私はたくましい人になれるかもしれないと思えた。いや、難しいかも。だって、どうにもならないことをどうにかしようとするのが普通だから。

まずは、寒い今日も元気に光州まで出かける、寒さはどうにもならないから。


写真は最近読み始めた、インド出身の文豪サルマン・ラシュディ―のムーア人の最後のため息。冬休みに読もうと大切にとっておいたの。



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2016/01/18

二人で人生計画





今日はツーンと冷たい空気に包まれたヨス。寒い。寒いけれど、遠くの山の雲の影までよく見えるぐらい空気が澄んでいる気がする。

来月、ドンちゃんと二人で日本へ一時帰国の予定。帰国日が近づくにつれ、ドンちゃんと実家の母のラインが盛り上がっている。恒例の「お家ごはんは何が食べたい?」という母からの質問に、ドンちゃんがバッチリ日本語で答えたのが上の写真。


からあげとどんじるとだまごさんどとごろけがだべたいです


唐揚げ、豚汁、卵サンド、までは濁音の間違えはあれどきちんと書けている、が、「ごろけ」って何よ(爆)でも母にはきちんと伝わってました、コロッケと。母のコロッケはドンちゃんの大好物。私がドンちゃんの実家に行くときに、ドンママに色々とリクエストするのと同じで、ドンちゃんも私の母にリクエストする。ドンママも日本の母もそれを喜んでくれること、お互い、義理母の料理を美味しく食べることができる環境にいることに感謝しないと。その後、母の「焼きそばは?」の質問に「やきそばもだべたいです」と答えていたドンちゃん。

ということで、日本滞在中は、朝ごはんに卵サンドと焼きそばが毎回登場し、お家ごはんでは揚げ物満載になるのが予想される。過去の滞在経験から想定内だけど。


さて、週末は、二人で人生計画のパワーポイントのファイルをあけて、2016年の夫婦としての目標、クォーターごとの個人の目標を立てた。10年後の長期目標も個人ごとにあるから、それも一緒に見直した。

人生計画をパワポで作るのはかなりオススメ。スライドを随時追加していけば、時系列的にも俯瞰できるし、並び替えも楽にできる。

ちなみに2015年の夫婦二人の目標のレビューもした。ドイツ、フランス旅行と日本国内温泉旅行が達成できたので達成率は60%ぐらい。達成できなかった残りの40%を分析、今年に生かせるように。今年もしっかりと目標を設定したので、個人も夫婦としても目標達成率が上がればいいな。まあ、あまり気を張りすぎず、楽しみながら

人生計画と一緒にファイナンシャルプランも二人で見直し。こちらはエクセルで。二人60歳までのライフプランの横にインカム、アウトゴーをざっと見積もってみた。エクセルのセルを眺めながら、いつ死ぬかわからない自分の人生が60歳まで可視化されちゃうのは、何とも不思議な感じだなと思ったプラス、三年間分の家計収支を資料に、今年の貯蓄額も設定。こまめに二人で見直して問題があれば改善していかないと。今のところ、問題はエンゲル係数の異常な高さなんだけど。

この作業のおかげで今週からようやくスタートをきれた気分。ああ、すっきり!新年明けてから、友人がヨスに来たり、大学院の仲間たちと釜山旅行をしたり、ドンちゃんも忙しかったりで、なかなかじっくりと計画に向き合う時間がなかったから。半日かかったけれど、二人で現実的な計画を立てるのはものすごく楽しいな。私たちは家族なんだなって思える。私の周りに彼の人生があり、彼の周りに私の人生がある、そんな感じ。

新たなスタートも大事だけど、とりあえず、まずは来月の卒業試験にパスしなくては。これにパスしなければ、論文を書く資格をもらえない。これをパスして、私は母の作るコロッケをドンちゃんとハフハフしながら食べるのだ。日本の冬季限定のビールと一緒に。






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2016/01/15

良き妻ごっこ



たっぷりほうれん草。小ぶりで茎も短い。

久しぶりにカリフラワーをスーパーで見かけ、カレーのスパイスで炒めたい!と、胸がときめいたのは一瞬。その値段にびっくり。400円って。しぶしぶ諦めて隣のほうれん草をカゴに入れた。

こっちに来てから、茎の短いほうれん草によく出くわす。ぐらっと茹でた後に包丁を入れないでそのまま食べれるぐらい短いほうれん草に。スーパーでも食堂でも。

スーパーでは茎の長い見慣れたほうれん草が結いて売られているのに対し、見慣れぬほうれん草は袋にたっぷり入って売られている。食堂でもよくおかずとして出てくる小さくても味は変わらず。甘くて美味しい。ただ、食べ方というか調理の仕方が少し違う。根も一緒に食べるのだ

最初に根がついたままのほうれん草のナムルが出てきたときはびっくり。他の地域でも根のまま食べるのかな?ヨスだけ?食べてみたら、少し苦いけれど、食べれることは食べれる。何より小さいのであまり気にならなかったさすがにいつものほうれん草は根も落とすけれど、小さいのはしっかりと洗ったのならば食べてもいいのかなと、思いつつ、今日も茹でて根は落とした。私にはまだレベルが高い。


そういえば、今日の朝、ベットのサイドテーブルの上を雑巾で水拭きをしていたら、ドンちゃんからもらった手紙たちが3通、目に止まり、思わず読み返してしまった。

どれもドンちゃんから最近送ってもらったものたち。どの手紙も「最近忙しいマイベイビーへ」で始まっていて、「大変だと思うけれど、しんどかったら僕のことを思い出してね。僕もしんどいときはマイベイビーを思い出すんだよ。」とようなことが書かれていた。

最近ドンちゃんがかなり忙しい。秋からの大きなプロジェクトも佳境を迎えているみたい。私とは比べものにならないぐらいのプレッシャーを背負う彼を、今度は私がしっかりと支えないと、と手紙を読みながら思う

今までもしっかりとサポートしてきたつもりだったけれど、今になって思うけれど、どれも「ごっこ遊び」みたいだった。夫を支える妻という役割に憧れる「良き妻ごっこ」遊び。自分としては一生懸命だったけれど。それは、ドンちゃんの心からのサポートに自分が支えられて、気づいた。美味しい料理を作って、日々のささやかなことをやってあげることだけがサポートではない。もちろん、ごはんは大事だけど。すごく大事だけど。でも、大事なこと、もっとあったんだなって。

掃除をしながら、そんなことを思った。そして、手紙たちを今までもらった手紙たちが入っている自分の宝物ボックスに大事にしまった。


さて、ほうれん草で何作ろう?


<おまけ おいしいハルラボンの季節>
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