「全州へ 1日目」の続き。
ぐっすりと眠れた次の日の最初の楽しみは、
何と言っても、朝ごはん。
たくさんのおかずが並ぶ家庭的でもあり伝統的な朝ごはんを、
お部屋の中で食べることができます。
こんな風に、ソバンという韓国伝統のちゃぶ台?に並べられて、
出てきます。ソバン、素敵です。ほしい!でも高い!
韓国ではお茶碗を持つのはマナー違反。
そもそも真鍮製のうつわは熱くて持てない。
しかし、床にうつわをくっつけたままでは食事をし難い。
ということで作られたのがソバンらしい。
と、この前ヨス市の図書館で借りてきた本に書いてました。
なるほどね。
ごはんももちろん美味しかったのですが、
この真鍮製のうつわも、すごく素敵。
控え目な色味にも関わらず、持ってみたらずっしりと重厚な重み。
我が家にはスプーンとお箸しかありませんが、
いつか、うつわも揃えてみたいという願望が目覚めました。
でも、これだけ揃えるとなると高いんだろうな。ソバンもしかり。
まずは、蓋付きのご飯のお茶碗とお味噌汁用のうつわかな。
チェックアウトは12時ですが、早めに出て、周辺を散歩しました。
2日目も生憎の雨模様でしたが、午前中は降らないでいてくれた!
そうそう、韓屋村には大きな聖堂があります。
全州にはこの聖堂以外にもたくさんの聖堂がありました。
これにはドンちゃんもびっくり。
韓国はクリスチャンが多いことで有名ですが、
全国的にカトリックの聖堂は少なく、圧倒的に教会が多いのです。
それは理解できるのですが、なぜ、全州にカトリックが集まっているのかは謎です。
どんな歴史があったのでしょうか。調べてみないと。
ちなみに、脱線しますが、宗教関係の話を。
ヨスで出会う人に韓国人のと結婚してヨスに来たというと、
かならず聞かれることが、「〇〇教」ですか?ということ。
名前は書きませんが、韓国発祥の世界的にも有名な宗教です。
その宗教に入り日本から嫁いでくる女性がヨスや羅州などの南部に多いみたいです。
脱線終了!
ここの周辺にはカフェも多く立ち並んでいるので、
散歩の休憩に私たちも入りました。
赤い鮮やかなドリンクは五味子茶です。
酸っぱくて甘くておいしいお茶。
また、全州といえば全州李氏。
李氏朝鮮を作った李成桂の「李」の本家です。
ちなみに全州李氏の末裔のおじいさんも、ここの近くに住んでいます。
一度、お会いしたことがあるのですが、国際学の教授をされていて、
深い教養がある、優しく穏やかで素敵な方でした。
その李成桂の肖像画を飾るために建てられた建物が写真の慶基殿です。
入場料の1000ウォンを払い、私たちも中に入り見学したのですが、
小さな博物館もあってなかなか良かったです。
ドンちゃんいわく、建物が少し地味なところが「李氏朝鮮時代」っぽい、と。
新羅時代なんかはもっと派手な感じだと言っていました。
私たちでいう、平安時代の煌びやかさ(新羅)と室町時代後期の質素さ(李氏朝鮮)、
みたいな感じなのかな?安易な例えすぎる?
敷地内にある大きな木々を見ても「朝鮮っぽい」と言っていました。
この感覚は韓国に生まれてきた人しかわからないものだなと感じます。
私もドンちゃんと共感したいけど、それはなかなかできない。
逆に「日本っぽい」というのを私は感じることができるけど、
ドンちゃんに確実に言葉で説明でききる自信はありません。
母国とは曖昧さと同時に確固たるものを私たちにもたらしますね。
お昼ご飯はやっぱり有名なビビンバを!
ということで、家族会館という有名なビビンバのお店へ。
ここは、というか、ここ「も」、ビビンバを頼めば、
たくさんのおかずがついてきます。
おかずの中でもお気に入りは、フワフワのケランチム!
母もお気に入りで、前回も母に連れてきてもらった思い出のお店。
おなか一杯になり、帰りの電車に乗るべく駅に向かいました。
で、駅の近くには大型スーパーマーケットであるホームプラスがあります。
ヨスにはないスーパーです。
そのホームプラスでビールの特価セールをしている、との情報を事前にゲット。
外国産のビールがなんと、6本で1万ウォン。3万ウォン分を買い上げ。
ドンちゃんのリュック、ビールでパンパンになった帰り道でした。
家の冷蔵庫には、バドワイザー、プレミアムモルツ、アサヒスーパードライ、
ハイネケン、サッポロ生ビール黒ラベル、キリン一番搾りが眠ってます。
ビール大好きなので冷蔵庫を開けるたびに、
嬉しさの悲鳴を上げたくなる。もしくは嬉しさの舞。
二人で一日3本ペース。おつまみの腕もメキメキ上がり中。
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