日本から船便が届いた。
私が韓国へ渡る前に送ったやつ。
段ボールには日本の食材、調味料、靴。
自分の傍に置いておきたい大事な本も。
星野道夫さんの森と氷河と鯨。
松山幸雄さんの自由と節度。
クッツェーのマイケル・K。
手荷物でもドフトエフスキーとクッツェーの小説は持ってきた。
悔やまれるのは、「家族」で所有している小説たちを持ってこれなかったこと。
オルハンパムク、ミランクンデラ、ギュンダーグラス、ガルシアマルケスetc...
いつか絶対に大好きな世界の文学作家たちの作品をハードカバーですべて揃えて、
私の本棚に並べるのが夢。
当分はドンちゃんと共同の本棚だけど、
日本の自分の部屋の本棚みたいな、立派なのを韓国で買いたいな。
そしてそして、船便の中にはもう一つ大事なものが。
先々月に大学院時代の友人を訪ねて、ケベックに行った際、
オタワにも足を運び、文明博物館を見てきた。
素晴らしい素晴らしいその博物館、その売店で買った、
先住民の神話にも出てくる神様をモチーフにした絵。
小学生の時に読んだ星野さんの本にも中で出てきた
ワタリガラスの神話の世界そのまま。
その絵も日本からやってきた。
ベットしかない寝室に飾った。
帰ってきた彼が驚いたことは想像に難くないけど。
首の長い鳥とワタリガラスの二種類を買って、
ワタリガラスの方は机の前に飾るつもり。
鳥たちにニンマリしながら、
日本から持ってきたミニーマウス人形を横に抱いて
ドフトエフスキーの悪霊を読みふけるヨスでの午後は最高。
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