陶芸について投稿を続けましたが、
今回は陶芸と同じぐらい興味を持っている韓国の食について。
食って絶好の研究対象。(by Mちゃん)
日本と韓国を比較しながら韓国の食について考えていくことも楽しいんですが、
最近ハマっているのが、「韓国の地域間を比較しながら」韓国の食について考察していくこと。
あくまでも趣味の範囲ですが、何かを学ぶことに関しては原理的主義な私。
(たぶん、大学院時代の勉強のくせだと思う。)
ヨス市立図書館で参考文献を借りては、ノートに書き写して来ました。
先日、釜山に遊びに行った際、
「日ごろの参考図書を読んでの研究から一歩出て、実地研究だ!」と勝手に思いつき、
どんちゃんには悪いんですが、
お昼ご飯は是非釜山が属する慶尚道(慶尚北道、慶尚南道)地方の味が試せるものを食べたい!
とお願いし、食べてきました。
ちなみに釜山の位置する慶尚道。
写真は大まかすぎるので参考程度で。
赤く囲った部分が釜山、青く囲ったのがヨスです。
この地方の特徴(地理的に)としては、
慶尚北と南を大きく分ける낙동河が流れており、
そこの流域の平野では多くの農作物が生産されていること。
山もあり香り高い山菜も豊富
東海と南海がぶつかる海では海産物も豊富であり、
魚を肉というぐらい、魚を良く食べる
とのこと。
今回、私たちが慶尚道の味を試すべく訪れたのは
サンパプのお店。広安里にある대궐쌈밥。
대궐쌈밥
住所:부산시 수영구 광안동194-2
電話番号:051-754-6160
サンパプとはおかずやお肉を野菜でまいて食べる料理です。
慶尚道では慶州が有名ですよね。
ソウル江南地区にも有名なお店があって、留学時代、
日本から観光に来たお友達と一緒に食べに行った思い出もあります!
お肉美味しかったな~また行きたい~
こんな風にもりもり盛られた野菜が出てきます。
それと一緒にたくさんのおかずがテーブルに並びます。
目的は、そのおかず。
釜山(慶尚道)の味付けをされたおかずを食べたかった!
メインは豚の수육、チャーシューみたいなもの。
意識して食べていくと、ヨスの位置する全羅道でたべる味付けと全然違う。
全体的に味が濃く、辛くしょっぱいです。
それもそのはずで、この地方は暑い気候のため食べ物が腐るのを防ぐために、
このような味付けに発展したとのことでした。(文献で読んだ)
辛くてしょっぱいけど、噛めば噛むほど美味しさが広がる감칠맛は生きてます。
中でも一番、ここ釜山の味を味わえるのは左手のお皿の物。
これは塩辛です。この地域では塩辛も良く食べ、種類も豊富なのです。
これはイワシの塩辛だったと思う、独特の味ですごく美味しかった。
隣はキムチ。ここの地域は海産物をキムチに入れるので、
これもまた独特の味わいです。これに関しては好き嫌いが分かれるかな。
スープも煮干しベースでした。
これもこの地域の特徴で、牛肉よりも煮干しや貝からスープをとるのです。
以上が慶尚道の食についてのレポートでした。
やっぱり文献を漁るよりは、一見は百聞にしかず、
直接その地方を訪れて食べてみるのが一番なんだなと実感!
でも、しっかり本を読んでいたからこそ、より深く感じることもできたかな。
こうやって、食の違いを見ていくことは、
文化の違いを見ていくことであって、もっと深く韓国をすることもできるので、
これからも研究を続けます。
みなさんも、ぜひ地方に行ったら、
ソウルと何が違うのかを意識して食べてみることをお勧めします^^
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