My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2013/09/23

私の秋夕(チュソク)



9月23日の今日、日本は秋分の日なんですね。
日本の友達とのメッセージのやり取りで、三連休だということを知りました。
こちら韓国は、チュソク休暇が終わり、今日から通常の毎日の始まりです。

チュソクの後半は、ドンちゃんと二人で楽しく過ごしました。
結婚する前は簡単に会えるような距離にいなかったので、
こうやって休日は四六時中いれることに、改めて幸せを感じました。
やっぱり一緒にいるっていいね。

さて、韓国に嫁いだ私にとっての初チュソク、
色んな意味で思い出深いものになったので、ブログで書いていこうと思います。


でも長くなるので、整理しながら書きます。
(途中でソウルで撮った写真もはさみながら)

前置き ドン家の親戚付き合いとは


ドン家は他の大半の韓国家族と同様に、親戚付き合いがかなり盛んです。
ドンパパの親戚たちも、ドンママの親戚たちも、集まるのが大好きなようですが、
それぞれ性格が違うので、ここで少し説明します。

ドンパパの親戚
ドンパパは6人兄弟の5番目。
お祖父さん含め、親戚はほとんどが光州にいます。
そして全員が教師の職に就き、ドン爺(お祖父さん)は光州の教育界を牛耳るボス。
つまり既得権益集団です。
ドン爺を筆頭に儒教の思想を強く持ち、チュソクや旧正月は古い慣習を守ります。
ドン婆が亡くなった時のお葬式も、儒教的かつ伝統的なものを守りながら行ったため、
かなり大変だったとドンママから聞きました。
この間私の両親が来た時も、ドン爺がドンちゃんに何度も電話をし、「きちんともてなしているのか」
「お金は足りるのか」「自分も挨拶をしなければならない」と言ってて、儒教における男親の責任感をまじまじと感じました。

ドンママの親戚
ドンママは7人兄弟の5番目、唯一の女の子。
親戚たちは、海外もしくはソウル在住です。
ドンママの両親は二人とも貴族出身(ヤンバン出身)
なので、お兄さんたちは高い教育を受け立身出世をしている人が多く、
その分、考え方も開放的です。なので儒教色は全くありません。
親戚の集まりも多いけれど、みんなで楽しく準備する感じらしい。
ドンママ親戚の中の「たかみな」と言われている、ドンママお兄さんの奥さんが、
ドンママをしのぐ面倒見の良さ、気前の良さを持っていて、彼女が中心となっているみたいです。
ドンちゃんも伯母さんが大好きみたい。


で、肝心のドン家は、旧正月やチュソクをどちらの家で過ごすかというと、
ドンママの親戚たちと過ごすみたいです。
ドンパパの親戚たちとは年に1、2回集まりに参加するみたい。
理由は、家柄はドンママの方が上ということと、
ドンママもドンパパも儒教色が強い家族の集まりが好きではないから、
らしいです。(ドンちゃんいわく)




で、本題の私のチュソクです。


1、ドン姉と姑


結婚もして息子も生まれたドン姉ですが、
結婚する前から姑問題(彼まま)に悩まされています。

そもそも、ドン姉の旦那さんは8歳年下。
私やドンちゃんよりも年下。
韓国でも姉さん女房は珍しくはないようですが、それは最近になってのこと。
まだまだ、抵抗を持つお父さんお母さんもいるよう。

ドン姉の旦那さんのお母さん(以下、ドン姉姑)は付き合っているときから大反対。
(この話は私も当時から聞いてました)

ただ、ドン姉姑の反対の仕方がすさまじくて、
ドン姉旦那(当時は彼氏)の携帯からドン姉の電話番号を調べ、
直接電話をかけて別れを催促したり、会っても完全に無視をしたり、
ドン姉旦那の友達に分かれるように説得を頼んだり。

実際、ドンちゃんの友達のお母さんにもそうゆう人はいるみたいだけど、
少なくとも私の周りには見たこともなければ聞いたこともなく、ショックでした。

いくら親でも言っていいこと悪いことあるじゃん!ケンカして言い返せばいいんだ!
と思ってしまう私ですが、韓国では親に逆らうのはご法度。何も言えないみたいです。

で、子供作って、強引に結婚したドン姉と旦那。
さすがに子供生まれれば和解もできるだろうと思ったが、大誤算。
さらに怒ったドン姉姑は、ことあるごとに、電話でドン姉を罵倒するみたいです。

なので、ドン姉、チュソクは旦那の実家ではなくドン家で過ごすことに・・・



2、ドンママ倒れる


姑から罵倒を浴びせられるドン姉、まともに育児ができるわけではなく、
ドン家でドンママやドンパパと暮らしています。
で、大変なのがドンママ。
孫の面倒はもちろん、すべての家事をし、
おまけにアルツハイマーのおばあちゃん(ドンママの実母)のお世話もしている。
それにプラスして、ドン姉の姑問題を一番間近でみて、ストレスを受けてたドンママ。

チュソク2日前、ドンママが疲労で倒れたとの知らせが届きました。

二人してびっくりして、超心配したのですが、
幸い自宅で休めば大丈夫とのことなので、一安心。

「ドンママの体調も悪く、ドン姉の精神状態も良くないし、shiinaは痔だし、今回のチュソクは親戚の集まりに参加せずに、家でご飯を食べることにしよう」

と、ドンパパの提案。そうなりました。

親戚に挨拶する負担が軽減したので、不謹慎ながら、ほっとしたのですが、
てか、ご飯誰が作るの?ってはてな浮かべながら出発。






3、みんなでごはん


ドン家に到着したら、ドン姉は元気なかったのですが、
ドン姉旦那と息子のGTは元気に迎えてくれました。

ドンママは寝ているのかなと思いきや、
台所で料理してました。二日ぶりに起き上がって料理をしているとのこと。

「ママー!休んでー!」と私が言っても、
「息子夫婦が来てくれたのに、どうして休むことができるの!」と一切譲らないドンママ。
ドンちゃんと二人でちょこちょこ手伝いながら、食事の準備をしました。




私のためにと、体調悪いのに野菜いっぱいのチャプチェやビンデトッを準備してくれたドンママ。
おいしくて、おなか一杯に食べました。
ドンママは「食べたら吐いて死ぬわ」と言って麦茶ばっかり飲んでました。

4、事件


和やかな雰囲気で、みんなで食卓を囲んでいたのですが、
ここで予期せぬ来客が。

息子(ドン姉旦那)を返せと姑が来たのです。

私とドンちゃんはGTと一緒に、別部屋で待機してたのですが、
聞こえる聞こえる、罵倒する声。
ドンママやドンパパや旦那さんがなだめようとしても、怒り狂ってました。

家族のプライベートのことなのでドンちゃんにも悪いし詳しくは書けないけれど、
姑のドン姉への態度を見て、人ってこんなに人を憎めるんだと思いました。

結局、落ち着かせて帰っていったみたいだったけど、ちょっと怖かった。

ただ、外部者だけど言わせてもらえば、姑さんも悪いけど、
それを説得できないばかりか嫁も守れない息子(ドン姉旦那)も悪いなって思いました。
で、そんな旦那を選んだドン姉にも非がないわけではない、と思います。

ドンちゃんも同じような考えで、ドンママやパパに被害が及ぶことを心配して、
ドン姉や旦那に怒ってました。(口には出していないけど)


そんなこんなで、大変だったチュソク。

でもソウルではドン家だけではなく、
お互いの友達にも会えて楽しい時間を過ごしました。

ヨスにも来てくれた妹みたいなKちゃんとは、
三人でお肉を食べてから二次会でメキシカン料理も食べておなか一杯。


少し早いですけど…と、誕生日プレゼントももらいました。
写真のハンドクリーム、香りもよくてさっそくお気に入り!
ありがとう!

ドンちゃんの大学の友人たちとも会いました。
優しくジェントルマンな韓国男子たち。
そのうち一人は、相変わらず、河野太郎に似てた。


以上・・・・

長々と、しかもつまらなく、まとまりなく書いてしまいました。
ドン姉の姑問題が解決した日にはまた報告しようと思います。


ちなみに私の痔は、完治デス。




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