ずっと愛用していたものは、ピンクのボトルで、柔らかい香りのもの。この香りが好きで、ドンチャンに頼んでインターネットで1年分ぐらいの量をまとめ買いしてもらったのですが、限定の香りだったので、ストックが切れた後は新たに購入できず。
新しいものは少しピリッとした香りのもの。ボトルもラズベリー色で、雨が空気に溶け込んでいるような、音もなく降っているような、そんな曇りの日に彩りを添えてくれる。おかげで、太陽の下に干せなくとも、毎日の洗濯で少しだけ気分転換になります。
新しいものは少しピリッとした香りのもの。ボトルもラズベリー色で、雨が空気に溶け込んでいるような、音もなく降っているような、そんな曇りの日に彩りを添えてくれる。おかげで、太陽の下に干せなくとも、毎日の洗濯で少しだけ気分転換になります。
さて、先々週の水キムチ作りのことを振り返ってみます。私が作ったのは「쌈(サム)白菜」という普通の白菜ではなく、ご飯やお肉を包んで食べるようの小さめの白菜の水キムチです。
まず一段階、白菜を切って塩漬けにします。韓国語でいう절이다の過程です。写真は白菜を切ったところ。本当は根元の方を切らなくてはいけないのに、葉の方を切ってしまいました。。。
硬い根元は塩水につけて、柔らかい葉っぱの部分は塩を振るのがポイント。容器に詰めて、重いものを置いて、一時間。裏返して二時間。その後、きれいに洗って、根元だけに粗塩とこの日のために特別に作った調味料(大根と梨と玉ねぎとニンニクと生姜の絞り汁)を塗って、30分。
第二段階は、ヤンニョム作り。エビの塩辛、ナンプラー、ニンニク、生姜、赤い唐辛子の千切り、生栗の千切り、砂ニラ、塩と砂糖、そして重要な찹쌀풀(もち米の粉を水と一緒に火にかけて溶いたもの)をすべて混ぜて作ります。上の写真がそれです。
このヤンニョムを白菜に一枚一枚塗り込んで、容器に詰めて(我が家はお鍋、もちろん蓋をして)、12時間ぐらい室内に置いておきます。もち米のおかげで発酵されます。
このヤンニョムを白菜に一枚一枚塗り込んで、容器に詰めて(我が家はお鍋、もちろん蓋をして)、12時間ぐらい室内に置いておきます。もち米のおかげで発酵されます。
第三段階は、スープ作り。大根の絞り汁、(丸々一本細かく切り、ミキサーにかけ、さらにそれを綿の布で絞りだした)、パプリカ、梨、干し柿などを千切りにして、同じくミキサーにかけ絞り出した汁、椎茸、煮干し、昆布でとっただし汁、찹쌀풀をすべて混ぜ合わせて、ヤンニョム漬けされた白菜に注いだ後、12時間室内に置いて完成です。
この工程が一番大変でした。ミキサーにかけたあと、布で絞り出すのが思った以上に力仕事だったので。韓国の家庭ではなぜスロージューサーが一般的に使われているのか、分かった気がします。あれさえあれば、水キムチなんて楽勝だよ。。。
できあがり。白菜は食べるときに切って、スープと一緒に器に盛って食卓に出します。スープは赤いけど、パプリカと干し柿の赤さなので辛くないよ。手間をかなりかけたけれど、その分、やはりとても美味しいです。これで美味しくなかったら、逆にブチ切れていたと思うけど(爆)
でも実際に作ってみて良かったなと思います。ずっと水キムチのスープの美味しさが不思議だったから。今回作ってみて、その美味しさが、果物や野菜の搾り汁と発酵したもち米が中心となっているということが分かりました。
でも実際に作ってみて良かったなと思います。ずっと水キムチのスープの美味しさが不思議だったから。今回作ってみて、その美味しさが、果物や野菜の搾り汁と発酵したもち米が中心となっているということが分かりました。
ちなみにレシピはドンママから貰ったものと、私が尊敬してやまない韓国料理の大家심영순先生のものをアレンジしました。最近、簡単に作る韓国料理が韓国でもブームですが、심영순先生はそれとは違い手間と時間をかけて作る伝統的なスタイルです。料理から見える文化に興味がある身としては、심영순先生の方が断然学べることが多く、断然面白いです。
水キムチを作った訳は、水キムチを使った夏の麺料理である「김치말이국수」が食べたかったからでもありました。もちろん、早速作ったので、次はそれを紹介しようと思います。
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