毎日、ドンちゃんと社宅の隅で咲いている紫陽花をみるのが小さな日課になっています。「かわい ね きれいねー」と日本語で花を愛でるドンちゃんの横で、しげしげと眺めています。
私の近くに咲くそれは日本のと比べ、より淡い色をしている気がします。でも、すごく好き。一つの小さな花びらの中で、色調が段階的に変化しているのをみるたびに、心の中に小さな感動がおこります。花びらの中にこの季節のすべてが渦巻いているようで。
さて、先週予告した通り(?)週末は水キムチをドンちゃんと作りました。ちなみに水キムチとは、スープのキムチ。別名白キムチとも言って「赤くない=辛くない」キムチのことでもあります。大事なのは具よりもそのスープ。スープを発酵させます。そしてスープをスプーンで飲むのです(もちろん、具も食べるけど)
写真は、必要な材料の中で、「韓国では小さなスーパーでも売っているけれど、日本ではあまりみないもの」だと感じたもの。こういった中に韓国の食文化の特徴が出る、と思ったので写真を撮ってブログにアップしました。
生の栗、干し柿、細いニラです。
生の栗は皮を剥かれて真空パックにされた状態で売られています。水キムチを作る工程の中で、スープに漬ける前に、ヤンニョムを白菜に塗っていく工程があるのですが、そのヤンニョム作りで使いました。千切りをして。
今まで、なぜ生の栗が売っているのか不思議だったのですが、キムチ作りで使うんだ!と分かってスッキリ。ちなみにキムチ作りだけではなく、参鶏湯や滋養用に炊くごはんにも使われます。韓国では栗って医食同源の考えに欠かせない食材の一つなのかもしれない。
干し柿は水キムチ作りではスープを作るときに使用。刻んで他の果物や野菜と一緒にミキサーにかけて、絞って汁を抽出しました(超大変だった)
これも韓国では一年中を通して簡単に手に入るものの一つです。というのも、韓国料理のヤンニョムに欠かせないものだから(って今まで一度も私は使ってこなかったけど、爆)甘さを出し、消化を助けるために使われます。言うならば、唐辛子の粉、ニンニク、生姜、梅シロップ、塩辛、梨の絞り汁、といった調味料として使われる食材の一つ。購入して余ったものは冷凍保存したので、プルコギや豚肉のヤンニョム、干し鱈のヤンニョム焼き、の時に使ってみようと思います。
最後は、실부추という細いニラ。日本語では砂ニラという種類らしいです(乾燥した土地で育つからなのか)韓国では別名を「栄養ニラ」ともいい、これもスーパーでよく見かけます。水キムチでは栗と同じタイミングで刻んでヤンニョムにして白菜に塗り込みました。
いつも食べるニラとは違い、匂いはそこまでキツくなく、どちらかといえばネギみたいな感じ。でもネギみたいな辛みもなく、食べやすいです。韓国では炒めたり、さっと火を通してから和えたり、生でサラダにしたり、様々です。が、やはりキムチのヤンニョムとして使うのが一般的なのかな。
次は水キムチ作りを簡単に振り返ってみようと思います。ちなみに大成功して、毎日ドンちゃんと2人で美味しい美味しいと言いながら飲んで食べています。
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