「同年代」の韓国人女子の友達は何人もいるけれど、考えてみると、ジャストで「同い年」、いわゆるタメの友達はいなかった。だいたい年下で、皆からは「オンニ(お姉さん)」と言われることが多い。アメリカの大学で博士をしている一番の仲良しの韓国人の友達も、そういえば私の4個下。
ただ、大人になって友達になった場合、国を越えて友達になったりした場合、年齢はあまり関係なくなる。学生の頃はたとえ1年でも年上だったり年下だったりすると、そこに圧倒的な差がある気がしていたけれど。年をとって初めて、人間の年月というのは必ずしも人としての価値を高めるわけでもない、ということを知ったし、日本を離れ違う文化の中で暮らしてみて、友達というものは心が通じることが一番大事なんだということに気付いたから。そこでは年齢はただの記号。実際に年下の友人が多いという事実に今になって気付いたのは、そうゆうわけであった。
が、しかしそうは言っても、同い年の友達ができるって、やっぱり特別なんだなーって最近は思う。というのも、まさに今学期、同い年の女の子と大学院で出会って、仲良くなったから。
彼女は光州の市役所に勤める公務員。働きながらでも大学院で勉強がしたいと今学期入学したきた。韓国人女子は割と最初から心を開いてくれる子が多いのだけど、彼女もまたそうであり、授業で初めて出会ったから時から、親しみを持って私に話しかけてくれた。授業初日は一緒にトンカツを食べたっけ。
外見は少女時代のメインボーカルの子(名前は失念)に似てキュッとした目元をしてて、かわいくてきれい。それでもって、ピタッとしたワンピースからふんわりとしたワイドパンツまでをエレガントに着こなすおしゃれさん。ちなみに私の韓国人女子の友達は皆カジュアルではなくコンサバな女性的なファッションを好む子が多い気がする。
果物とかパンを授業の休憩中にさっと出して、みんなに差し入れしてくれるその優しさも、討論の時に切れるコメントをかますことができる頭の良さも、彼女に惹きつけられる訳の一つ。
彼女とはすぐに仲良くなった。授業の席はいつも隣だったし(学生は4人しかいないけど)、授業のプレゼンも相談しあったし、帰りは毎回バスターミナルまで車で送ってもらった。元々、人見知りもそんなにしない私だが、こんなに一気に距離が縮んだ外国人の友達は初めて。これはやはり、同い年であるという共通項があるからではないかしら。
写真は、昨日、彼女とランチした時のもの。彼女が勤める光州市庁の近くにある洋食のお店で。ステーキとピラフとパスタ、飲み物はファンタパイン。どの料理にも目玉焼きが載ってたけど、なかなか美味しかった。
大学院の外で会うのは初めてで、前日には「いよいよ明日だねー」とメッセージを送りあうほど、何週間も前から二人でこの日を楽しみにしてた。めでたく?私と同じ研究室に入ることになったので、そのお祝いも兼ねてのランチ。
美味しいご飯を食べながら、色んな話ができて、楽しかったな。勉強の話からファッションの話まで。彼女はいつも素敵な服を着ているんだけど、この日は控えめで上品な総レースのワンピース。とっても可愛かった。最近は通販サイトではなく、おしゃれなブロガーのブログから服を買うことが多いらしい。妹と服を貸し借りしている話も聞いて、どこの国でも姉妹ってそうなんだなーって思ったり。
人生や彼女の恋愛の話も。今が幸せだと思う気持ちは絶対的なものではないからこそ、自分は幸せなんだと思い込むことも必要じゃないのか、とか、皆それぞれに未来に対する不安を持ちながらも信じて歩いているのだから、自分の人生を肯定するために人の人生にいちゃもんをつけるのは良くないね、とか。
写真はこれ以外に、店員さんに頼んで撮ってもらったのもある。ツーショット。それを見るたびに昨日のことを思い出してニヤニヤしちゃう。
楽しかった。次はお酒を一緒に飲みたいな。
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