我が社宅村には屋外プールが完備されています。
先週プール開きがあった模様。
社宅内の子供たちがプールに向かう道すがら、
すでに浮き輪をつけている姿を良く目にするようになしました。
夏の風景でもあり、同時に、記憶の中の自分でもあり、
戻りたいなと思う気持ちが胸を締め付けさせます。
でも、あのころの自分に戻るよりも、
自分の子供を小学生まで育てる方が実は早い。
自分の人生の時間軸、ずいぶん高いところまで登ってしまったんだと、
夏の光りが反射してキラキラと光る、その浮き輪を眺めながら、
目をしかめ、顔をしかめるのでした。
さて、先日の土曜日から日曜日にかけて、全羅南道の中で一番大きな都市、
光州広域市に一泊で行ってきました。
ヨス市からは高速バスで1時間半。
いや~慣れって怖い。
私はすっかりヨスの生活に慣れてしまったため、
光州のショッピングモールや新世界デパートに圧倒されまくり。
色んなレストランや大きな書店、ブランドショップが入ったその空間に目がくらみつつも、
そうか日本にいた時はこうゆう物がすぐそばにあったんだ~と思い出しました。
買いたいもの、食べたいものがすぐ手に入る便利な生活。
ヨスにはデパートもショッピングモールもないもんな。
で、光州に来たわけですが、その最大かつ唯一の理由は、
韓国語能力試験を受けるためでした。
ヨスではテスト会場がなく、仕方なく光州に前泊したわけです。
ドンちゃんとともに。
(光州と言えば美味しいもの、ということでグルメも堪能しました)
テストは無事に受けられたのですが、ちょっとしたハプニングが。
受けるときに必須の修正テープを家に忘れてしまったことを、
当日の朝7時に気づいたのです。
800字の作文や短文を作る筆記の問題は鉛筆ですが、
マークシートはペンなので、修正するときに必ず必要になるのです。
(忘れたら監督官が持っている場合も)
しかし、朝なので会場前の文房具店は開いておらず、
ドンちゃんが一生懸命コンビニを回ってくれたのですが、置いておらず。
(その間カフェで優雅に朝食を食べてた私、鬼)
「しょうがない、選択するときに絶対にこれだという確信をもってマークするわ」
ということにして会場入り。教室まで来てくれたドンちゃんと別れ、
最後に色々と文法や単語の確認なんかをしてました。
その間、心配したドンちゃんは、監督官に直訴しにいったらしい。
「ぼくの妻は日本人なんですが、修正テープを忘れてしまいました。
日本人だから、他人には迷惑をかけまいと、試験中に手を挙げて、
修正テープをいちいち貸してもらうようなことはできないと思うので、
どうか考慮してください」と。
もちろん、そんな話は通じず。
ならばと思ったドンちゃんは、
会場近くにいる韓国人の大学生(会場が大学だったため)を捕まえて、
「修正テープを持っているなら、どうか売ってくれ」と頼んだらしい。
で、1000ウォンで売ってもらって、私に届けてくれました。
(鉛筆も忘れた私は筆記問題もペンで書かなければならず、
修正テープがなかったなら、大変なことになってました)
いや~改めてドンちゃんのその実直な行動力を尊敬。
彼を韓国人だとかそうゆうので区別はしたくないけれど、
そうゆうところを見るたびに、日本人ではないんだな~と思います。
私だったら、売ってくれなんて絶対に言えない。
幸運の星の下に生まれたと言えるぐらい、
ラッキーボーイのドンちゃんだけど、
こうゆう行動力があるから運も惹きつけるんだなと思いました。
彼には感謝!
そして、もし今回落ちて、
次回受けるときはしっかりと準備しようと心に決めました。
最後に。
今回のポストの写真はすべてスマートフォンで撮ったので、
画質が若干良くないかも。
一番上の写真は会場であった全南大学、
キャンパスが広くて素敵な学校でした。
二枚目は光州の繁華街。
三枚目と四枚目を紹介して終わりにします。
↑これは夕ご飯に食べたポッサムのお店で出てきたエビの塩辛。
我が家にもある一般的な調味料なのですが、
ここのはコチュが入ってて辛かった。
珍しいなと思って写真を撮りました。さすが光州、食の都。
↑試験終わりに、お寿司を食べに。
日本のに比べ小ぶりですが、なかなか美味しかった。
日本食の中で一番好きなのはお寿司です。