My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.
2013/07/13
新しい世界
先週から新しい世界に飛び込んだ。
韓国陶磁器の世界。
韓国料理を勉強した理由は韓国陶磁器を作りたかったから。
ここの国の日々の生活の中に生きるお皿、うつわたちを知るための一つの手段。
料理を勉強する先にあるのはいつも陶磁器。
本当はすぐに勉強したかったけど、ヨスにはなかなか陶芸を学べる場所がなかった。
陶芸教室という趣味ではなく、自分の持っているすべての時間を使ってでもいいので、
本気でぶつかって勉強をしていきたかったので、一時は自分だけソウルで暮らそうかと考えたほど。ソウルの芸術大学に通うしかないのかな、と。
けれど、それも現実的ではない。
なにより、海と山に囲まれているヨス、古くから甕器などで有名な全羅南道にせっかく住んでいるのだから、ここで陶磁器を学びたいという思いがとても強かった。
3か月間、彼と二人で必死に探した結果、知り合いの先生のお友達の先生で、陶芸家に知り合いがいるという人に巡り合い、その方の紹介を持って、とうとう出会うことができた。
ということで、
陶芸家の先生のアトリエに通って、先生が作品を作るその横で、私も勉強しています。
目の前には海が広がって、後ろには山があるそのアトリエには、犬がいて、人懐っこい犬で、時々友達の犬も連れてくる。
初めての日、先生は韓国の土を一から丁寧に教えてくれた。
土は、思った以上にどっしりしていて、心のままに、手のままに、形を変えることができない。
手が痙攣。体もあちこちが痛かった。
始めてから今まで、まだ時間は経っていないけど、どの瞬間もすごく楽しい。
すごくすごく難しい、けどすごくすごく楽しい。
勉強のテーマ以外で、心から楽しいことに出会えたのはすごく久しぶりで、
長い間、この出会いを求めたんだなと思う。
もっともっと勉強して、たくさん学んで、陶芸家になりたい。
文学の巨匠たちが文学をもって自分のいいたいことを表現したように、
ものをつくりたい、ものをつくって自分を表現したい。
好きなことを仕事にするのは、すごくすごく難しいことだけど、諦めたくない。
意思があるならそこに道がある、その通りだと思う。
「好きだ楽しい」という意思があるなら、そこから始めの一歩を出せばいい。
韓国の陶磁器にどっぷり浸かって、楽しもうと思います!
引き続き韓国料理の研究も頑張ります。
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