挽歌とは死者を悼む詩や歌のことをいう。
挽歌の「挽く」とは棺の車をひくという意味を持つようで、なるほど、野辺送りの時に歌う歌であることがよくわかる。棺をひきながら、亡き人を偲んで歌う歌。
挽歌の「挽く」には、一方で、遠くに行ってしまう死者を「引っ張りたい」気持ちも表しているのではないかと思ってしまう。まだこっちにいて下さいと思う、残された人の胸の内を。
日本の大学院で私を指導してくれた恩師が亡くなった。
先生には、とてもとてもお世話になった。大好きで、特別な先生だった。
今は、先生との思い出と、大きく激しい後悔だけが残る。
ノートに先生の命日と先生の名前を書いて、その下に挽歌(と言えるかわからないけれど)を書いた。結局、先生を失った自分の悲しみしか歌にできなかった。私の涙は、先生を失った自分に対する涙なんだ。私はなんてエゴイストなんだろう。
清流に抗う一つの岩のように
貴方の存在は流れて行かず
私の心に置かれたまま
川面に落ちた一枚の葉のように
貴方はするりするりと流れていき
川面に落ちた一枚の葉のように
貴方はするりするりと流れていき
私の手はむなしく水を切る
と、数日前にここまで書いて、投稿しないでいた。今日は空はものすごく澄んで、頬を切る冷たい風が吹いている。信じられない。あんなにお世話になったのに。先生に何もできなかった。今はもう、灰になってしまった先生。
と、数日前にここまで書いて、投稿しないでいた。今日は空はものすごく澄んで、頬を切る冷たい風が吹いている。信じられない。あんなにお世話になったのに。先生に何もできなかった。今はもう、灰になってしまった先生。
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