学校を卒業すると春は黙って行ってしまう
青春18きっぷのポスターのキャッチコピーの中で、一番好きな言葉。本当にその通りだなって思ったから。
2月下旬、まだ春を迎えるには早いけど、でも気持ちは少し春、なこの時期。韓国は卒業式シーズン。今日は留学先だった高麗大学の卒業式だったようで、ファイスブックを開くと、角帽をかぶり、アガデミックガウンをまとった友人たちの写真で溢れていた。
皆の笑顔はまるで「学生生活をやりきった」と、語っているようで、とても眩しい。そのうちの、一番仲良しだった友人が写真とともに添えた「新しい始まり」という一言に胸がキューッと熱くなった。
私は、大学という場所が好きだ。大学院に二回も通う理由はそこにあるのかもしれない。朝のキャンパス、試験前には人と共に熱もこもる図書館、ガヤガヤしている校内のカフェテリア、緊張する研究棟。そして、大学で迎える春。それは卒業と入学の季節。不安と期待が入り混じった、門出と始まりの地点。
ここにいると、春はしっかりと私たちに語りかけてくれる。「進め、自分の道を」「別れがあれば出会いがある」「新しい始まりだ」と。決して、黙って行ってはしまわない。
昨日から陶芸に復帰した。5月の展示会に向けて作品作りを本格的に始動した。今日は大学院に行ってきた。来週から始まる新学期の授業登録を確認して、友人たちとランチをした。
さあ、私も新しい始まり。春の声に耳を傾け、今を一生懸命生きるのだ。
人気ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿