週末を楽しく過ごせたわりに、昨日はなかなか寝付けなくて寝不足な月曜日です。
しかし、スヤスヤ眠るドンちゃんの横で色んなことを集中して考えることもできました。
何よりも、今月末には提出しなければならないplan of studyの核になる部分が具体的に形になって頭の中で描くことができるようになったので、寝不足だけど、気持ちの良い一週間のスタートがきれそう。(あとは英語で書くか韓国語で書くかだ)
続きは最近の関心事。
まず、最近読み始めた本。ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオの砂漠。
(アマゾンになくて母に書店に頼んで取り寄せてもらったもの。ちなみにドンちゃんも私の真似をして読み始めている。韓国版よりも日本版のほうがずっと装丁が素敵)
ここ最近、イスラム的なもの、オスマントルコ、オルハンパムクの文学作品にずっと惹かれていて、物事を見るときはオスマントルコに対して西側、東側、という見方をしてたんです。そして、東側のサファヴィー朝、ペルシヤ文化に惹かれても西側にはまったく惹かれなかった。
というのも、オスマントルコに対しての西側といえば、ヨーロッパというよりハプスブルク家という認識が強かったからです。あの辺の歴史や文化は高校生のときに世界史で嫌というほどやったし…
が、しかし、ふと読み始めたカズオ・イシグロの「日の名残り」がとても面白くて、ハプスブルク家として考えるんじゃなくてもう少し大きくヨーロッパを考えたいなと思い始めました。(今更だけど)
カズオイシグロのこの本、楽しく読んだのですが特に外交会議におけるフランス代表の描き方も興味深く、イギリスの次はフランスだと思って買い求めたのがこの「砂漠」。(フランスの大学院に留学する友達に会いに行く前にフランス文学を読んでおかないとと思ったし^^)
数いるフランス文学者の中でなぜルクレジオなのかといえば、やはり彼の幼少期時代に惹かれたから。私は何かの圧力のもとで育ったり、辺境の地で育ったり、マイノリティを経験している作家好きみたい。
まだまだ読み始めて間もないんだけど、ルクレジオの圧倒的な想像力に畏怖の念を抱くほど。圧倒的であり極めて高度であり、なおかつそれをマジック的でないリアルな世界に落とし込めるので、私の想像力が追い付けません。なので全神経を集中しながら少しずつ読んでます。
文学以外では、父親から借りた井筒先生の「ロシア的人間」をとても楽しく読むことが出来ました。
ロシア文学者や詩人を通して「ロシア的人間」を考察していく内容で、ロシア人の友人がヨスに来てくれたこともあり、ソチオリンピック開催中だったこともあり、ウクライナの問題がだんだんと深刻になってきた時期でもあったので、うまく消化し一つの教養として自分の中に定着させることができました。
先に述べたとおり、最近の関心の矛先はヨーロッパ。フランス文学以外では旧ユーゴについても勉強しています。特に興味が沸いていて熱心に調べているのは、ボスニアのボシュニャク人、コソボのアルバニア人とその祖先といわれているイリュリア人、ボスニア独立からの紛争でのクロアチアボスニア紛争とくにモスタルという場所で過激化したわけ、あとはチトーの自主管理社会主義。
が調べても調べても事実がわかるだけ。当たり前だけど、一番知りたいエッセンシャルの部分が見えてきません。結局はスラブ人の南下からしっかり勉強しないと思い、父に聞いたところ…「バルカン半島は柴先生がオススメ」とのこと。井筒先生の次は柴先生の文献を買い漁ってみようと思います。まずは通史かな?
そんなわけで、文学や学術文献を読みながら、自分の興味が向くままに、今年はヨーロッパを固めていこうと思います。
写真は韓国の伝統茶やデザートが楽しめる설빙というカフェで食べた期間限定の苺ビンス!すごーく美味しかった。ここのカフェカップや器がオンギだったりして、チェーン店にしてはなかなか凝っているんですよ。今一番ヨスで人気のカフェです。(HPを見るとソウルにはカンナムにもあるみたいですね。ここに載ってます。)オススメ~^^
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