お気に入りの写真。
ドンちゃんには「腕の筋肉、すごいね」って言われたけれど。そりゃあ、日々のワークアウトに加え、1年間ずっと3キロ以上の土を轆轤で挽いているのだから、筋肉もつけば握力も伸びる。
写真の過程は、6キロぐらいの土に水をかけて中心をつかんだ後、遠心力に対して左右から同じ力を加えながら、バランスをとりながら上に引き延ばしているところです。筒状にしてから、ゆっくりと指で膨らまして、まんまるの壺を作るのが最終目標。
先生からは「轆轤で細かいものを作るのは一番上手い」と褒められる一方で、「3キロ以上の大きいものになると途端にできなくなる」とずっと指摘され続けてきました。曰く、力がある分、力でなんとかしようとする傾向があるとのこと。そう。大事なのは力のバランスで、力の量ではないんですね。分かっちゃいるけど、実際に手を動かしてみると全然勘が掴めず、一年間ぐらいずっと練習し、最近ようやく三回に一回は成功するように。でもまだまだ不安定。
結局、この写真の状態にするまでにも3時間かかりました。器などを作るよりもはるかに、はるかに難しい、この課題。でも、陶磁器って大きくなればなるほど、曲線が際立ち、やはり美しいのです。
いつ完璧にひけるようになるのか、先はまだまだ見えないけれど、それでも重ねた日々の努力の反映は、土に現れてくれるから。それを見て勇気をもらい、楽しみながら、陶芸に出会えた喜びを感じながら、やっていこう。。。
それにしても、写真の私、正面でみたらおそらく妖怪みたいに酷い顔なんだろうな。
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