ヨスから光州までの行き方は、ホナン高速道路を使い、順天ジャンクションで左に入り西順天インターチェンジからチョゲ山、モフ山、ペガ山の外側をぐるっと回るようにして向かっていきます。そして無等山を左に光州に入るのです。その道のりは山が多く、その間に川が巡り、田んぼとちいさな集落が時々ポツリと現れます。バスの窓に写るそれら景色は四季や時間帯によって様々に変化し、何度も何度も通った道にもかかわらず、いつまでも窓を眺めていられるぐらい私にとっては魅力的です。
自然の彩りが濃くなってくるこの時期は必ず、光州に向かって左側の席を取ります。というのも、順天インターチェンジから西順天インターチェンジまでの間で見ることができる、順天西川の川沿の桜の並木道を見たいから。ここの桜並木道は息の呑むほど美しいのです。柔らかくカーブしている川に寄り添うように流れるように咲き並ぶ桜は日本画の世界のよう洗練され優雅。走り抜けるバスから今すぐに飛び降りて、この道を歩きたいという衝動に駆られます。
と、随分と前置きが長くなったのですが、写真は春ナムルの一つであるセバルナムル。この時期、こちらの地域ではよく食べるみたいで食堂でもよく見かけます。海辺で育ったのでほんのり塩っけがあって、それが美味しいのです。日本語ではオカヒジキということを料理上手のお友達に教えてもらいました(ありがとう!)
こっちでは軽く湯がいて冷たい水にさらした後、水気をよく切って、ヤンニョムで和えて食べるのが一般的です。ここでのヤンニョムの材料はコチュジャン、刻んだニンニク、刻んだ白ネギ、ごま油、に塩とすったゴマを少々です。コチュジャンとごま油の量は2:1が美味しいです。
その他、ジョンにして食べたりもします。つなぎの粉(小麦粉でもいいけれど、我が家は大豆の粉を使います)をお水で溶いて、千切りにした人参と一緒に混ぜて塩で味をつけて、油を厚めにひいたフライパンで焼くだけ。これもなかなか美味しいです。
セバルナムルの他には、この間頂いた筍とコサリ(ワラビ)でナムルを作りました。どちらも灰汁抜きして、炒めて、味付けをします。基本は塩と白ネギのみじん切り。ワラビのみにニンニクもプラスしました。写真はないけれど茄子のナムルも作りました。蒸して水気を切って、塩と白ネギとニンニクと、そしてこちらにはごま油をプラス。
この時期のナムルは美味しいけれど、痛むのも早い気がします。なので少量で作り、その日のうちになるべく消費しています。
次はフキを荏胡麻の実の粉を使ってクリーミーに仕上げるナムルを作りたいな。
私信
ドン爺と儒教の記事にコメントを下さった匿名の方へ
コメントありがとうございました!しかし、反映されず肝心の内容を読むことができませんでした。もし質問か何かでしたらお手数ですがもう一度コメントを頂ければと思います。申し訳ありません。
人気ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿