週末はそんな5月の気配を感じながら、ドンちゃんと海沿いの散歩道をランニング。きっちりとスピードと距離をデジタルな数値で表してくれるマシンを離れると、自分の走るペースの拠り所がどこにあるのかわからず、あれ?早すぎる?いや、いつも通りのスピード?と最初は戸惑ってしまった。けれども、何も気にせず、自分の気持ちがいいなと思うスピードを次第に体が掴み始め、ドンちゃんと楽しく最後まで走ることができました。
夜は一緒に夕飯作り。主役はたらの芽です。少し前に私が野菜の直営店で買ってきたもの。安くなる日は携帯のショートメールで知らせてくれる、親切なお店。椎茸とゴボウも一緒に。
韓国では、たらの芽は회で食べるのが一般的。회とは膾のこと。회といえば魚やお肉のお刺身だと思われがちなのですが、ここでは原則的に生のまま調味料と混ぜてもしくは調味料につけて食べる料理のこと。なので野菜でも「〜회」という料理名がつきます。
たらの芽はアクが強いので、さすがに生のままで食べるということはせずに、沸騰したお湯に塩を少し入れて湯掻きます。水分をしっかりと切って、お酢とコチュジャンを混ぜたソースであるチョジャンで食べます。もしくは、ほんの少しのごま油と塩で和えてナムルっぽくするか。
今回我が家では、ジョンにしました。ちょうど椎茸のジョンが食べたいとドンちゃんが言っていたので、ならば、と思い。軽く茹でて、もち米の粉をつけて、溶き卵にくぐらせて、厚めにひいたフライパンで焼きます。椎茸はドンちゃん担当。もち米の粉を通さずに卵だけで。簡単で美味しい、春の味。
その他、この日の食卓に並んだのは、特製のヤンニョムに漬けておいた牛肉で作ったプルコギ、ごぼうサラダ、きんぴらごぼう、セロリと人参の和え物、トマトの新玉ねぎがけ、ここまでが私の担当。手作り豆腐のお味噌汁、純豆腐とゆずポン酢はドンちゃん。あるもので作った感が否めないけれど、美味しく食べました。
ちなみにたらの芽、和食でも食べたくて、残りは酢味噌で和えて食べました。白ごまをふるか迷ったけれど、酢味噌のみで。食材の調理方法は国によって違うし、それぞれ美味しく食べるためのものだけれども、個人的には、山菜の食べ方は日本の方が好き。
実は同じ週末に、ドンちゃんがちょっと変わった方法でスンドゥブ(純豆腐)チゲを作ってくれたのですが、それはまた今度の記事にします。失敗か成功かはその時に。
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