今学期の大学院の授業が終わり、先週テストを受けて、残すテストは一つのみ。いつの間にか夏休みが目の前に迫っています。
テスト勉強を片手に、さっそく読みたかった本を読み始めています。ジャワの影絵芝居であるワヤンについての本と、東インド会社についての本。文学はここまで読まずにとっておいたバルガス・リョサのチボの狂宴を読むか、サルマン・ラシュディのムーア人最後のため息を読むか。机の上に二冊を置いて、悩んでいます(私の場合、文学作品は同時並行で読むことができない)でも、大好きな作家の本を所有する喜びと、読める時間が溢れている喜びでニヤニヤしっぱなしです。
と、今学期の終わりが近づいている今、読書片手に色々と振り返ることも多い毎日。
今学期は先学期と比べて、既婚者の先輩方と接することが多く、私が結婚していることをいうたびに「ご主人と結婚しようと思った最大の決め手はなんだったの?」という質問を先輩たちから投げかけられました。
要は「私にはこの人だと思った最大の決め手」について。先輩たちから以外にも、様々な友人たちからよく投げかけられる質問の一つで、なおかつ私にとってなかなか答えにくい質問の一つでもあります。
答えとしては「私をとても大事にしてくれるから」もしくは「彼だから」と、毎回答えていたのですが、自分でもどこかすっきりしないよなと思っていて。私にとって彼と一緒にいるうえで何が大切なのか、普段は無意識的に考えているだろうことをこの際、言葉として表してみようと思い、通学中よく考えていました。
考えながら浮かんできたキーワードは「共通点」
私とドンちゃんは好きなものだったり、考え方だったり、共通点がかなり多い。そして共通点が多いことを二人で認識してそれが二人にとって良いことだと受け取っていることが、二人の基本にあることに気づきました。
共通点を認識しているのは裏を返せば、二人はまったく別個の個人だ、つまり人間はすべて「違う」んだという考えに基づいているということ。そもそも私たちは違うことが当たり前。母語も国籍も違う、性別も違う、生まれてきた環境も違う、違うことをすべて受け入れたからこそ、同じ部分があることがこそさら嬉しい。
付き合っている時から「え!これも好きなの?やっぱり私たち合うね!」ってことが多かった私たち。好きなスポーツや選手、音楽、食べ物、趣味、嫌いなもの。あとは考え方。例えば、付き合い方や連絡頻度に関する考え方や大切な人への接し方、すべてぴったりと同じだった。これだと思う。これが私たちが一心同体に付き合って結婚した理由なんだと思います。
だから「彼と結婚した決め手は」と聞かれたら「私と共通点が多いから」と答えになる。もちろん前提として愛があったけれど。
結婚生活もいわば、二人の共通点をどんどんと探す旅。結婚してヨスに住んで3年目だけど、まだまだ新しい共通点に気づかされます。そのたびに、私たちってやっぱり運命だねえってなるから、本当めでたい夫婦なんだなって思う(爆)
実は、こんな風に考えたのは小学校の恩師の影響でもあります。「運命の人とは、自分と共通する部分が、一が二になって、二が三になるように、どんどんと増えていくんだよ」と教えてくれた。心の隅にずっとあった言葉の意味が、8年目にしてようやく体感して理解できるようになりました。ずいぶん時間かかったけど(汗)
これからも、私は自分のドンちゃんと同じ部分を大事にして、増やしていって、私らしい妻になっていきたいな。
ということで、ドンちゃんも腹黒いです、私と似て(爆)
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