My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2014/10/16

それがすべてじゃない



出だし好調な今週。

昨日はドンちゃんが칼퇴(日本だと残業なしで帰宅すること)だったので、私よりも先に家に到着。
彼に部屋の空気の入れ替えと洗濯物とお米をやっといてもらって、私はスーパーで買い物してから帰宅しました。そこから二人で手分けして夕食の準備をしたら、30分で完成。食事の後片付けは彼で、私は洗濯物。彼にはお風呂を沸かしてもらって、私はその間勉強して、寝る前の温かいお茶は私が準備して、二人で早めに就寝。なかなかのチームプレイでした。

そうだ、この調子。無理せずに二人で「楽しく」助け合っていきたいです。


写真は週末に観に行った高校生のバスケットボール大会。

毎年ヨスではこの時期になるとバスケット連盟の大会が開かれ、高校の強豪チームがトーナメント制で競い合います。(ちなみに我が夫婦は안양高校のファン。去年はそこのキャプテンが高校ナンバーワンガードだったんです)

サッカーでもバスケットでも野球でも、韓国は日本と違って高校ごとにチームがあるわけではありません。スポーツのチームがある高校が特別。つまり、高校でチームに属してスポーツをする子たちはスポーツ界におけるエリートたち、実力が飛びぬけているこたちなのです。でも裏を返せば、実力がなければ部活動ができない、ということ。日本みたいに、レベルに関係なく部活に励みことができないのです。

彼らはだいたいはプロに行くか、大学に進学して大学のチームに所属するか、だそう。大学では日本のように学部の選択ができるわけではなく、「体育学部」に限定されています。そして卒業後はプロか、体育系の職業へ。韓国は学部によって志願できる業種がかなり限定されるので、体育学部だと一般企業の営業職にはまず就職できません。日本のように「体育会」歓迎の企業すらなし。

ということで、例えば、「スポーツ推薦で早稲田の教育学部に合格し、4年間体育会で頑張って、卒業後は一流企業の営業職へ」というコースは韓国では信じられないことだと言えます。

日本と韓国、どちらも一長一短、どちらが良いのか悪いのか簡単には判断できないのですが、言えることは韓国は「選別主義」だということ。政府の政策一つとっても、最近はそれをかなり強く感じる。

ペップがFCバルセロナの監督だった頃、試合で負けた選手たちに送った言葉は「サッカーがすべてじゃない」だったらしい。世界一流の選手たちにかけたこの言葉にはものすごく深いものがあると思う。

頑張る彼らの姿は清々しくて眩しかった。そんな彼らを見て、バスケットをするために、捨てなくてはいけないものなんてないよ。と、思わずにはいられなかった。そんな私、やぱり韓国の選別主義は好きにはなれないかも。





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