ロクロを回し、ごはんを作り、ドンちゃんの同僚夫婦と中華を食べ、
本を読み、ドンちゃんと夜の散歩をし、という日常に戻りました。
ふと、目にしたカレンダーを見てびっくり。10月が今日で終わりなんですね。
毎年そうだけど特に今年の10月はとっても楽しかったので、なんだか名残惜しいです。
といっても冬はすぐそこまで近づいてきているのを感じます。
先週から我が家はオンドルを入れました。オンドルとは床暖房のこと。
韓国では冬は昔から床を温かくする習慣があるので、現在も、どこの家にも床暖房が設置されているのです。オンドルで温かくして来る冬に備えなくては。あ、キムチも漬けなくちゃ。
さて、先週行ってきた金海粉青陶磁器祭りについて書いていこうと思います。
ちなみに金海市は釜山の隣の市。ヨス市からは高速バスで3時間ですが、会場は高速バスターミナルから鉄道に市営バス乗り場まで行き、市営バスで1時間、という辺鄙なところにありました。
辺鄙なところにあったので、来る人なんていないんじゃないかって思っていたら、
予想以上の盛況ぶりでした。みんな陶磁器に関心があるのかな?
ちなみに、金海粉青陶磁器祭りの「粉青」とは粉青沙器のこと。
特徴は白土をかぶせる白土粉粧技法とその表面に施される多様な装飾法。
韓国の陶磁器といえば、利川の白磁、全南唐津の青磁器が有名ですが、金海はこの粉青沙器の地域です。歴史も長く約2000年前の伽耶時代の脈を引き継いで発展し始めたみたいです。
会場では粉青沙器に関する博物館もありました。
歴史や作り方など、けっこう詳しく展示されていました。
↑立派な登り窯もありました。(写真は入り口だけだけど)
いつかほしいな~って思うのですが、今は夢のまた夢。
↑キムチや醤油、お味噌をつけるオンギの壺もたくさん!!欲しい!!
また大きなテント会場では、金海の陶芸家たちのブースが立ち並び、直接話しながらお買い物もできるようになってました。
どれも特徴あって韓国らしい陶磁器たちが並んでたのですが、
購入には至らず。陶芸家さんたちのお話を聞くだけでおなかいっぱいでした。
ただ、会場の近所にギャラリーがある作家さんの作品だけは別。
天然素材の釉が燃焼のさいに溶けて化学反応で素晴らしい色に変化していて、
それにうっとり見入ってしまいました。↓
同じ柄が一つもない、すべて一点ものの作品たちを手に取って、
じっくり鑑賞する時間はとても幸せでした。買えないけど。
でもいつか自分だってこれ以上のものを作るんだっていう思いがわいてきて、
もっと頑張れる気持ちになりました。
と言いつつ、厳選して2つだけ買いました。一番上の写真がそれです。
二つとも一点もの、ウラまでお気に入りです。
金海粉青陶磁器祭り、辺鄙なところで開催されたぶん(?)
山に囲まれて自然いっぱいで、リフレッシュすることができました。
何より陶芸家の先生たちとたくさんお話しできたことが一番の収穫でした。
そして、行きかたからなにからすべて調べてくれて、片道5時間という過酷さに付き合ってくれたドンちゃんには感謝しかありません。
来年は別の地域の陶磁器祭りにまた二人で行けるといいな。
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