彼女と私は小学校1年生の時に出会いました。
小学校を卒業後、中学校も高校も大学もその先の進路も別々だったけど、
今の今まで、何かあれば連絡して、二人で色んなところに遊びに行って、色んな話をして、
色んなことを共有してきました。
旦那さんのKと私は、実は大学の同じゼミのメンバーで、
大学時代の一番濃くて充実していた時間を一緒に過ごした仲間です。
二人を紹介したのは私だけど、私が紹介しなくても、
二人ならどこかで出会って、結婚していたんじゃないかな。
それぐらい、お似合いでぴったりの夫婦。
大親友、大切なゼミの仲間、恋のキューピット、と、色んな意味で、
彼女と彼の結婚式は私にとって他の誰の結婚式よりも特別であり、
間違いなく、私の人生において大事な一つのイベントでした。
結婚式当日、挙式の前に、Sちゃんのパパとママに会って号泣。
ママが私の手を握って「遠くから来てくれてありがとうね」と言ってくれた瞬間に、
「ああ、Sちゃんはお嫁に行ってしまうんだ」という気持ちが込み上げてきて、
おめでたいのに悲しくて、嬉しいんだけど寂しくてたまらなくなって、泣いてしまいました。
挙式では、登場したSちゃんの花嫁姿が可愛すぎて、また号泣。
披露宴では、友人を代表してのスピーチがあって緊張もしたけれど、すごく楽しかった。
実家を出て遠く仙台で暮らす彼女だけど、
旦那さんの他にも、温かくて素敵な人が彼女の周りにたくさんいるんだ、
ということもわかって、なんだかすごく嬉しくて涙が出てきました。
世界一可愛い花嫁の幸せいっぱいの彼女をみて思ったこと。
小学校の時、放課後、家に帰ったら自転車に乗って、
ミニストップの前に集合して、色んな公園の電車ブランコを乗りに行ってたあの日から、
彼女は結婚して仙台へ、私も結婚してヨスへ、お互い新婚生活を送っている今現在まで、
私たちは、「ずいぶん遠くに来てしまったな」って。
お互い外で遊ぶことが大好きなわんぱくな少女だった記憶は、遠い昔のことなんだなと。
私たち、いつの間にか、大人になったんだね。
ずっと一緒の地元に住んで、一緒に子供を育てたり、したかったな。
それだけが残念。
でも、今まで仲良くしてくれて、20年間、地元で、すぐに会える距離にいてくれて、
楽しい思い出をたくさんくれた彼女に、感謝の気持ちしかありません。
ありがとう。
最後にスピーチで彼女たちに送った詩を載せます。
私の大好きな詩です。
秋田出身の詩人、押切順三さんの「祝婚歌―あなたたちの地球儀―」
東経140度、北緯39度43分
ここ秋田に春がそこまでやってきました
公園のケヤキの枝がふるえています
いのちの芽生えをはこんでくるもの
空気を動かす風というもの
つねに未来をつくる光というもの
ふたりは地球儀を回す
北緯39度、西に北京、タクマラカン砂漠、ナポリの船の歌、マドリードの広場
東に海の旅、サンフランシスコは海岸山脈、そしてニューヨークの下町
まわる、まわる、ふたりだけの地球儀
子供が生まれたら、うんと大きな地球儀を買いなさい
大事な大事な 二人のための この地球よ
人生の新しい旅にでる二人。
たくさん地球儀を回して、楽しい思い出をたくさん作ってね。
Sちゃん、いつもそばにいてくれて、ありがとう。
おめでとう、本当におめでとう。今までもこれからもずっと大好き。
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