私の前を6月がすごいスピードで過ぎようとしています。
夏でもなくて、春でもなくて、涼しかったり、暑かったり、雨が降ったり、
どの月よりもやっかいで、手に掴みにくいなって思う。
梅雨のため、誰かにとっては憎く、嫌われ者だったり。
けれど、日本では紫陽花が似合う美しい一面もある。
では、韓国の6月といえば?
紫陽花?うん、たしかに道端で咲いているのはみるのですが、
日本みたいに、もりもりと元気な彼女たちとはちょっと遠い。
私が感じる、韓国の6月は、ニンニク、です。
上の写真も、近所の農協マートで売られているニンニク。
6月になれば、マートに限らず、市場や大型スーパー、道端で、
ニンニクが大量に束ねられて、売られ始めます。
1個買い、なんて、そんな甘いことできません。
みんな50個一気に買っていくのです。
(写真も50個で1000円ちょっと)
もちろん、旬だから、なのですが、
何より韓国料理ではニンニクが欠かせない「調味料」なのです。
私も調理学校で実技の際はどのメニューでも、
まずニンニクから刻み始めます。
(なので、若干、指がニンニクくさい)
韓国料理の基本となるヤンニョン(タレ)にかならず刻んで入れるニンニクなので、
一番美味しい時期に大量に買っていく人がいるのは納得です。
そして、ヤンニョン以外にも、実は大量に買って使う道が。
それは、장아지(醤油漬け)です。
食堂でもよくおかずとして出てくるもの。
この時期に大量のニンニクを醤油漬けしておくのです。
で、実は、6月に出てくるニンニクは、
ヤンニョン用と醤油漬け用の二種類に分かれるそう。
ヤンニョン用はピリリと辛いニンニク、
醤油漬け用は水分たっぷりの甘いニンニク。
見分け方はなく、その都度お店の人に聞くのだそうです。
おもしろい!でも私にとってはレベルが高いので、
(二人で大量のニンニクを消費できないし、)
6月にニンニクを大量に買うことは当分はないと思います。
買ってみたいなって思うけど…我慢。
ちなみに我が家は、皮が剥かれた状態でパックに入っているニンニクを買ってます。
50カケぐらい入ってて200円もしないかな。なくなったらすぐに買い足してます。
韓国人が大好きなニンニクも、6月が過ぎようとしているので、
マートで並ぶ姿をなかなか拝めません。
写真のニンニクも旬は最後でしょう。
また来年~
6月を元気に飾ってくれたニンニクに感謝しつつ、
7月は何が美味しいんだろうってワクワク、してます。
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