My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2016/03/20

もっと早く、もっと遠くに




土曜日はうららかな日和だったヨス。家のすぐ近くにある木蓮の木は、一番てっぺん、一番陽が当たるところから蕾が開き白い花が咲き始めていた


ワークショップのため半日の休日出勤をしたドンちゃんを待ちながら、お昼ご飯作り。暖かいから窓を開けっ放しにしながら台所に立つ。なので、BGMのラジオはイヤホンで聴くべきかなと思い、耳を塞ぎながらの料理。だけど、炒めている時の音が聞こえないのは材料に火が通る感覚が掴めない事に気づき、すかさずイヤホンを外す。料理をするときは聴覚も重要なツールだと気づいた瞬間

作ったのは土曜日の定番ランチ、ドライカレー。基本的に家での昼食は一品メニューにプラス野菜だから楽ちん。椎茸とごぼうをたっぷり入れて、鰹節で出汁をとって、最後に煎り酒を加えて和風の味付けにしてみた。




ドンちゃんが帰ってきて、すぐに一緒にいただきますをした本当はお昼を食べる前にジムに行って走りたかったけれど、ドンちゃんがあまりにもお腹すかして帰ってきたから。なので、この日は夕食の前のランニングになった。

そういえば、この前、とうとう5月に行われる大会に夫婦でエントリーした。場所は釜山。日曜日だから、前日の土曜日に釜山入り、ドンちゃんは翌日の月曜日を有休にすると言っていた。大した距離を走るわけではないけど、大げさで大掛かりな準備が必要な私たち。でも5月の釜山ってなんかいいな。暖かいと暑いのちょうど真ん中の、大きな港町を走ることができるんだ。

ちょっと前までの私は、ドンちゃんはともかく、根っからの農耕民族のDNAを受け継いでいるんだと思っていた。だから、「もっと早く走りたい、もっと遠く走りたい」という欲望は自然には生じないのではと決めつけていた。そうゆう欲望は狩猟民族型なはずだって思っていたから。ところがどっこい。大会に出るという高揚感も手伝ってか、最近は走るたびに「もっと」という欲が自分のお腹の底あたりから生まれるくることに気づいた。ちなみにここでのもっとは「早く」ではなく「距離」を求めるものだけど。でも、そんな自分にびっくり。





こうゆう気持ちは走っているときに生まれるものだけど、走り終わった後にも常に自分の中に消えずに残っているものでもある。なので、私の日々がランニングの色に段々染まってきた。例えば、その一例が食生活。長距離を走るのはもう少し筋肉をつけた方がいいよねとドンちゃんと話し、高タンパク質な食材をなるべく食べるようになった。なので、写真のように豆腐やアボガドといった、いかにもな食材を最近買い物籠に入れている。あとは美味しい納豆があれば万歳できるんだけどな

ということで、お昼ご飯のドライカレーにはアボガドものせて。5月の大会の準備に抜かりなく、二人で目標に向かってコツコツ走っていこうと気合を少しだけ入れた土曜の午後。

とかいいつつ、この日の夕食は炭火焼カルビのお店でお肉をたらふく食べた。あれ、やはり簡単には染まらない?





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