アルビール

facebookでムスリムの友人たちのラマダンが始まったとの投稿を目にしました。

友達にムスリムのこたちは何人かいて、フランス、シンガポールのインド系、カナダ、マレーシア、そしてトルコと様々で、礼拝を時間通りきちんとやる子もいれば、今日はmissedしちゃった～とな感じのこもいます。しかし、ラマダンは皆共通なのですね。

ラマダンの投稿を見るたびに「そうか、この子、ムスリムだった！」と気づきます。友情に宗教は関係なく、普段全然意識していないことを実感です。

イスラムといえば、今はイラク。ISISがあっという間にイスラム国の樹立を宣言し、クルド人自治区の独立が叫ばれ、シーア派を優遇してきたマリキはてんてこまい。内戦がどんな風に展開するのか、イラクはこれからどうなるのか、米国の現実的な対応はどう影響してくるのか、とても気になります。

上の写真は、イラクのアルビール。クルド人自治区の首都です。放射線状の街が広がっているのが特徴。窓から見た瞬間、ここだ！とすぐに分かりました。

ちなみに新婚旅行の帰りの飛行機で撮りました。

新婚旅行をしているときも、CNNでISISの過激な行動のニュースは知っていましたが、クルド人たちの行動までは知りませんでした。なので、その時は「なんてきれいな首都なんだ、イラクなのに平和に見える」と呑気に、けれどもその美しさとイラク上空にいる自分に興奮していただけでした。

アルビールのすぐ西にあるモスールはすでに陥落しています。この不思議な美しさを持つアビールはどのような運命をたどるのでしょうか。

ムスリムの友人に4月にソウルで再会したとき、「周りの友人の中にはイスラム教に対してネガティブなイメージを持っている子がまだいる。それは、テレビなどの放送においてイスラムに関する情報が不足しているのが原因だ」と言っていたのが印象的でした。

宗教を持たない私が彼女の気持ちを理解するのは難しいけれど、でもその分、自分でイスラム教に関して勉強することで、彼女を励ましたい。

どんな国でもどんな宗教でも、結局人間って同じようなことで悩んだり、同じような理由で家族とケンカしたり、恋愛したりするんだと思う。基本的には自分と同じような人たち。そんな人たちが自分と同じような平和な環境にいれることを願います。

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