My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2016/11/11

どこまでも一緒にー小さな港町、統営へー



私が「◯◯に行きたいな」と言うと、ドンちゃんは「次の週末に一緒に行こうよ!」とすぐに提案してくれます。ドンちゃんは私の行きたいところに連れて行ってくれる。一緒に行ってくれる。私はドンちゃんのそうゆうところ、そうゆう姿勢がとても好き。

先週末はトンヨン(統営)という港町に行ってきました。韓国では有名な観光地で、「韓国のナポリ」と呼ばれています(爆

造船(すでに終わりかけているが、、、)で有名な街で、全体としてこじんまりとしているのですが、街と海がとっても近いんです。ヨスよりも、釜山よりも、ずっと。「海がある暮らし」とは、ここでの暮らしのことを言うのではないか、と思うほど。ぶらぶらと歩くだけでも面白い、好きな街の一つです。

ここに訪れるのは二度目。留学生活の幕がいよいよ閉じようとしていた時期、日本に帰国する一週間前にドンちゃんと一緒に旅行した街なのです。「もうすぐ離れ離れになってしまう」という寂しい気持ちをたっぷり抱え、二人でぴったりくっついて、一緒にどこまでも歩いて、たくさん話をした、思い出いっぱいの特別な街。ここに来たかった理由は、ここで食べた焼き魚定食をもう一度食べたかったという理由だけど、結婚した今、また2人で訪れることも何か意味があるかも、と、どこかで思っていました。ふふふ、後付けの理由





金曜日の夜に出発したので、夜ご飯はトンヨンの中央市場の小さな食堂で。おめあての焼き魚定食を食べました。






その日は1泊4000円の安い宿に泊まり、朝早く起きて、お散歩。そして朝ごはんはトンヨンで有名なごはんと海苔だけのキンパ。




そして弥勒山へ。ロープーウェイに乗って、山頂まで少し歩くとトンヨンを一望できるのです。初めてここに来た時に、景色の美しさに強く感動しました。だから今回も必ず登りたかった。





島が空に浮かんでいるように見えるところが好き。








お昼前に戻ってきて、中央市場を歩きます。ヨスよりも釜山よりも活気に溢れるトンヨンの水産市場。




お昼はトンヨン言えばの牡蠣。牡蠣定食をドンちゃんの友達と一緒にいただきました。牡蠣のジョンと、牡蠣ごはんが美味しかった。

(ここで結婚したぐらい好きな彼女の話を聞いたんだけど、彼女が「クラシック音楽と独立映画が好き」ということで、わー友達になりたいなって思ったんだけど、なんと宗教にどっぷり浸かっているらしい。わー友達にならなくていいや、と思いました。ドン友は結婚して子供ができたら宗教から身を引いてくれると考えていたけれど、甘いな。恋は盲目。あーこわい)


二人で改めてトンヨンに行ってみて、あの時の私たちとはもう二度と会えないんだなーっという不思議さ、けれどもあの時の私たちと今日の私たちは特に何も変わらないんだなという不思議さを感じました

遠距離恋愛が始まろうとしているあの時の私に、今の私は二度と会えないんだから、私は今この瞬間にしか存在しないといえる。でもあの時の私と、昨日の私と、今の私はやっぱり同じ私でであって、その根拠はどこにあるかといえば、ドンちゃんとの関係の中なんだな。

あの時の私も、今の私も、変わらずドンちゃんのことが好き。この気持ちは、私が私でいる大きな要素だって、トンヨンで強く感じました。

人間は流れるような存在だからこそ、人との強い絆を作るしかなく、その中に拠り所を求めるんですね。

帰りの高速バスの中で、私の手をぎゅっと握りながら「いっしょ に いく よ」とドンちゃん。「どこに?」と聞くと、「ど こ で も」とにっこり。


これからも、生き続ける限り、どこまでも一緒に、色んなところに行こうね。






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