日々の生活で誰かと話す時に使う言語はほぼ10割が韓国語。そして、その話し相手の7割はドンちゃん(残りはタクシードライバーかもしれない。というのも毎日タクシーに乗っておじさんたちと会話するから)ということで、私が話す韓国語はドンちゃんに影響を受けています。
突然ですが、私とドンちゃんは付き合ってから今まで、喧嘩をしたことも言い争ったこともありません。ドンちゃんが私にキレたこともなければ、私を責めたこともなく、嫌味を言ったり、無視したり蔑ろにしたこともなく、もちろん、悪口を私に吐き捨てたこともありません。
(ちなみに私の周りにもケンカをしない夫婦、カップルたちが多いから、私たちが特別だとは思いません)
(ちなみに私の周りにもケンカをしない夫婦、カップルたちが多いから、私たちが特別だとは思いません)
私に対してものすごく温厚で優しいドンちゃんは、もちろん他人に対しても温厚。なので、私はドンちゃんが汚い言葉遣いや罵り言葉をその口から発している場面を一度も見たこともなければ、聞いたこともないのです。そもそも、ドンちゃん自身がスラングなどが嫌い。いわゆる「美しい言葉」を好んで使う人。これはきっと育ちによるものなんだと思うけれど。
逆に私が韓国語での悪口を発すると「マイベイビーの美しい口からは、美しい言葉がでてきてほしい。汚い言葉でその口が汚れるのはいやなんだ。」と優しくたしなめてきます。
その結果、私の韓国語は「丁寧で崩れていなく綺麗だ」と褒められます。逆に言えば、若者言葉やスラングはほとんど知らない。これがまさに、ドンちゃんの影響。
韓国人に自分の韓国語を褒められるたびに、ドンちゃんに感謝の気持ちで一杯。逆に「長くいるのにスラングとか知らないんだね」とディスられると「だってドンちゃんが使わないんだもん」とショボンな気分になります。
ちなみに発音は別問題。光州やヨスの人からは「釜山から来たの?」とよく言われるので、私の韓国語は訛っているんだと思う(汗)日本語の癖でアクセントを一番最初においてしまうから。
で、問題は今日本語を勉強しているドンちゃんが、私の日本語の影響を受けているということ。ドンちゃん自身は美しい言葉を使う人だけど、私の日本語はそうではない。どちらかといえば、美しくない。
これに関連した出来事で最近ギョッとしたことがあって。それがこの上の写真なんですが。(左がドンちゃん、右が私)
お昼に何を食べたの?と聞いたら、イカ(韓国語でオジンオ)を食べたらしく、かわいそうなことに美味しくなかったみたい。それを日本語で「ごみみたい」と報告してきたんです。
ご み み た い
ごみみたい?!!!
変な日本語は継続的に教えているけど、「ごみみたい」なんて教えてないよっと読んだ瞬間びっくり。どこで習ったんだろうって。
でも、考えてみれば、というか考えるまでもないんですが、これ私の口癖だった。不味いコーヒーを飲むたびに「ごみみたいなコーヒー」、赤信号でも横断歩道を横切る車を見るたびに「ごみみたいな人間」、日本のお寿司を冒涜するかのような日系寿司屋が誕生するたび「ごみみたいな考えで始めた」、などなど。このお腹の中から吐き出されるドロドロで真っ黒な私の日本語表現を、ドンちゃんはしっかりと耳でキャッチして、しっかりと私の前で使ってきたという事実。ショック!私がドンちゃんの日本語に悪影響をモロ与えているではないか。。。
ちなみに変な日本語は最近「ころも」を教えました。「洋服をころもというと、ネイティブ感がアップするよ」と刷り込んだので、最近は洗った服を探すときでも「ワタシノ コロモ ドコ?」と言っています。それみて私は笑っている。
と、長くなったのですが、自分の日本語の使い方にちょっと反省。あまり汚い言葉は使わないようにしないとな、と思った次第です。それはやはり、ドンちゃんの言葉遣いが私にかなり影響を与えていることを実感しているからで、プラス、やはりドンちゃんには美しい日本語を話して欲しいから。ドンちゃんの口が汚い言葉で汚れるのは、私もやっぱり嫌だな。
この一件で思い出したのが母の話。
私がまだ1、2歳だった時にいたずらか何かをしたらしく、母は思わずカッとして「バカ!」と私に言ってしまったよう。次の日、いつも一緒にいるミニーマウスに向かって私が「バカ!」と言っている姿をみて、ゾッとしたらしい。そこから、二度とそうゆう言葉は使わないと決めたという話。
親子だわ。
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いつも楽しく拝読しております。
返信削除Blueさんの生活、素敵です。
どんちゃんさん、善いかたですね☆
コメント、ありがとうございます!
削除生活が素敵だなんて初めて言われました!恐縮です!
ガサツで感情的な私に比べ、ドンちゃんは穏やかでとても良い人です。