暑さは峠を越えたのか、先週に比べぐっと過ごしやすくなった今週。特に夜に窓から入ってくる風は涼を得るにはピッタリで、お風呂に入った後も快適でした。いつもならばお風呂上がりのことを考え、入浴前にエアコンで部屋を冷やしておく必要があるのですが。
さて、先週はソウルでドンちゃんとホテルステイして、デートして、ドンちゃんの友人たちと一緒に過ごしてな日々を過ごしました。忙しく動いたので今週はのんびりしたい。ということで、毎晩映画を見ています。ちなみに、一昨日はPhilomena(邦題はあなたを抱きしめる日まで)、昨日は桐島、部活やめるってよをドンちゃんと鑑賞しました。どちらもおもしろかった。
映画鑑賞のお供は果物。やはり夏の果物は野菜と一緒でみずみずしくって甘くて美味しい。写真の巨峰は種無し、しかも旨い。2キロで1000円が安いのか高いのか分からないけれど、二人で大満足でした。他にはこの時期美味しい桃。こっちでは固いやつと柔らかいやつの二種類が売られているのですが、デザートとして食べたいのは柔らかい桃。小さいころから夏は福島の桃で水分補給して育った私は、味に関してはうるさいのですが、昨日食べたのは美味しかった、合格。固い桃はベランダで育てたバジルと一緒にオリーブオイルで和えてサラダにします。甘くないのでピッタリ(皮肉)
果物の皮むきはドンちゃんの仕事です。韓国の家庭では果物の皮をむくのはどうも男性の仕事っぽいですね。ドンちゃんの上司もそうだし、ドンパパや親戚のおじさんたちもみんなそうなので。
巨峰をのせたお皿は今一番好きな作家さんの楕円皿。作家さんの名前は大谷桃子さん。陶芸作家さんの作品を見るときは必ずその方のプロフィール、特にどこで育ったのかどこに留学されたのかを確認します。あとは幼少期の事とか。これは陶芸だけではなくて芸術家や文学作家の作品に触れる前にも必ずすることだけど。
やはり表現をする人たちって必ず環境に影響されると思うから。そこでみたもの、感じたもの、そこでの社会で自分はどんな位置づけだったのか、少数派だったのか。などなど。
大谷桃子さんの場合はやはり、留学されているのですね。「やはり」というのは、作品を見ていると日本から出たことない人は作れないようなユニークさを感じたから。留学先はインドネシア。ゆえにバナナの葉がお皿にあしらわれています。もちろんインドネシアで見たものらしいです。この緑は何とも言えないぐらいリアルで生命力が溢れています。異国で見てきたものをこうやって作品に還元していくんだなと、その方法論に感歎。
というわけで、技術を磨くことも大事だけど、自分が誰なのか、人間って何なのか、を深く掘っていくこともやはり作品作りには大事だよなーと思う今日この頃。じゃないと何も表現できない。そんなことを考えていたので、ブログを書くことができませんでした。
今日もこのお皿で果物食べながら映画を観て、自分について人間について思いを巡らしながら、夜が更けていく。
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