今学期は学部の授業も受けているので中間考査がある。たかが学部なので、講師の言葉や教科書に羅列されている用語を使って、頭で再構築し、自分の考えを生み出して答案用紙を作ればいいだけ。これといった問題提起を示す必要もなく、するどく突っ込んだ独自の考え方とその論理を披露する必要もないので、楽といえば楽。が、やはり大学院生だから一番いい点数を取りたいという欲望が渦巻き、それがかえってプレッシャーになり、自分の首を絞めている状況。
それに加え、来週の金曜日までに準備しなくてはいけない大学院のプレゼンたち。生徒が二人なので二週に一度回ってくる。毎回渡される論文は高度になり、読むだけでも精一杯。
陶芸は来月の展示会のために作品を作っているのですが、なかなか進まない。グループ展なので迷惑をかけることができない、が時間がない。
そんな状況の中、仕事の話が入ってきた。ここではフリーランスだった私。自分でポートフォリオを作り営業して仕事をもらうのがほとんどの中、こうやって声をかけてくれるのはものすごく有難い話。しかし、状況が状況のためにこの話を受けるのか悩んでいる。大学院と陶芸でいっぱいいっぱいなのに、すべて両立できるのかなって。
そしてそんな風に悩む自分が、なんだか甘い感じがして失望している。
そんな只今マイナス絶不調の私を慰めてくれたのがタモリ倶楽部。
タモリ倶楽部の鉄道オタクの企画もの。ちょっと昔の、京急久里浜工場に行くやつ。タモリさんと原田さんと岸田さんと南田さんたちのディープすぎる鉄道世界が垣間見れるのですが、彼らの姿勢にものすごく励まされました。
好きなものに対してまっすぐに一途なところ、好きなものに対して絶対に裏切らない純粋さ、そしてそんな自分を受け入れている姿。
放送を見ながら涙が出てきました。なんで自分のこの状況がこんなに苦しいんだろうと考えた時、自分の損得勘定が陰で働いているからだと気付きました。いや、とっても大事なことなんだけど、陶芸も勉強も仕事も、すべて出産後の自分のために生かしてやるんだという(妊娠計画ないけど)未来の自分にとって利益になるようなことだけを考えすぎて、今の自分をものすごく雁字搦めにしていたのかなと。
そんな風に据えたので、彼らの姿がまぶしくなったのでした。
どんなことにも困難は伴うけれど、そうだな、これからは、損得勘定とは別の本質的な困難のために時間をかけて悩んでいきたいと思う。そして自分の好きなことに対してまっすぐに正直にいようと思う。
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