My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2015/01/14

おうちで韓国ごはん ―韓国 冬の食材―



がしとしと降っているヨスです。冬の雨というと寒々しいものですが、今日は土や木の匂いがして、歩いていて気持ちが良かったです。最近、ずっと乾燥していたからかな。まさに恵みの雨。

前中、私が通っている大学院で日本文学を教えている講師の方(韓国人)から連絡をもらいました。「授業中に韓国人の学生から質問されたんだけど、答えが分からなかった」から、私にアドバイスを求める内容でした。

その質問が以下。

「なぜ日本の家は全体的に寒いのか」「こたつはあるが、部屋全体としては暖かくない、なぜか?」

確かに、韓国の人からすれば納得の疑問だと思う。韓国の家はオンドルがあるので、家全体が暖かく、半袖で過ごせるお家がほとんど。一方、日本はストーブやこたつはあるけれど、局地的で仮に部屋全体は暖かいとしても、家全体は暖かくない。家庭ごとに差はあるんだろうけど。

なんでだろう。日本人の、自分たちが使う部屋だけ、使っていない部屋は暖かくする必要がない、という倹約な態度がその理由なのか。電話をくれた先生には、日本の我が家の場合は節約心からだと答えたけど、少し疑問が残ります。そもそも「部屋」や「家」という概念が日韓で違うのかな?冬という言葉の捉え方が違うのかな?とりあえず、保留。今後、要検討です。

て、冬の韓国の食材といえば、個人的に시래기(シレギ)です。大根の葉を一回茹でて乾燥させたもの。一番上の写真がそれです。このブログでも紹介しています。→

冬と言わず、どの季節を通しても大好き。常に食べたい食材です。





このシレギで今回作ったのは、시래기된장국 シレギのテンジャングッ。テンジャンチゲとは違います。グッは日本語でいうと汁、に近いです。

テンジャングッは日本と同じで出汁に味噌を溶いて作るのですが、今回は牛の四骨でとった白いスープが出汁の代わり!このスープは韓国の保養食の一つ。我が家は羅州の韓牛を取り扱っているお店で購入してます。一度に2リットル、食べきれないので小分けして冷凍保存しています。(いつか、自宅で何時間も煮込んでみたい欲もあるけれど、家族が増えたらでいいや)





水で戻して一回下茹でしたシレギに味噌とニンニクを擦り込んで、沸騰させた四骨スープに入れて煮込めば完成です。一緒にスライスした牛肉を入れても美味しい。普通の出汁で食べるよりも、ぐっとコクがあって美味しいです。これぞ冬の味!

次に日本に帰国するときはスープとシレギをお土産にして、実際に家族に作ってあげたい。ひそかな願望です。


次こそ、シレギでナムル



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