My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2019/04/23

根をおろす



子どもとお散歩を一緒にするようになり近所に顔なじみが増えた。そして毎日がグンと楽しくなった。

毎朝公園で会うおじいさんやおばあさん、同じ年頃の子どもを持つお母さんやお父さんたち、夕方になると孫を布団と一緒におんぶし外に出てくるハルモニたち。皆会えば挨拶し言葉を交わし、息子をたくさん可愛がってくれる。

息子を通し韓国人の顔なじみが増え、ついにここで根を下ろすことができたのだなぁと実感する。

もちろん、家族ぐるみで仲良くしている台湾人の友人や、1言えば10理解してくれる日本人の友人たちの存在も大きい。

永住権も取得済みだが、覚悟みたいなものが無い為まだこの地に根を張れないと思っていた。が、実際覚悟なんて必要なかったな。

今年の春、こちらで出会い家族でお付き合いさせて頂いた日本人のご夫婦が本帰国された。私たち夫婦のお手本であったお二人だった。すごく寂しかったが、4年間、とても楽しかった。Rさんに生まれて1週間の息子を抱っこしてもらったことが昨日のことのようで、自分にとってかけがえのない大切な思い出になっている。(Rさん、広島遊びにいきまーす!!)


ヨスに来て7年目、7度目の春。顔なじみが増えた一方で、送り出す側になった。やはりここに根を下ろしたということか。私もヨスの人間なんだな。



2019/04/11

忘れさられた人々、終わっていない話



現在光州市立美術館内にある河正雄美術館で開催中の「잊혀진 사람들,끝나지 않은 이야기(忘れさられた人々、終わっていない話)」を少しお手伝いさせて頂いたのですが、なかなか良いです。

3.1独立運動100周年を記念しての展示で、強制徴用された民間人労働者への忘れられた記憶を作品や資料とともに振り返るものとなっています。

個人的には、強制動員され建設された炭鉱、鉄道、ダムと朝鮮人慰霊碑をテーマに写真と映像にしているアン・へリョンさんの作品や、河正雄さんのコレクションである花岡事件を物語詩にして表現した「花岡物語」の版画(モチモチの木や八朗で有名な滝平次郎さん、牧大介さんが彫った)が見どころだと思っています。

河正雄美術館、是非日本の方に足を運んで頂きたいけれど、光州だから。。。心理的に遠いかな。でも、ソウルからだと釜山よりも近いから、もっと気軽に来てもらいたい。ごはんの美味しさは全国一だし、自然もある、そして民主化運動の歴史も学べる貴重な機会になるはずです。


ちょくちょく美術館には関わって来たのだけど、ブログでなかなか宣伝する時間もなく終わってしまったのがおおい。今年は少しずつ自分が関わった展示に関してもアナウンスできたらいいな。


「잊혀진 사람들,끝나지 않은 이야기(忘れさられた人々、終わっていない話)」は5月26日まで。

2019/04/01

春の味


暖かい日と肌寒い日が交互に続くヨス。子どもとの散歩のために、某アウトドアブランドのアノラックを買ったのは正解。子供と一緒に見上げそこに集まっている蜂の羽の音を聞いている桜も、あっという間に満開。今週は毎日桜を堪能できそう





先日大好きなチャンオタン(鰻のスープのお店に行った時、一緒に出てきたパンチャン達も春仕様。봄나물(春の山菜)が使われていた。野生のウドは味噌で和えて、ノビルは岩のりと一緒に。美味しくてお代わり。

満開の桜を子どもと一緒に見ることが楽しみだったけど、散りゆく頃も楽しみだなと思う。小さな哲学者は桜吹雪にどんな反応をするのかな。