My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2018/01/31

テンパり、テンパらせる



韓国語を勉強し始めて早9年、実生活では韓国語が分からずテンパることは滅多にありません。大学院では専門用語が難しくて聞き取れない時もあったけれど、普段の生活では特に問題なく過ごしています。

が、最近本当に久しぶりにテンパったことがありました。それは息子の予防接種に息子を連れて一人で行った時のこと。受付で予防接種で来たことを伝えたところ、スタッフの人が「どの부장님にしますか?」と聞いてきたのです。장님とは部長の意、でもまさか受付で部長という単語が出るとは予想しておらず、「부장님って何?予防接種の種類か何か?医学専門用語?」と一瞬でパニックに。が、冷静になり、文脈と状況から部長とは先生たちのことを言っていることが分かりました。つまり担当医を聞かれただけでした。

ちなみに同じ病院内の産婦人科では先生のことを「院長」と呼んでいて、私の担当医が院長と呼ばれているのを初めて聞いた時には、若いのに病院の院長なんだ!とびっくした覚えが。ちなみに小児科でも、この前は「どの課長にしますか」と聞かれました。

これは韓国語の問題というよりは、権威者に対して名称を持って敬うという韓国の慣習に不慣れなだけかもしれないけれど。でも久しぶりにテンパりました。自分よりも大事な存在である息子に関わることなので尚更だったのかもしれません。一人で病院に連れて行くことが緊張だったし

その日は韓国語でテンパりましたが、私の韓国語で相手をテンパらせた日でもありました。

予防接種をする前に気になることを書いて息子の担当医に渡し、注射前に診てもらうのですが、そこに、息子の口の中に炎症になっている部分がある、と書いておきました。うちの病院は患者と患者の合間に予防接種をしてもらえるので10分も待たずに診察室に呼ばれるのですが、今回はなぜかすぐに呼ばれました。早いなって思いながら診察室に入ると、「口の中にポリープがあるってどういうことですか?!」と超焦ってた先生が。どうやら、염증(炎症)용종(ポリープ)と書いてしまったようでした(汗)「本当びっくりしました」と笑ってくれたけれど、ちょっと反省。そりゃあ、生後2ヶ月の赤ちゃんの口の中にポリープってびっくりだよね。

でもこの二つの単語、微妙に似ているんだよね、きっと韓国語を勉強してる人には分かるはず、と思いたい。てへへ。結局、息子の口の中も問題もなく、注射も泣かずに、無事に終わって良かったけれど、医療関係の韓国語をもう少し勉強しておこうと思いました。


母はキミを守るためにもっと韓国語を頑張るよ。

写真はドンちゃんの親友からもらった出産祝いの分厚い小児科図鑑、これで勉強と思ったけれど、私は音で聴くのが一番合っているので、医療系のドラマを探すことにします。





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2018/01/25

ともだち









寒い日が続くヨスです。昨日も今日もそして明日も最高気温が氷点下、息子と引きこもりの毎日です。

ちなみに今日は長時間外出にむけて授乳クッションなしでケープを使っての授乳練習をしています。金曜日の病院での予防接種(プラス私の子宮がん検診でまず外出先授乳デビューをしてみようかと思ってます。。。とにかく場数を重ね、来たる日本帰国に向けて自信満々で臨みたいです飛行機とかで上手くできるのか今から怖くてたまらないから。。。。ぶるぶる。

さて、先週末、先々週末、立て続けにドンちゃんの学生時代の友達が息子に会いにわざわざソウルから来てくれました。先々週は大学時代のお友達3人(奥さんも、先週は高校時代のお友達5人。お友達は全員男性。


お昼をうちで食べるとのことだったので、もてなそうを思い、先々週は煮込みハンバーグ、鱈と牡蠣のホワイトグラタンを作ったのですが、、、準備が本当に大変でした(涙)たった二品だったのに、息子がいるというだけでこんなに時間を取られるのか、と。もちろんドンちゃんに息子を任せていたけれど、ドンちゃん母乳出ないし、1回の授乳で20分はかかるし、しかもハンバーグは1キロ分だし。。。鬼の形相で料理してました。2時間あれば余裕で作れるかと思ったけれど甘かったです。なので、先週は社宅の中華料理屋さんでテイクアウト。


ところで、ドンちゃんのお友達が来る前は、男性って友人の赤ちゃんに興味があるのかな?かわいいって思ったりするのかな?って疑問でした。赤ちゃんに会いに産母ではなく夫の友人たちが押し寄せるってあんまり想像できなかったから。女性の友人ならば想像つくし、現に私も友達の赤ちゃんは絶対に会いに行きたいし。

で、実際に来てくれた友人たちの反応を見ると、私の想像以上に皆が息子を可愛がってくれました。抱っこなんて奪い合いだったぐらい。友達の一人はよだれ垂らしてた(汚息子の手や足を撫でながら、小さくてかわいいかわいいってデレデレでした。意外。男性も女性も虜にする赤ちゃんってすごい。

ドンちゃんも嬉しそうでした。そりゃあそうだよね。大切な友達に愛する息子を抱っこしてもらったんだもん。もちろん、パパっぷりも発揮。抱っこの仕方を教えてあげたり、どのように身体が発達していくのか、なぜゲップを出すときに体を縦にするのか、などを説明していました(そうゆうところ、理系っぽかった

遠路はるばるヨスまで来てくれて私も嬉しかったのですが、友達たちの目的は息子ではなく、父になったドンちゃんに会うためだったのではないかと、気づいたのは彼らが帰った後。彼らとドンちゃんが深く繋がっているために、彼らは「ドンちゃん」息子を可愛がってくれたんだなーって。当たり前なんだけどさ。でも私もそうだったから。お友達に赤ちゃんが生まれた時、赤ちゃんに会いたい気持ちもあったけれど、母になった友達に会いたい気持ちが強かった。

学生時代の友達が親になるって不思議で、とても嬉しい。そして、友達の子供は無条件でかわいい。何より、親になっても、変わらずに友達でいることがとても嬉しい。


私も日本の友達に会いたくなりました。仲良しの友達に息子を会わせたいし、母になった友達にも会いたいです。




2018/01/18

成長か退化か


まだ言葉を習得していない息子。当然、自分の欲望や思いを言語化することができません。

だけど、彼にも欲望や思いはあるわけで、それを唸り声とか、泣き声で表現する。お腹が空いたらふんふんと言ったり、私のだっこを求めるときは少し甘え声っぽくなる、眠いときは激しくなり、機嫌が良いときはあーあー言う。そんな息子の姿を見て思ったこと。自分の欲望や思いを言葉を使わず声を出すことで表現するなんて、すごいことじゃないか、と。

自分ならできるか?眠いときにその気持ち全てを泣き声に込めることが。嬉しい時に、お腹が空いた時に、一人じゃ寂しい時に、言葉を使わず声を出すことで表現できるのだろうか。できない。私は言葉を習得したから、言葉に頼ってしまう。

思いを言語化できることはとても便利だけど、自分の中にある言語化できない気持ちは切り捨てられているのではないか、という思いも浮かんだ。文字通り、言葉にできないから、言葉で表現できない。言葉は自分の全てを表現できず、万能なわけじゃない。息子は言語化こそできないけれど、自分の中にある全てを、言葉にできない気持ちでさえも、声を使って表現できるのだからすごい。

息子はこれから成長し、自分の目の前に広がる世界を言語化していくのだろう。きっと言葉にできない気持ちは切り捨てて、どこかで折り合いをつけながら。


それを成長というのだろう。でも、泣き声で全てを表現する息子はやっぱりすごい。





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2018/01/15

楽しくて大変な三人暮らしのこと



出産から約1ヶ月半が過ぎ、床上げし、少しづつ家事をするようになりました。本格的な三人暮らしの始まりです。

平日はドンちゃんが掃除、洗濯、お皿洗いを担当。私は夕飯の準備を担当しています。と言っても、大したものは作れず。そして作らず、テイクアウトや宅配サービスの日も多々ありだけど(汗)作れる日は、ドンちゃんが帰宅後、息子とラブラブしている間に、冷凍しておいたお肉やお魚を焼いて、お味噌汁を作るのが精一杯です。副菜は週末に買ったり、作っておいた常備菜。余裕があった今日は、息子が寝た隙に、じゃがいもを蒸してムッシュして、ゆで卵を作っておきました。後でポテトサラダを作るのだ!簡単なものしか作れないけど、料理はけっこうリフレッシュになる

平日の共同作業はお風呂と寝かしつけ。寝かしつけは「寝かしつけチャレンジ」と名付け、2人でどちらが成功するのかを競ってます。ちなみにドンちゃんは独特のステップをとりながら抱っこして寝かしつけているのですが、独特のリズムすぎて足首を痛めてました(爆)あと、ずっと「ドリドリ」言ってます。よしよし〜、みたいな。ドリドリドリ〜

週末も三人暮らしの飛行距離を伸ばすべく「週末チャレンジ」を実施中。先週末は土曜日に冬限定の苺ワッフルを食べに初めて三人でカフェへ。まだ外で授乳ケープを使って授乳する勇気がないので、お家でたっぷりおっぱいを飲ませて出発しました。息子はドンちゃんの抱っこ紐で寝てしまったのですが、逆にいつ起きるのかドキドキし、15分待って出てきたワッフルを5分で食べて家に帰りました(笑

日曜日は家から20分程度の協同組合のスーパーへ三人でお散歩を兼ねて出かけてみました。土曜日のように出かける前におっぱいを飲ませ、ドンちゃんの抱っこ紐で。この日はまだうんちが出てなかったので、いつうんちをするのか気が気でなかったのです(笑)でも土曜日よりは気持ちに余裕ができたので、帰りにコンビニにも寄ってアイスをゲット。ハーゲンダッツのお餅入りのやつ。

とはいえ、どちらもチェレンジは一応成功。これからも三人でできることを増やして、楽しい三人暮らしを作って行きたいな!もちろん平日の昼間、息子と2人でいるときも「ママチャレンジ」を実施していこうと思います。


写真はワッフルを食べに行ったカフェで。5分で食べたので肝心のワッフル写真はないけれど、妊娠中から食べたかったワッフル、すごーく美味しかった。




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2018/01/10

母帰る




朝起きて窓を開けたら、雪が少しだけ積もっていたヨスです。積もるというよりは、振りかけられていた、という方が正しいかも。でもとっても寒い。今日はおやつを買いに息子とパン屋まで散歩でも、と思っていたのですが予定変更。お家にこもろうと思います。おやつはさつまいもをふかそう。


さて、母が日本に帰国してしまって早1週間。

母が有給と年末年始休みを駆使して我が家にいてくれた2週間は、とても楽しく、心も体もリフレッシュできました。掃除は隅々まで、例えば冷蔵庫の持ち手からお砂糖を入れているガラスの便までピカピカに磨いてくれて、カーテンも洗濯してくれて、何より毎日美味しいごはんを作ってくれて本当に助かりました。

特にごはん。

母の手料理を食べるのは久しぶりだったので、うっかり食べ過ぎてしまい。。。私の場合、妊娠して2キロ太り、産後は7キロ痩せたのですが、母乳育児をしているので、これからも多少食べても痩せていくのかなと思っていたのです。。。が!なんと、母が来てから3キロ増量(爆)思わず、どんだけ食ってんだよ、と自分にツッコミ。現在も痩せずにキープ中です。それだけ美味しくたくさん食べたということだ(汗


それにしても、息子をこの世のものとは思えないぐらい可愛がる母を見ることが幸せでした。でも、孫に夢中になりながらも、母にはまず私(娘がいて、そして息子(孫がいることがわかりました。息子のことはもちろんだけど、何より私のことを第一優先にしてくれたから。親って子供がいくつになっても子供が大事なのだなって。いつか息子に子供が生まれても、きっと私は、孫もかわいいけれど、何より息子がかわいいんだろうな

写真はこの2週間で母がハマった감태。カジメという海藻を海苔状にした韓国の食材です。磯の香りがして、ご飯と食べてもすごく美味しい!汁物にいれても、岩のりみたいで美味しいです。海苔よりは高いけれど、お土産なんかにオススメです。


さて、さつまいもをふかそう。







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2018/01/02

今年も大丈夫




2017年最後にしたことといえば、授乳。2018年最初にしたことといえば、授乳。いつの間にかに2018年になっていました。

2017年はいつもに増してドンちゃんと手を握って、一つ一つの壁を乗り越えてきた年になりました。忘れられない年になりました。

論文を執筆しているときは休日をフルに使ってネイティブチェックをしてくれ、口頭試問の練習に付き合ってくれ、緊張する私を全力で励ましてくれた。論文提出の前日に子宮口に腫れ上がったポリープが見つかり絶対安静を言い渡され、当日はドンちゃんが有給を使い、私の代わりに大学院に行ってくれたので卒業できた。

妊娠中はどんなに仕事で疲れていても嫌な顔一つせずほとんどの家事を自ら率先してやってくれ、常に私の体調を考えてくれて、時々不安になる私を前向きにしてくれた。

そして、出産。陣痛に苦しむ私を全力でサポートしてくれ、トラブルがあり寝たきりになった産後の入院期間は1週間つきっきりで私の看病をしてくれた。

息子と家に帰ってきた後は、全ての家事を引き受け、朝は早く起き、掃除、洗濯、私の朝ごはんと昼ごはんの準備、夜は息子のお世話、と頑張ってくれた。今も家事はもちろん、私よりも母親らしく、私よりも丁寧に息子に接し、息子のどんな小さな変化も見落とさず、心から可愛がり、授乳以外の全て育児をこなしてくれる。(母乳がでないことを本気で悔しがっている


2017年、大学院卒業、妊娠、出産、育児と大きなイベントばかりの年だったけど、常にドンちゃんと共に、ドンちゃんがいたから全て乗り越えられた。どれも不安と共にあったけれど、ドンちゃんがいたから、二度と戻らないこの一瞬一瞬を楽しもうと思えました。

何もしてくれなくても、いてくれるだけで私の支えになる大切な人がもう一人増えた2018年。未来に今から少しだけ不安もあるけれど、今年がそうであったように、ドンちゃんと夫婦として手を取り合って、たくさん話して、乗り越えて行けば、大丈夫かな。

今年も、絵になる日常を作るのではなく、絵にならない日常を愛し、家族のために一生懸命生きていきたいです。


写真はヨスで見た初日の出!