果物屋さんで小さなみかんが並び始めたことを知り、さっそく二人で買いに行ってきました。店主のおじさんに聞いてみると、並んでいるみかんはハウスみかんではないけれど、とっても甘くておいしいよとのこと。疑心暗鬼になりながらも、買ってみました。
帰り道さっそく歩きながら二人で食べてみたところ、おじさんの言葉通りとっても美味しい。なので最近は、水を飲むようにみかんを食べる毎日です。ドンちゃんはあまり食べないので、私一人で消費。都合がいいです。
さて、みかんに溺れる最近は、謎解きをする毎日でもあります。というのも、最近のドンちゃんはいつにも増して熱心に日本語を勉強しているから。毎日の連絡も日本語を使う比率が段々と高くなってきました。が、同時に、びっくりする日本語で送られてくるときもあります。それはとても興味深く、研究対象にもなるので、前回と同様紹介したいと思います。
それは上の写真。
昼ごはんは何お食べたについて話しているときに、ドンちゃんが放った一言。
かもぶんごじだべた
一瞬見た時、ドンちゃんの日本語に慣れている私もかもぶんごじってなんだ?と目が?マークになりました。
おそらく、かもは日本語の鴨肉の事。じゃあ、ぶんごじってなんだ?と思えば、続くメッセージでどうやらそれはぶんぎじではなくぶんごぎらしいことが分かります。ぶんごぎって何だよwww
正解はプルコギ。ドンちゃんはプルコギをブンゴギと書いたのでした。
そこで、なぜだろうという疑問が浮かびます。ドンちゃんはプルコギをきちんと発音できている。なのでプルコギというサウンドがプンゴギと聞こえているわけではありません。ではなぜ?
それはサウンドを耳で聞いて文字化するプロセスが私とは違うから。
①サウンドを耳で聞く
↓
②頭の中でサウンドを文字に変換する
↓
③文字にして描く
日本語が母国語の私と韓国語が母国語のドンちゃんは②が全然違うのです。
プルコギのサウンドをわかりやすく文字にしてみると「pu r ko gi」になります。
元々韓国語は濁点の区別がないので、韓国人にとっては「か」と「が」の区別が難しいものです。私たちが平音の「か」と激音と濃音の「か」を区別することが難しいことと同じです。なので、ドンちゃんが「ぷ」を「ぶ」に、「こ」を「ご」にしてしまうのはしょうがないこと。
問題はpu r ko giのrです。韓国語は子音のrだけのサウンドがあるのですが、日本語にはありません。日本語は子音はかならず母音と結びつくからです。なので日本語でプルコギと表記するように、rは日本語で表記されるとなると、母音のuと結びついてルになるのです。それは日本人の私たちの耳にとっては小文字のrを聞き取るのは難しく、ルとして聞こえるためでもあります。
韓国語の中で育ったドンちゃんはrのサウンドはしっかりとそのままで聞き取れます。しかし、日本語ではrを表す平仮名がないのです。平仮名は子音と母音がせっとになっているから。迷ったドンちゃんは、苦渋の策として「ん」を使った模様。ちなみに「ん」は日本語の中でも特殊なサウンドです。子音だけなので。だから使ったのかな。
毎日ドンちゃんがくれる日本語を読みながら、頭の中で認識できる音が違うっておもしろいなって思っています。
最後に謎解きを
最後のドンちゃんは何と言いたかったでしょう。
いしょけんめいのこいするおんなをうずずけでいます
答えは、一生懸命に恋する女は美しくなり続ける
最近覚えた例文らしく、多用してきます(汗)
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