My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2014/08/08

正直はいいこと




気付けば金曜日。一週間が過ぎていくスピードが嘘みたいに早い。先週末が昨日のようで、でも目の前には今週末がいて、その間に立つことの心細さといったら。何も言わずに去ってしまった平日に焦燥すら感じます。

写真は煮干しの小さいの(ちりめんじゃこ?)、韓国語では지리멸치、を使って作った韓国料理ののおかずの一つ。ミョルチポックン。

今回は、先に煮干しを炒ってから、それとは別にフライパンに黒糖とオリゴ糖、そして刻んだニンニクを入れて火にかけ、黒糖が溶けたところに煮干しを入れて混ぜ合わせ作りました。ポイントはやはり、ニンニク。これがあるとないとでは全然美味しさが違います。




ちなみにこのミョルチポックンにパンプキンシードオイルをたらりとかけても美味しいよ。このオイルとワインビネガーで作ったドレシングもすごく好き。オイル自体が香ばしいので食べるとハムスターになった気分になる。


今日はアトリエで삐치다という単語をたくさん聞きました。日本語訳は拗ねる。

最近アトリエで陶芸家を目指して勉強しているお姉さん(私の二つ上)は先生に対しても、尊敬語を使いながらずばずばと、ものを言う。技術のことで怒られたら、ぶすっとする。そんな時、先生はお姉さんに向かって「어?삐쳤어?」と言うのです。

このお姉さんが例外ではなく、韓国では上の世代に対しても礼儀を重んじつつ割とはっきりと意見を言う人が多い気がします。特に師弟関係では議論に余地を持たせてくれます。私もこっちに来てから、例え先生に対しても物おじせずに反対なら反対と言えるようになりました。(さすがにぶすっと拗ねたりはしないけど)そんな私に対して、先生たちは「正直でいい」と褒めてくれます。

思えば、中国同様に歴史的に韓国は公論を体現した政治文化。江戸時代、手続きの専制と言われるボトムアップな政治文化の日本とは反対で、はっきりとした主張をし論敵の主張をきっぱりと否定しながら進める議論が本体の政治だった韓国(朝鮮)。

その政治文化が当時市民まで浸透していたのかどうかまではわからないし、議論できることと正直であるということはまた別の問題だけれども、周りの韓国人を見ていると、はっきりと主張をする政治のその面影をちらりと感じることができます。

「拗ねた?」との先生の問いに対して、「拗ねるのとは違うでしょう、先生」とまた反発するお姉さん。
私はそんなお姉さんがすごく好き。



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