日本で越冬した鳥が再び北の繁殖地に帰っていく。これを現した言葉である「鳥帰る」。
先日訪れた順天湾では、ここで越冬した渡り鳥たちが北に帰るために飛ぶ練習している姿を見ることが出来ました。(順天湾の湿地帯は自然豊かで栄養満点なので、韓国で越冬する鳥たちの約8割が集まる)
みんなで群れになってごはんを食べていると思ったら、一緒になって飛び立って、空を舞い、また元いた場所に腰を下ろし、ごはんを食べ始める。隣にいた職員の方から「北に帰るための練習をしているんだよ」と聞きながら、偉いな~と感動しました。人間もウォーミングアップなしでは勉強も運動も長い距離続かないもんね。
「鳥帰る」はまさに春の言葉なんだな、と目で見て実感できました。
鳥たちに負けず、我が家の食卓も春を意識し始めました~って遅い?
韓国では家庭料理にもよもぎを使うらしく、この季節になると小さなスーパーでも売られています。
一般的に良く食べられるよもぎ料理が쑥국というよもぎのお味噌汁。
味噌によもぎ??!!と最初は思ったのですが。しかし、この間ヨスの食堂で偶然食べたんですがものすごく美味しかったんです。香りも良くて。また、ドンちゃんの大好物ということもあり、作ってみました。
一番上の写真がよもぎ。これをきれいに洗って、柔らかい葉をちぎって使います。
作り方は簡単。
まず最初は出汁を取ること。
韓国基本の出汁である、昆布と煮干しでとります。
出汁をとったら、そこに味噌を溶きます。
写真はドンパパのおばあさん手作りの味噌。ドンママが「市販のはまずくて使えない!家の味噌がいい!」という人なので毎回送ってくれます。私も日本の味噌は母方のおばあちゃんの手作りを使ってます。日本でも韓国でもやはり、味噌は手作りが一番だなと思う。おっと、脱線。
出汁に味噌を溶いたあとは、刻んだニンニク、5等分にした青唐辛子、お豆腐を入れてグツグツ煮ます。ポイントは青唐辛子とニンニク。韓国のお味噌と本当に良く合います。
最後によもぎをいれて、ひと煮立ちさせれば完成です。かんたん!
少しだけ辛い、でも香りがいい春の味。
作りながら、韓国人たちはこうやって春の味を楽しんでいるんだなと、勉強になりました。
もっと色々と学んで、季節ごとの韓国料理を上手に作れるようになりたいな。
よもぎはまだ残っているので、次はジョンを作ろうと思います。
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