最近買った中で一番はイザベル・シムレールの「シルクロードのあかい空」という絵本。昆虫学者が新疆ウイグル自治区を旅するストーリーで、民俗学的視点から見ても面白いし、まるで蚕さんが出す糸のような壮麗な絵にもうっとり。
福島の民話をおさめた「猫魔ヶ岳の妖怪」という絵本も良かった。秋田の八郎に続き、地方の民話系の本を探している時に出会った本で、ストーリーは大人が読んでも切なく深く、変に教訓じみてない。絵も日本画っぽさがあって好きです。
安野さんの旅の絵本も。これは先月出た新刊ではなく、7で中国編。北宋の画家である張択端の清明上河図のパロディーです。最近読んだ安野さんのエッセイ「会いたかった画家」でも紹介されていたし、私も明代の仇英が描いた模写は本物を見たことがあったので買ってみました。息子が寝た後にペラペラとめくるだけだけど、生活風景が描かれていて楽しい気分になります。実家父も好きで何冊か揃っているので、帰省の時に持って帰ろうと企み中。
あと、韓国の絵本も購入しました。すいかのプール。これ、岩波書店から翻訳されて日本でも発売されている有名な絵本。読むと子供の際限ない自由で楽しい空想を体験できて嬉しくなります。本当に面白い!間違いなく、この夏のナンバーワンです。息子もどんちゃんの膝に座って楽しそうに読んでいるから良かった。これを機に韓国の絵本の世界も開拓しようと考え中。
ちなみに翻訳者の斉藤さんは、今韓国で売れているフェミニズム小説「82年生まれキムジヨン」の翻訳者でもあり、秋に日本で発売されるみたいです。これ読みたい。
ちなみに翻訳者の斉藤さんは、今韓国で売れているフェミニズム小説「82年生まれキムジヨン」の翻訳者でもあり、秋に日本で発売されるみたいです。これ読みたい。
昨日はイランの絵本も買ったし、絵が気に入った可愛い絵本も買ったので、早く読みたいし読んであげたいな。
絵本や本をたくさん読んで育ったし、読書は生活に欠かせない自分の一部だし、今までの人生を振り返ったら物語にたくさんたくさん助けられてきたので、息子にもそうであってほしいなぁとポワポワ考えています。日本語でも韓国語でもはたまた私が知らない言語でも、どんな言葉でも構わないから、本を読む楽しみを知ってほしいな。
と言っても難しいこともせず,力まず。自分が両親にしてもらった家庭教育を振り返り、自分がしてもらったことを息子にもしてあげつつ、今までの通り私が読書を楽しんでいればいいかなぁと楽観的に考えています。
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