里帰り出産をせずに韓国で産むので、日本の知り合い達から「韓国と日本における産院の違いってあるの?」と良く聞かれた妊娠期間でもありました。もしかしたら、拙ブログを読んでくださる人の中にも同じような関心を持っている方がいるかも?と思い、備忘録も兼ねて記録してみようと思います。
ただ、私は日本で妊娠健診を受けたこともなければ出産もしたことがありません。また韓国ヨスのとある総合病院でのことでしか知りません。つまり比較する上で圧倒的にサンプル数が足りない状況なので、一つの超個人的な意見として読んでください。
<まず、里帰り出産を選ばなかった理由>
前提として、ヨスで出産をしようと決めた最大の要因は、ドンちゃんの側にいたかったから。妊娠期間の期待や不安を二人で一緒に感じ、二人で一緒に親になる準備をし、出産という未知の経験を二人で乗り越えたかったからです。日本の両親には里帰り出産をしないことについて驚かれたし、心配をかけてしまったけれど(ソウルにいるドンママパパにも心配をかけている)ドンちゃんの手厚いサポートのおかげでここまで無事に来ることができたし、二人の大事な思い出になったのでこれで良かったなぁと思ってます。
あと、担当医に絶大な信頼を寄せることができたことも大きかったです。私がお世話になっている病院は総合病院。産婦人科の先生は6人います。初診の時に担当医が決まり(指名もできる)、そこから出産までずっと担当になります。私の先生は一番の若手で30代後半ぐらい、クールでとっても合理的。絶大な信頼を寄せることになった訳はうまく説明できません。ただ、二回目の健診の時に子宮頸管のガン検査をしたのですが、その時、先生から父性みたいな何かを感じたのが大きかったです。後々にそれは父性ではなく、母性だと確信。男性だけど、日々妊婦さんと接し、赤ちゃんをとりあげる仕事をしているからこそ滲み出るその母性に、私の動物的本能が反応したのでは?と考えています。
<一番の大きな違い>
一番の違いは、韓国では出生前診断が妊婦の年齢に関係なくほぼ強制で行われることだと思います。もちろん保険がききます。それは日本と韓国だけの違いではなく、日本と他の国との違いでもあるのでは。
私の病院では12週と16週で血液検査があります。12週はダブルテスト、16週はクアトロテスト、この二つの検査によって胎児の染色体異常の確立を割り出します。これにひっかかったら、羊水テストがあります。また、20週でスクリーニング検査もありました。これも保険がききます。ちなみに出生前診断は保険がきいて、血液検査二つ合わせて3000円ぐらいでした。
<次に大きな違い>
無痛分娩が一般的なことでしょうか。私の病院は365日24時間体制ではなく、平日朝からの夜までの間ならば望めばいつでも無痛分娩を選択することができるみたいです。料金も普通分娩にプラス2万円ぐらい。地方の総合病院でもこうなので、ソウルだと24時間体制のところが多いのでは。。。ちなみに、最近韓国では無痛を使わない、いわゆる日本の自然分娩を崇拝するような「自然主義出産」というのもじわじわと流行っているそうです。
私自身は最初の頃は無痛が良い!と思ってたんですが、今となってはどっちでも良いや〜という感じです。しようと思っても、夜や週末に陣痛が来たらできないし。無事に出産できればいいです、何でも。
大きな違いはこの二つぐらいかなぁ。ちなみに分娩費は病院によって違うけれど、だいたい20万円ぐらいだと聞きました。
↑分娩費は日本円で3万円でした(入院代は別)昨年から従来の分娩費の95%を政府が支援してくれるようになったとか。なので、入院費を含め10万円ちょっとでした。
出産育児一時金のような制度ははないけれど、健診費は国から5万円が補助されます。私は余りました。ちなみにヨス市からのお祝い金もありますが、分娩費をカバーできるほどではなかったような。国や行政からのサポートは手厚くない一方で、健診費含め分娩費や入院費は夫の会社が全て出してくれるので、おそらく韓国企業、少なくとも大手はどこもそうなのでは。
あと、産院の違いではないけど。。。。
小さいことだけど、安産(韓国語では順産という)のために、韓国ではスクワットではなくバランスボールを使った骨盤運動をすることも違いの一つかな。韓国の妊婦の間ではバランスボール(韓国語ではジムボール)が安産の神的アイテムです。もちろん、我が家にもあります。
あ、産後の入院期間が短いのも違いかも。こちらは二泊三日です(カイザーだともっと長いけど)そして、その後、産母は赤ちゃんと一緒に産後調理院という施設で約2週間体を休めるのが一般的です。私も病院に附属している産後調理院に2週間いる予定です。この産後調理院についても、友人たちから色々と質問がきているので、インスタのストーリー機能?なんかで張り切ってレポしたいなと妄想しています。できるかな?
以上、超個人的な日本と韓国の産院の違いについてでした!
トップの写真は日本の両親が戌の日に安産祈願をしてくれて、そこで貰ってきてくれたお守りです。マタニティーマークは一度もつけなかったけれど、このお守りだけは鞄にいつもつけていました。
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