My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2014/09/25

魚とネズミから学ぶこと



このブログのどこかで「ヨスで陶芸家を目指すお姉さんに出会った」と書いたっけ。

そのお姉さんが撮ってくれた私。お姉さんのお気に入りのカフェに連れて行ってもらった時。お姉さんと私は2個違いの同世代。物事の考え方や人生で大事にしていること、それに対する価値の置き方がとても似ている。ヨスに来て1年半、ようやく出会えた大事なお友達です。

1年半、何していたのかな私。考えてみるとドンちゃん以外に頼れる人もいなく遊ぶ友達もいなかった。不思議と、全然寂しくなかったし、悲しくもなかった。でも、お姉さんがいる今がもっと楽しいかも。

友達がここまでいなかったのは、全部私の責任。これもブログのどこかに書いたと思うけれど、私は自分から心を開いてなかったんです。まったく。閉ざしてたというよりは、閉じてた。ゆえにその状態に気づきもしなかった。

そんな自分を考えながら思うことは、自分を他とは違う存在(日本人)だと認める勇気はあっても、他人を自分とは違う他者(韓国人)と認める心の広さはなかったんだなということ。他人を自分とは違うと認めて受け入れていくことって思っている以上に難しかったな、と。

私の好きな絵本の中にレオ・レオニの「スイミー」と「フレデリック」があります。どちらも、他者とは違う自分の個性を勇気をもって大事にしよう、というメッセージがあると考えるのですが、私が注目するのはちょっと変わった個性を持ったスイミーやフレデリックではなく、むしろその他の魚やネズミたち。彼らの「自分(たち)とはちょっと違う友達」を受け入れる心の広さに読むたびに感動します。すごく難しいことなのに、偉いなって思う。本当の優しさって異なるものを認め受け入れることなんだろうなって。

というわけで、私はスイミーやフレデリックの友人たちを見習って、少しずつだけど優しく寛容に、心を開いて、お姉さん以外にも同世代の友人を作っていきたいなと思う。


ちなみに、大学院ではたくさん友達ができました。博士と修士の垣根なく、お昼ご飯はみんなでワイワイ食べています。でも大事なのは自分の住む土地で友達を作ることだ。それが一番難しいからそれを克服していくのだ。




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