実家にいると有難いことに、晩ごはんを作らなくて良いので、自由な時間が増える。さらに息子の就寝時間が早まったこともあり、ヨスにいるときよりも読書に時間を割くことができた。すごく嬉しい。
色々と読んだ。湯川さんと星野さんのインタビュー、高くて買えなかったクレーの日記は図書館で借りた。
海外文学作品が好きな割に、韓国に関心がある割に、全く読んでなかった韓国文学。ハンガンの作品が母の本棚に揃っていたので拝借、あっという間に読んでしまった。
三冊読んだうち、特に考えさせられたのが、菜食主義者。ハンガンはこの本でブッカーを取ったはず。韓国でもニュースになって、通ってた大学院では、作品や著者よりも英語訳者が話題になった。韓国語を学習してすぐに翻訳した言語の天才ってことで。
菜食主義者は人間が持つ残虐性、暴力性が、自己に及ぶ時、それは他者に向けられるもの以上に、異質で狂気じみることが分かる。同時にハンガンが光州出身で光州事件に影響を受けたことが分かる作品でもある。親切心と残虐性の境界線をひょいっと渡る人間の無邪気な怖さ。
ハンガンは、あの時代の韓国が生んだ天才だとおもう。だとしたら、これから彼女の作品を追っていくことが現代韓国の底を探ることに繋がるのかも。おすすめです。
追記
光州事件をモチーフにした少年が来る、もおすすめです。ハンガンの世界観を割りとわかり易く読み解ける作品。
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