My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2018/02/05

アンバランスで矛盾を孕む


妊娠期間中、「妊娠期間が一番幸せよ、生まれたら大変なんだから」と周りの人によく言われた。その言葉を聞くたびに、目の前を乾いた風が吹き、私は白けてしまう大きなお腹を抱えた私は、その中にいる愛おしい我が子に会えることが何よりも楽しみであり、今も幸せだけど、会えたらもっと幸せに決まっていると信じていたから。

出産して育児が始まり、ようやく「生まれたら大変の意味が分かった。育児って本当に大変だ。それは想像以上だった。息子はよく寝て、よく食べ、夜泣きもなく、敏感でもないので、割と育てやすい赤ちゃんだとは思う。でも、授乳で乳首は痛いし、寝かしつけで手首は瀕死、肩も腰もバキバキ。それに加え、自分の思う通りに物事進まないことが、自分でもびっくりするぐらい自分を不安にさせた。物事が進まないだろうという予測でさえ、私を怖がらせた。

「赤ちゃんの時期なんてあっという間なんだから、今を楽しみなさい」と母は言うけれど、なんだかシックリ来ない。いつだって息子は可愛い。こんなに可愛い生物がいるんだって毎日驚いているし、その姿を毎日目に焼き付けようと必死に息子と向かい合い、ママだよと息子に語りかける。でもだからと言って、大変なのは変わらない。

成長して手がかからなくなったのを想像しながら、今の大変さを乗り切ればいいじゃん」とも言う。でも、それはとても耐え難い未来を想像すると、時間の流れが加速してしまう気がするからである。ただでさえも、息子は私たちとは別の時間の中で生きているのか、と思うぐらい、非常に早いスピードで成長している。昨日より、確実に大きくなった息子を抱くたび、言いようもない切なさが胸に展開されるこんなに可愛いのに、あっという間に大きくなってしまうなんて。すでに1ヶ月前の息子に会いたいと思ってしまう。もう一回、生まれたての息子を抱っこして抱きしめたいもちろんいつだって今の息子が一番可愛いけれど。成長だって嬉しいけれど。

時間は容赦ない、できればもっと緩やかに流れてほしい。その分、大変な時期が伸びるだろうが、それでも良いと思う。すごく大変だけど、愛しくかわいく、赤ちゃんで何もできない息子をいつまでも眺めていたい。

子育てをする私はアンバランスで矛盾を孕む。愛おしさを大変さで引き受けようと覚悟し、そして切なさを感じる日々


◎育児に関することをブログに書くか書かないか悩んだのですが、育児を通して感じたことは書いておこうと結論を出しました。これから些細なことでも、何かを思ったら正直に記していきたいです。もちろん息子の個人情報に関する内容は省いて。







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