気づけば9月も後半。旧盆である秋夕が近づいてきているヨスは、俄かに慌ただしくなっています。家の近所のスーパーでは秋夕用のギフトが並び始め、水産マートではヨス名産の煮干が夜遅くまで箱詰め作業が行われています。
平日は洋裁店に入り浸って服作りを習っているのですが、先生や先生の茶飲み友達の方たちとの話題も最近は秋夕についてです。先生たちは50代後半から60代前半の女性たちなので、秋夕ではもっぱら迎える側。ソウルに住んでいる息子や娘家族たちが帰ってくるので、食材を大量に仕込んでおかなければならないらしく、お肉を何キロ買ったとか、今年の唐辛子はキロあたり高くなっているとか、かぼちゃの葉っぱを大量に干したので分けようか、とか。
ちなみに今年の秋夕はなんと最大10連休。我が家はドンちゃんと二人でヨスやヨス近郊で過ごす予定です。最近ドンちゃんのことが好きすぎるので、連休中はドンちゃんに超べったりくっついていようと計画中。うふふ。
さて、洋裁店で服作りを習っているのですが、自宅でも練習したいなと思いミシンを2ヶ月前ぐらいに購入しました。購入先は先生の知り合いのミシンの卸売店で。中古の物を安く譲ってもらいました。
最近のミシンは外側がプラスチック製で滑りも軽いため嫌だったのですが、これはずっしり重い鉄製。日本の実家で使っていた母のミシンと近いモデルです。服作りに必要な機能は揃っているし、使いやすいしでとても満足。我が家は家電に名前をつけるのが恒例なのですが、この子は「ドド・ポポミ」と呼ぶことにしました。ドドポポミ、これからよろしくね。
写真はちょっと前に撮ったので、布はこれだけだったけど、最近は買いまくっているのでかなり積まれています。
そうそう、韓国の洋裁用語は日本語がかなり使われているということを知りました(最近はどうなのか知らないし、先生が60代ということもあるのかもしれないけど)
例えば、簡単なところでは裏地はウラ、表地はオモテ、返し縫いはトメ、丸首はマル、などなど。あとハギレという言葉も使っていたな。ドンちゃんのおばあちゃんも日本の洋裁雑誌で洋裁を習っていたし。日本の洋裁文化が自分が考えていた以上に深いことを韓国で実感しました。
あと、先生と話していると日本製のミシンやミシン用品に絶大の信頼を寄せていることも感じます。中でも印象的だったのは「日本の方はミシンを尊敬している」という言っていたこと。韓国語をそのまま訳したので、ちょっと変な言い方に聞こえるかもしれないけど、要は「日本人はミシンを大切な道具だと考えている」という意味だと。陶芸の先生も「日本人は器を尊敬している(大切に丁寧に扱っているの意)」と言っていたのを思い出しました。実際にどうかはわからないけれど、韓国人が特に物作りをする韓国の方たちがそう思うことに理解できる気がします。何より韓国語の「尊敬する」という言葉が含む意味が少し広いことに気づけてよかった(そこか)
ちなみに夏はずっと家族の服を作っていたのですが、秋になった最近、自分のワンピースを仕立てました。今とこれからのことを考えラップ型にして、後ろでも前でもリボンを結べるように。スカートはたっぷりとって、プリーツもうまく広がるように入れました。
ワンピースの残り布で作ったテーブルクロスもお気に入り。休日、昼ごはんを食べるときにおろしました。さっそく餃子の肉汁をぶしゃーっとやってしまったけど、私が。
生地は秋冬用のリネン、ここのお店のリネンがいたく気に入ったので、くすんだピンクやネイビーも購入。次はドンちゃんのシャツを作ろうと思います。
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