My everyday life from Yeosu/여수/麗水, Korea.


2018/01/02

今年も大丈夫




2017年最後にしたことといえば、授乳。2018年最初にしたことといえば、授乳。いつの間にかに2018年になっていました。

2017年はいつもに増してドンちゃんと手を握って、一つ一つの壁を乗り越えてきた年になりました。忘れられない年になりました。

論文を執筆しているときは休日をフルに使ってネイティブチェックをしてくれ、口頭試問の練習に付き合ってくれ、緊張する私を全力で励ましてくれた。論文提出の前日に子宮口に腫れ上がったポリープが見つかり絶対安静を言い渡され、当日はドンちゃんが有給を使い、私の代わりに大学院に行ってくれたので卒業できた。

妊娠中はどんなに仕事で疲れていても嫌な顔一つせずほとんどの家事を自ら率先してやってくれ、常に私の体調を考えてくれて、時々不安になる私を前向きにしてくれた。

そして、出産。陣痛に苦しむ私を全力でサポートしてくれ、トラブルがあり寝たきりになった産後の入院期間は1週間つきっきりで私の看病をしてくれた。

息子と家に帰ってきた後は、全ての家事を引き受け、朝は早く起き、掃除、洗濯、私の朝ごはんと昼ごはんの準備、夜は息子のお世話、と頑張ってくれた。今も家事はもちろん、私よりも母親らしく、私よりも丁寧に息子に接し、息子のどんな小さな変化も見落とさず、心から可愛がり、授乳以外の全て育児をこなしてくれる。(母乳がでないことを本気で悔しがっている


2017年、大学院卒業、妊娠、出産、育児と大きなイベントばかりの年だったけど、常にドンちゃんと共に、ドンちゃんがいたから全て乗り越えられた。どれも不安と共にあったけれど、ドンちゃんがいたから、二度と戻らないこの一瞬一瞬を楽しもうと思えました。

何もしてくれなくても、いてくれるだけで私の支えになる大切な人がもう一人増えた2018年。未来に今から少しだけ不安もあるけれど、今年がそうであったように、ドンちゃんと夫婦として手を取り合って、たくさん話して、乗り越えて行けば、大丈夫かな。

今年も、絵になる日常を作るのではなく、絵にならない日常を愛し、家族のために一生懸命生きていきたいです。


写真はヨスで見た初日の出!






2017/12/24

金の塊



 金の塊

と、ドンちゃんのお祖父ちゃんに(以下、ドン爺)呼ばれていました。毎週、臨月になると毎日、「私たちのありがたい金の塊(私のことは元気にしているか?」とドンちゃんの携帯にドン爺が電話をかけてきたのでした。

いつから私は金の塊になったといえば、妊娠初期の12週でお腹の中の子供は男の子だよと担当医に言われ、それを報告してから。ドン爺にはひ孫が何人かいるのだけど、どの子も全て女孫の子供たち、つまり外ひ孫。今回は男孫であるドンちゃんの子供、そして男の子、ということで、儒教のドン爺にとっては待望の内ひ孫だったのです。

そして出産後、金の塊は私ではなく、息子になりました。私はお役御免(爆)「可愛くて玉のように美しい、私たちの金の塊は元気か?」と出産後は毎日ドンちゃんに電話をかけてきたドン爺。もちろんまず最初に私の体を心配してくれたらしいけど。。。最近は金の塊に会いたくて狂って死にそうだと、本気ともとれる冗談を言ってくるみたい(爆

写真を送れば、この子は偉人になる顔つきだと、曾祖父バカ爆発。ドンパパ、ドンママが調理院にお見舞いに来てくれた時は「金の塊には絶対に触るな、ウイルスが移ると大変だから」と電話で命令。なので、ドンパパは息子を抱っこせず。ドンママは無視して抱っこしてたけど。光州のドン家のグループラインには息子のことばかりドン爺が投稿するので、孫がいる親戚たちは良い気がせず、ストレスになっているらしい。

ドン爺の愛を一身に受けて誕生した我が息子。大変光栄なことだけど、儒教の男系男子の思想を身を以て体験して、母親としてちょっと複雑。

もう少し大きくなったら、金の塊を連れて光州に会いにいかなくては。




2017/12/15

日記




産前、空から太陽の光を浴びて輝いていた銀杏の葉も、家に帰って来る頃にはすっかり散ってしまい、肌で感じる暇もなくすっかり冬。ヨスも朝晩はマイナスの気温になる日も多くなりました。

先日息子の予防接種(韓国って早い!)のために久しぶりに外出しましたが、ツーンとした冬の空気がとても新鮮で気持ち良かった。ただ、予防接種はかわいそうでした。息子の小さな腕に針が刺される瞬間はどうにかなりそうなほど心が痛く、ドンちゃんと一緒にお互いの手をぎゅっと握って二人で泣きそうになりました。


さて、予防接種を除いてずっと家にいる私の最近の日課は昼寝、育児、そして母が書いた私の育児日記を読むこと。32年前の自分を綴った記録を、毎日息子の日齢と合わせて1ページずつめくってます。

日記には簡単な私の一日の記録、そして当時24歳だった母の私に対する心配事、目やにが増えた、とか、母乳が足りているのか、とか、うんちがでてない、とかが書き記されています

日記を読み、息子と向き合う時間、息子の中に自分が見えます。母乳をのみ、うんちをし、寝てばかりいる息子と、日記の中の私。自分にもこんな時代があったんだ、こんな風に何もできなかったんだって。そして息子と向き合う自分の中に、母が見えます。毎日些細なことに敏感に反応し心配し、心から息子に対して愛おしく思う気持ちを、日記の中の母も同じように私に持っていたこと

明日いよいよ母が来てくれるけど、母は孫の中に何が見えるんだろう。孫をお世話する私の中に何を見つけるんだろう。

久しぶりに食べれる母の手料理も楽しみだけど、息子に対する母の反応も楽しみです。




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2017/12/04

真っ直ぐで力強い




ただいま。 お家に帰ってきました。

実はあと一週間は産後調理院にいる予定だったのですが、産後なぜか私の場所見知りが激しくなり(ホルモンバランスの乱れかな?)見知らぬ人に囲まれた新しい場所にいることに耐えられず、一週間のみ滞在して自宅に戻ってきました。




さて、息子が生まれて約2週間、新生児である期間も折り返しです。

過ぎた時間がすでに寂しい。初めて会えた時のこと、やっと目を開いてくれた時のこと、おっぱいを飲んでくれた時のこと、息子にとっては記憶にすら残らない時間だけれど、私はずっと覚えていたいです

寂しい気持ちもありながら、毎日小さな成長を遂げる息子を見ていると、妊娠期間中は命は弱くて儚いものだと思っていたけれど、そうではなく、命というものは真っ直ぐで力強いんだ感じるようになりました。この二週間、息子から教えてもらったこと

実家の母が来るまで、約2週間、ドンちゃんと育児を頑張ろうと思います。あ、ドンちゃんには育児プラス家事の全てを頑張ってもらわないと。


写真一枚目→お昼寝中の息子を見ながら久しぶりのサンドウィッチ
写真二枚目→友達からもち米が母乳に良いと聞き、間食に韓国のお餅


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2017/11/24

二人から三人へ



実家の母から「大きな鼻くそがとれて、すっきりした夢を見た」と報告を受けた翌日、ちょっとガッチリとして、ちょっと大きめで、だいぶお地蔵さんに似た息子が無事に生まれました。

本当に本当に無事に生まれてきたことに、心からホッ。お腹の中にいた息子に会えた喜びも大きかったけれど、とにかく一番は「安心感」でした。そして親戚や友達含め、色んな人からお祝いの言葉を貰い、待ち望まれて生まれてきた息子はそれだけでなんて幸せ者なんだろうと思いました。

母乳指導も始まり、ゲップをさせるのにも難しさを感じる初心者かーちゃんですが、毎日成長する息子との二度と戻らないあっという間に過ぎていくこの瞬間が面白くて、不安で、新しくて、愛おしいです

毎日病室でドンちゃんと、息子がどれだけ可愛いか飽きもせず話す時間も幸せ。これから息子と何をしようか。クリスマスツリーにはちょっと違う飾り付けをしたいね。息子のために買いたいもの、買ってあげたいもの。してあげたいこと。私たちも親バカだね、と笑う時間。

今息子に対して思うことは

私が親から与えてもらった「疑いなんて一滴もない、全力で自分の全てを寄せることができる存在がいるという幸福感と安心感」を私も息子に与えたい。

息子をどんなに深く愛した者がこの世界にいるかという事実はきっと、彼にとって劣等感を感じる隙を与えない自己肯定の核になり、生きる糧になるはずだから。私も、そしてドンちゃんもそうであるように

人生は短く時間は限られている。ドンちゃんと息子と一緒に居られる尊い時間の中で、楽しい思い出をいっぱいいっぱいつくりたい

よろしくね、我が家の新しいクルー!私とドンちゃんのハート泥棒!

2017/11/15

違いについて(追記しました)




里帰り出産をせずに韓国で産むので、日本の知り合い達から「韓国と日本における産院の違いってあるの?」と良く聞かれた妊娠期間でもありました。もしかしたら、拙ブログを読んでくださる人の中にも同じような関心を持っている方がいるかも?と思い、備忘録も兼ねて記録してみようと思います。

ただ、私は日本で妊娠健診を受けたこともなければ出産もしたことがありません。また韓国ヨスのとある総合病院でのことでしか知りません。つまり比較する上で圧倒的にサンプル数が足りない状況なので、一つの超個人的な意見として読んでください。


<まず、里帰り出産を選ばなかった理由

前提として、ヨスで出産をしようと決めた最大の要因は、ドンちゃんの側にいたかったから。妊娠期間の期待や不安を二人で一緒に感じ、二人で一緒に親になる準備をし、出産という未知の経験を二人で乗り越えたかったからです。日本の両親には里帰り出産をしないことについて驚かれたし、心配をかけてしまったけれど(ソウルにいるドンママパパにも心配をかけている)ドンちゃんの手厚いサポートのおかげでここまで無事に来ることができたし、二人の大事な思い出になったのでこれで良かったなぁと思ってます。

あと、担当医に絶大な信頼を寄せることができたことも大きかったです。私がお世話になっている病院は総合病院。産婦人科の先生は6人います。初診の時に担当医が決まり(指名もできる、そこから出産までずっと担当になります。私の先生は一番の若手で30代後半ぐらい、クールでとっても合理的。絶大な信頼を寄せることになった訳はうまく説明できません。ただ、二回目の健診の時に子宮頸管のガン検査をしたのですが、その時、先生から父性みたいな何かを感じたのが大きかったです。後々にそれは父性ではなく、母性だと確信。男性だけど、日々妊婦さんと接し、赤ちゃんをとりあげる仕事をしているからこそ滲み出るその母性に、私の動物的本能が反応したのでは?と考えています


<一番の大きな違い>

一番の違いは、韓国では出生前診断が妊婦の年齢に関係なくほぼ強制で行われることだと思います。もちろん保険がききます。それは日本と韓国だけの違いではなく、日本と他の国との違いでもあるのでは。

私の病院では12週と16週で血液検査があります。12週はダブルテスト、16週はクアトロテスト、この二つの検査によって胎児の染色体異常の確立を割り出します。これにひっかかったら、羊水テストがあります。また、20週でスクリーニング検査もありました。これも保険がききます。ちなみに出生前診断は保険がきいて、血液検査二つ合わせて3000円ぐらいでした。


<次に大きな違い>

無痛分娩が一般的なことでしょうか。私の病院は365日24時間体制ではなく、平日朝からの夜までの間ならば望めばいつでも無痛分娩を選択することができるみたいです。料金も普通分娩にプラス2万円ぐらい。地方の総合病院でもこうなので、ソウルだと24時間体制のところが多いのでは。。。ちなみに、最近韓国では無痛を使わない、いわゆる日本の自然分娩を崇拝するような「自然主義出産」というのもじわじわと流行っているそうです

私自身は最初の頃は無痛が良い!と思ってたんですが、今となってはどっちでも良いや〜という感じです。しようと思っても、夜や週末に陣痛が来たらできないし。無事に出産できればいいです、何でも


大きな違いはこの二つぐらいかなぁ。ちなみに分娩費は病院によって違うけれど、だいたい20万円ぐらいだと聞きました

↑分娩費は日本円で3万円でした(入院代は別)昨年から従来の分娩費の95%を政府が支援してくれるようになったとか。なので、入院費を含め10万円ちょっとでした。

出産育児一時金のような制度ははないけれど、健診費は国から5万円が補助されます。私は余りました。ちなみにヨス市からのお祝い金もありますが、分娩費をカバーできるほどではなかったような。国や行政からのサポートは手厚くない一方で、健診費含め分娩費や入院費は夫の会社が全て出してくれるので、おそらく韓国企業、少なくとも大手はどこもそうなのでは。


あと、産院の違いではないけど。。。。

小さいことだけど、安産(韓国語では順産という)のために、韓国ではスクワットではなくバランスボールを使った骨盤運動をすることも違いの一つかな。韓国の妊婦の間ではバランスボール(韓国語ではジムボール)が安産の神的アイテムです。もちろん、我が家にもあります。


あ、産後の入院期間が短いのも違いかも。こちらは二泊三日です(カイザーだともっと長いけど)そして、その後、産母は赤ちゃんと一緒に産後調理院という施設で約2週間体を休めるのが一般的です。私も病院に附属している産後調理院に2週間いる予定です。この産後調理院についても、友人たちから色々と質問がきているので、インスタのストーリー機能?なんかで張り切ってレポしたいなと妄想しています。できるかな?


以上、超個人的な日本と韓国の産院の違いについてでした!


トップの写真は日本の両親が戌の日に安産祈願をしてくれて、そこで貰ってきてくれたお守りです。マタニティーマークは一度もつけなかったけれど、このお守りだけは鞄にいつもつけていました。



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2017/11/09

厄介でまとわりつく創作欲のこと




妊娠してから、陶芸ができなくなりました。

光州までの高速バスに乗ることが辛いこと、腹圧がかかること、など理由はいくつかあったのですが、土に触れることができないこと、創作欲を満たせないことは想像以上に辛かったです。自分の中にある、形のない何かを形にしていかないと、モズモズしてしまうから。それでも、修士論文を書くことで創作欲を満たしていたのですが、問題は卒業後。

そこで始めたのが、洋裁でした。以前ブログで書いた通り、パターンを引いて、裁断して、仮縫い、フィッティング、本縫い、アイロンがけ、全ての工程を一通り習いました。どれも難しかったし、本格的に自分の技術にするにはあと10年はやらなければと思う。でも、頭の中にあるデザインを、伏線をたくさん引きながら一つの線にして、それを立体にしていく作業は、人間の思考行為と類似していて、論理的でもあり、想像以上に面白く、そして私の創作欲を充分に満たしてくれました。

毎日通っていたので、色んなものを作ることができました。生まれてくる我が子の洋服、ドンちゃんのリネンシャツ、そして自分が着る服も






これは最後に作った服。ワンピースばかり作って着ていたので、産後はシュッとした服が着たいなと思い作ったロングのタイトスカート。チェックなので、柄を合わせて裁断するのが本当に面倒くさかった。そしてジッパーをつけて、裏地をつけることも大変だった。マスタード色のニットに合わせて(持ってないけど、爆)履きたい

一緒に買ったこっくりしたラズベリー色のウールコットンは、ウエストがキュッとしてギャザーがいっぱいのフワッとしたスカートを自宅で作ろうとしたけれど、たぶん産前は難しい気がする。。。いけるか?


と、創作欲を満たしてくれた洋裁教室は先週で終わり。

ということで今週は、妊娠してから取り組んでいる短編小説の続きを書いたり、生まれてくる子供をこの時期ならではの自然の風景に例えた歌を作ったり、そんなことで創作欲を満たしています。あとは、料理とか。ブログもだ。


とりあえず、出産という人生最大の創作(?)を控えているので、少し大人しく生活しようと思います。




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